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『食のパラドックス 6週間で体がよみがえる食事法』 “健康食”が腸を狂わせる!全米で大ブームの新しい食事法「レクチンフリーダイエット」

スティーブン・R・ガンドリーさん著『食のパラドックス 6週間で体がよみがえる食事法』

スティーブン・R・ガンドリーさん著『食のパラドックス 6週間で体がよみがえる食事法』

スティーブン・R・ガンドリーさん著『食のパラドックス 6週間で体がよみがえる食事法』(訳:白澤卓二さん)が、翔泳社より刊行されました。

本書は、植物に含まれる「レクチン」という物質に注目した、今までの常識を覆す、アメリカで話題の食事法を紹介したものです。原著は発売から1年以上経過した今もアメリカの有名テレビ番組で取り上げられ、世界18ヵ国で刊行が進められている話題の書です。

 

健康的な食生活をしているはずなに、なぜ?! あなたを太らせ、病気にする本当の毒は「レクチン」だった

体に良いはずの野菜や穀物が、実は、体に害をなすとしたら?

アメリカの著名な心臓外科医であるスティーブン・ガンドリー博士は、自身の患者たちの治療を通して、植物の種子などに含まれる「レクチン」というタンパク質が、現代人の健康を阻害しているということを発見しました。

全粒粉パンや玄米、豆腐、トマトなど「健康的」とされている食品が、実は肥満や病気をもたらす原因になるという、いわば「食のパラドックス」。

本書では、4億年前から続く植物と動物の関係をめぐるサイエンスヒストリーから、まったく新しい食事法「レクチンフリーダイエット」を3つのパートで紹介していきます。

食べても「良い食品」「ダメな食品」リストを元に、今までの常識をくつがえす健康長寿となる食事プログラムを、患者症例と学術的根拠を盛り込みながら理論的に解説します。

 
PART1:植物の起源が肥満・病気の謎を解き明かす!「サイエンスヒストリー」
PART2:レクチンフリーの「食事療法」
PART3:ミールプラン

 

植物が生き残りをかけて作り出した「レクチン」が、肥満・病気の原因に?!

人間は、植物を「食べ物」とみなしますが、植物はすすんで「食べられたい」わけではありません。動いて逃げることの叶わない植物は、生き残り繁栄していくために、様々な防衛戦略を生み出してきました。

食物連鎖の歴史の中で、植物は、捕食者(昆虫・動物・ヒトなど)から自分を守り、子孫を残すために「レクチン」という、捕食者にとっては毒となるタンパク質を作りだしてきたのです。現代人の食生活の変化も影響し、レクチンは、主に、人間の腸へダメージを与えるようになりました。

本書のPART1では、この進化の過程を紹介するとともに、ヒトや動物の体にレクチンがどのように悪さをするのかを、メタファーを多用し面白く解説していきます。

 

グルテンはレクチンの一種……グルテンフリーなだけじゃダメ、レクチンフリーな食事法とは?

近年流行のグルテンフリーダイエットですが、グルテンは数千種類もあるレクチン(タンパク質)の一種にすぎません。

そのため、グルテンだけを排除しても、効果がないのです。レクチンを排除することは、自己免疫疾患やダイエットなどに効果があると著者スティーブン・ガンドリー博士は説明します。

原著『The Plant Paradox』は、2017年春に刊行され、アメリカで大ヒット中。グルテンフリーダイエットに続く、新たなダイエット法として、多くの人がこの食事法を実践しています。

本書のPART2では、博士が生み出したレクチンフリーな食事法を、学術的根拠を盛り込みつつ解説します。重篤な病気(糖尿病、認知症、心臓病、ALS、パーキンソン病など)を対象にしたスペシャルプログラムも収載しています。

 

全粒粉パン、玄米、豆腐、キュウリ、トマト… あの健康食品もNG! 食べても「良い食品」「ダメな食品」リスト

レクチンの大部分は植物の種子部分に含まれています。今まで「健康に良い」とされてきた食品に含まれていることが多く、全粒粉や玄米などは、実は多くの「レクチン」を含んでいます。

