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『緊急出版!枝野幸男、魂の3時間大演説「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』衆院最長記録となった2時間43分の演説 理路整然と語られる民主主義の危機

『緊急出版!枝野幸男、魂の3時間大演説「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』

『緊急出版!枝野幸男、魂の3時間大演説「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』

扶桑社は、『緊急出版!枝野幸男、魂の3時間大演説「安倍政権が不信任に足る7つの理由」』(編:ハーバー・ビジネス・オンライン編集部)を8月9日に刊行しました。

 

立憲民主党・枝野幸男代表の国会演説が書籍化 予約開始初日からAmazon総合ランキングで第1位獲得!朝日新聞、時事通信、東京新聞、産経新聞、読売新聞などで続々とニュースに!

2018年7月20日、森友・加計問題、働き方改革法案でのデータ偽造、そして公文書改ざん問題と、憲政史上稀に見る不祥事が連続し、大阪北部地震や北海道、西日本の水害までも起きた第196回国会が終盤を迎えた折、未曾有の水害が拡大している中で、政府与党が進めていたのは、災害対応ではなく、重要法案と位置付けるカジノ法案(IR実施法案)や参議院定数増を強行採決することでした。

 
そんな安倍内閣に対し、野党は共同して内閣不信任案を提出しました。この不信任案決議の趣旨説明演説をおこなったのが、衆院で野党第一党を占める立憲民主党の代表・枝野幸男議員です。

枝野議員による内閣不信任案趣旨説明演説は、2時間43分の長きにわたりました。この演説時間の長さは、記録が残る1972年以降で、衆院最長記録だということです。

しかし、この演説の特色は演説時間の長さにあるのではありません。この演説の特色は、その内容にこそあります。

安倍政権が抱えるさまざまな問題点を指摘することはもとより、議会制民主主義とはなにか、議員内閣制とはなにか、国家とはなにか、政治とはなにかをあますところなく述べたこの演説は、その正確さ、その鋭さ、そして格調の高さ、どれをとっても近年の憲政史にのこる名演説といってよいものです。

本書は、その演説の書き起こしを、演説終了と同時に企画を通し、上西充子・法政大教授と田中信一郎・千葉商科大学特別客員准教授による解説を収録し、緊急出版したものです。

「今の日本の議会制民主主義がどうなっているのか」
「本来、議会制民主主義とはどうあるべきなのか」

それらについてもう一度考えてみるきっかけになる一冊です。

 

解説員 プロフィール

■上西充子(うえにし・みつこ)さん

法政大学キャリアデザイン学部教員。共著に『大学のキャリア支援』『就職活動から一人前の組織人まで』など。

働き方改革関連法案について活発な発言を行い、「国会パブリックビューイング」代表として、国会審議を可視化する活動を行っている。

 
■田中信一郎(たなか・しんいちろう)さん

千葉商科大学特別客員准教授、博士(政治学)。著書に『国会質問制度の研究~質問主意書1890-2007』(日本出版ネットワーク)、『信州はエネルギーシフトする~環境先進国・ドイツをめざす長野県』(築地書館)など。

 

 


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