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『ブレない子育て』 発達障害の息子・栗原類さんを伸ばした母の手記

栗原泉さん著『ブレない子育て 発達障害の子、「栗原類」を伸ばした母の手記』 (c)KENTARO KAMBE

栗原泉さん著『ブレない子育て 発達障害の子、「栗原類」を伸ばした母の手記』 (c)KENTARO KAMBE

発達障害を公表した、モデルで俳優の栗原類さん(23)の母・栗原泉さんが、『ブレない子育て 発達障害の子、「栗原類」を伸ばした母の手記』をKADOKAWAより刊行しました。

自身も発達障害と告知されながら、シングルマザーとして、我が子をどのように育て、導いてきたかがわかる、感動の手記です。母を誰よりも信頼する息子「類さん」との対談も収録。

 

我が子に今必要なものは? じっくり観察する、親子で乗り越える

「類が8歳のときNYで発達障害だと診断されて、どんな弱点や苦手があるのか、じっくり観察するところから、私の発達障害の勉強と理解は始まりました。」(本文要約)

 
本書では、息子「類さん」への子育てで実践してきた「8つのマイルール」を公開。著者自身の子ども時代のことや、海外への留学経験を経て固まった著者自身の育児への考え方が反映されたこのルールは、発達障害の子育てに限らず、定型発達の子育てにも参考になる示唆に富んでいます。

 
【ブレない子育てのための「8つのマイルール」】

1.周囲の雑音に振り回されない知識を持つ
2.「我が子に今何が必要か」をじっくり観察する
3.頑張らせることの優先順位を決める
4.子どもと一緒に学ぶ、感動を共有する
5.人生への前向きな姿勢、社会常識やマナーを教える
6.子どもの将来を見すえた教育ヴィジョンを持つ
7.親のエゴをはずして子どもの意思を尊重する
8.子どもに言ったことは必ず守る、言行一致させる

 

栗原泉さん プロフィール

著者の栗原泉(くりはら・いずみ)さんは、通訳・音楽ジャーナリスト。モデル・俳優として活躍する栗原類さんの母。

23歳の時、ロンドンの音楽学校で、類さんの父となる男性に出会うが、価値観があわず別れた後に妊娠を知る。ひとりで育てると決心し、25歳のとき日本で類さんを出産。その後、フリーランスで通訳を始める。

子育てにふさわしい場所を検討し、類さんが5歳の時、NYに移住。類さんが8歳の時、発達障害と診断され、その審査会の場で、自身も発達障害であると知る。

類さんの小学1年での留年や、帰国後中学での不登校、高校受験の失敗など、様々な困難や壁を乗り越え、類さんが、「ネガティブすぎるイケメン」として注目を浴びたのち、モデル・俳優として活躍する。

2016年に発売された類さんの著書『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』(KADOKAWA)は15万部のベストセラーとなった。

 

 


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