 
【毒】「食べてはいけない食品」

玄米、パン、パスタ、蕎麦、シリアル、ジャガイモ、豆類全般(もやしのようなスプラウトもダメ)、豆腐、枝豆、ピーナツ、カシューナッツ、チアシード、トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、メロン…など

 
【味方】体がよろこぶ「食べて良い食品」

アボカド、ナッツ全般、栗、ココナッツ、オリーブ、ダークチョコレート、海藻、キノコ、ブロッコリー、白菜、キャベツ、オクラ、玉ねぎ、葉菜、サツマイモ、イチゴ、キウイ、味噌、キムチ…など

 
本書のPART3では、食べてよい食品リストをもとにした2週間の献立と、食材について紹介します。

 

著者プロフィール

■著者:スティーブン・R・ガンドリーさん(医学博士)

ヒト微生物叢と腸との関わりの世界的権威。イェール大学、ジョージア医科大学を卒業。現在はカリフォルニア州での国際心肺インスティテュートとその下部機関回復医療センターを設立し活動。近年では、臨床活動の半分以上は、世界中の医療機関から紹介されてきた自己免疫疾患患者の状態改善に割かれている。

外科医格付け機関キャッスル・コノリーによる米国のトップドクターに21年連続で、『パームスプリングス・ライフ』誌のトップドクターに15年連続で、『ロサンゼルス・マガジン』のトップドクターに6年連続で選出。

 
■訳者:白澤卓二さん(医学博士/ミシガン大学医学部神経学客員教授)

健康テレビ番組、雑誌、書籍等でのわかりやすい老化防止解説に定評。監訳『アルツハイマー病真実と終焉 認知症1150万人時代の革命的治療プログラム』(ソシム)などベストセラー多数。

 

食のパラドックス 6週間で体がよみがえる食事法
世界18カ国で話題沸騰!

US Amazon上位席巻! 高評価〈5つ星〉950件以上
――今までの常識をそっくり覆す健康本の金字塔

植物4億年の進化が生んだ脅威のタンパク質「レクチン」を排除!

◆「健康食(といわれる)」NG食

●豆類全部………大豆・枝豆・モヤシ×
●茶色の食べ物…全粒粉パン・蕎麦×
●野菜……………トマト・キュウリ・ナス×
●ナッツや種……カシューナッツ・チアシード×

◆「レクチン」とは?

4億年前、植物は昆虫や動物から身を守り、子孫を残すために「レクチン」という、捕食者の毒となるタンパク質をあみ出しました。
一般的に健康に良いとされる食品、例えば大豆やトマトには、この「レクチン」がたくさん含まれていて私たちの腸を傷つけ、さまざまな病気や肥満を引き起こします。

◆グルテンフリーで効果が出ない方へ

よく知られる「グルテン」は、数千種類もある「レクチン」の一種にしか過ぎず、グルテンだけを排除しても、レクチンを排除しなければ効果が上がりません。
病気・肥満の根源は「レクチン」なんです。

◆まったく新しいタイプの健康本!

「サイエンスヒストリー」と「食事法」が合体した、今までに類がないタイプのダイエット・健康本です。
多くの健康本は「こうしたら健康になれる」というハウツーだけで完結していますが、本書は、レクチンフリー食の根拠となる、植物がレクチンをあみ出すにいたった経緯を科学や生物学からやさしく説き起こして丁寧に説明しています。
健康本でありながら、読む楽しさも味わえるスケールの大きい本です。

◆病気を抱える患者の方に

一般向けの食事プログラムのほかに、【がん】【糖尿病】【認知症】【自己免疫疾患】など病気がある方には、患者向けの特別食事プログラムもご用意しました。
実際に、著者の病院で治療した32症例も詳しく紹介。

 


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