気になる本、おススメの本を紹介

B O O K P O O H

『イスラム流 幸せな生き方 世界でいちばんシンプルな暮らし』イスラムの人々から学ぶ、悩まず幸せに生きるためのヒント

常見藤代さん著『イスラム流 幸せな生き方 世界でいちばんシンプルな暮らし』

常見藤代さん著『イスラム流 幸せな生き方 世界でいちばんシンプルな暮らし』

常見藤代さん著『イスラム流 幸せな生き方 世界でいちばんシンプルな暮らし』が光文社より刊行されました。

イスラムはなんだか厳しくて怖い、というイメージをまだ持っていませんか?
実は結婚・仕事・家族・食事など、生活におけるあらゆる面において、実はとても寛容な宗教なのです。

20年以上にわたりイスラム圏の人々を撮り続ける写真家が、日常からみたイスラムを一冊にまとめました。

 

コーランがあれば悩まない

イスラムの人々はみな、アッラーの教えが書かれたコーランを読み、コーランに従い、何があっても神が守ってくれていると考えます。それだけで、あれこれ悩まなくてすむのです。

ラマダン月の断食も、ことばから受けるイメージとは違って、実は全然厳しくない。ラマダン月の1か月間は、日没まで断食すれば、あとは家族そろっての宴がスタート。イスラムの人々にとってはむしろ、家族や仲間との絆が深まる、心躍るイベントなのです。

ラマダン中の家庭での食事風景

ラマダン中の家庭での食事風景

エジプト カイロのモスクのミナレット(尖塔)

エジプト カイロのモスクのミナレット(尖塔)

 

誰もが「助けてくれ」と言える社会

そしてなんといっても、人が温かい。誰しも貧しい者、弱い者へのいたわりの心を持っています。

イスラムの人々を取材して20年。インドで荷物を盗まれ、イタリアでスリにあい、アメリカで迷子になったりと、トラブルに見舞われることが多い著者でも、イスラム圏では一度も危険な目にあったことがありません。
宿を決めていなくても、通りすがりの人の家に、親切にも泊めてもらうことがよくあります。
そんなこと、日本ではありえませんよね。

自由で豊かな国に住む私たちが、ときに不自由さを感じることがあります。生きづらさを感じるとき、自分の選択に迷ったとき、この本にあるイスラムの日常に触れ、幸せについて考えてみませんか。

イラン サイクリングを楽しむ女子高生たち

イラン サイクリングを楽しむ女子高生たち

イラン タブリーズで会った母と子

イラン タブリーズで会った母と子

イラン モスクの前で

イラン モスクの前で

 

本書の目次

第1章 イスラムの人の頭の中
・みんな来世を信じている
・イスラムは「生きるルール」

第2章 イスラムは厳しくない
・宗教に苦行はない
・禁欲とは正反対
・ラマダンはお祭り
・聖者信仰

第3章 弱い者へのいたわり
・貧しい人に施しをせよ
・女性は宝石
・男女隔離は弱い男を守るため
・旅人を助けよ

第4章 家族のきずな
・結婚は人生の半分
・愛が先か? 結婚が先か?
・結婚や契約
・親と子のつながり

第5章 イスラムと日本
・私とイスラムとの出会い
・イスラム社会から日本を見る

 

常見藤代さん プロフィール

著者の常見藤代(つねみ ふじよ)さんは、イスラム・エスノグラファー。

上智大学法学部卒業後、取材のテーマを探してアジア・アフリカを放浪。2003年よりエジプトの砂漠で一人で遊牧する女性サイーダと暮らす。2012年「第19回旅の文化研究奨励賞」受賞。

著書に『女ノマド、一人砂漠に生きる』(集英社)、『月刊たくさんのふしぎ 砂漠のサイーダさん』(福音館書店)、『ニワトリとともに』(農文協)、『女ひとり、イスラム旅』(朝日新聞出版)、『エジプト アフマド 毎日がもりだくさん!』(偕成社)などがある。

 

イスラム流 幸せな生き方 世界でいちばんシンプルな暮らし
イスラム圏に魅せられた写真家が綴る、日常からみた本当のイスラム!

自由な国に住む私たちが、なぜこんなに不自由なのか。
自分の働き方や暮らし方が不本意だと感じるなら、そのヒントを、生き生きとしたイスラムの人々に見いだせるのかもしれない。

<内容紹介>
◆コーランがあれば、悩まない
◆心が躍るラマダン
◆女性は宝物
◆「助けてくれ」と言える社会
結婚・仕事・家族・食……。
イスラムは、実はこんなに寛容な宗教だった!
日常から知るほんとうのイスラム

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です