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『春の旅人』作家・村山早紀さん×イラストレーター・げみさんが贈る「小説とイラストのしあわせな融合」

『春の旅人』作家・村山早紀さん×イラストレーター・げみさんが贈る「小説とイラストのしあわせな融合」

『春の旅人』作家・村山早紀さん×イラストレーター・げみさんが贈る「小説とイラストのしあわせな融合」

リットーミュージックは、立東舎レーベルより、人気作家の村山早紀さんとイラストレーターのげみさんによる小説『春の旅人』を刊行しました。

 
2017年は『桜風堂ものがたり』、2018年は『百貨の魔法』と、2年連続で本屋大賞にノミネートした大人気作家・村山早紀さん。村山さんの未発表作品を含む3つの短編に、数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみさんがイラストを添えた短編集が完成しました。オールカラーで全てのイラストが描き下ろしとなる本作は、全ページにわたり二人の美しい世界観を味わえるコラボレーション作品となっています。

 

『春の旅人』 収録作

■「花ゲリラの夜」
さゆりさんは、いつもポケットに花の種や小さな球根を隠し持っている。散歩のふりをして、町中に種をまくのだけれど……。

■「春の旅人」
夜のゆうえんち。そこで出会ったおじいさんから、ぼくは星をみながらとあるお話を聞くことになった。

■「ドロップロップ」
ドロップロップ かんを ふると ころん??。大人も子どもも楽しめる、カラフルなお話。

 

げみさんコメント

1、さゆりさんの家に置いてある植物を想像したとき、
ちょっと面白い植物がいいなと思い、メインに「ココヤシ」を描きました。
まるで魔法書を開いて呪文を使って植物に栄養を与えているような、
そんな子供目線のワクワク感を意識しました。

2、読者にも、「この男性の目の前にはどんな風景が見えるんだろう」と
男性の後を追って、丘を登ってみたく鳴るような構図にしました。

3、まるで水彩絵の具が溶け、広がるように、
星の光が溶けて、真っ黒な闇をじんわり染めていく、そんな質感を意識しました。
寂しさの中に温かいものが寄り添うイメージで、静かな雰囲気を目指しました。

 

著者プロフィール

■村山早紀(むらやま・さき)さん
1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。『シェーラひめのぼうけん』、『砂漠の歌姫』『はるかな空の東』、『コンビニたそがれ堂』シリーズ、『ルリユール』、『カフェかもめ亭』、『海馬亭通信』、『花咲家の人々』、『竜宮ホテル』、『かなりや荘浪漫』、『百貨の魔法』、2017年本屋大賞にノミネートされ話題となった『桜風堂ものがたり』など、著書多数。

■げみさん
1989年兵庫県三田市出身。京都造形芸術大学美術工芸学科日本画コース卒業後、イラストレーターとして作家活動を開始。数多くの書籍の装画を担当し、幅広い世代から支持を得ている。著書に『檸檬』(梶井基次郎+げみ)、『げみ作品集』がある。

 

春の旅人 (立東舎)
『桜風堂ものがたり』のコンビが贈る、小説とイラストの、しあわせな融合。

大人気作家・村山早紀の未発表作品を含む3つの短編を、数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。『桜風堂ものがたり』、『百貨の魔法』で2年連続本屋大賞ノミネートの村山早紀と、カバーイラストを担当した知念実希人『崩れる脳を抱きしめて』が同じく本屋大賞にノミネートしたげみという、豪華なコラボレーション作品です。
オールカラー・全イラスト描き下ろし。
どこまでもやさしい、3つの物語――。

 


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