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『ぼくにできること』難病と闘う著者がわが子に綴る幼少時の物語  涙あり、笑いありの児童文学

『ぼくにできること』難病と闘う著者がわが子に綴る幼少時の物語  涙あり、笑いありの児童文学

『ぼくにできること』難病と闘う著者がわが子に綴る幼少時の物語  涙あり、笑いありの児童文学

みらいパブリッシングは、子どものみらい文芸シリーズより、土屋竜一さん著『ぼくにできること』(表紙・挿絵:Mariya Suzukiさん)を刊行しました。

この物語は、難病のデュシェンヌ型筋ジストロフィーにより全身が動かず、発声もできない著者の土屋さんが、幼かった二人の我が子に昔語りができないかわりに、自身の幼いころの体験を書き続けてきたものです。

▼ぼくにできること公式ウェブサイト:http://ryu123.net

 

差別やいじめに負けず、いたずらや冒険にあけくれた子ども時代 『ぼくにできること』の内容

わんぱく坊主のリュウちゃん

わんぱく坊主のリュウちゃん

リュウちゃんはわんぱくで元気いっぱいの男の子。でも幼稚園の頃から走るのだけは苦手で転んでばかりいました。それは「筋ジストロフィー」という病気の前ぶれだったのです。

全10話からなる物語には、主人公がいたずらや冒険を通じ、たくましく成長していく姿がいきいきと、ユーモアたっぷりに描かれています。さあ、リュウちゃんと一緒に「できること探し」の旅に出かけてみませんか?

 
■2 こわいこわい三つの部屋

ある夜、おじいちゃんにご用を言いつけられたリュウちゃん。それは母屋からずっと離れた暗い部屋から本を持ってくるというミッションで…

 
■5 秋のぼうけん遠足

リュウちゃんはなぜか遠足が嫌い。その遠足で、クラス全員にとんでもないことがふりかかります。その危機に立ち向かうリュウちゃんでしたが…

 
■10 雨の日のバス

ひょんなことから、可愛らしい高校生のお姉さんと出会ったリュウちゃん。折りしも、リュウちゃんがバスの運転手にいじめられていることを知ったお姉さんは…

珠玉の10作品それぞれに対する解説を収録。想像力を刺激し作品の鑑賞を助けます。

解説:詩人の谷郁雄さん(『バナナタニ園』など著書多数)。

 

土屋竜一さん プロフィール

著者の土屋竜一(つちや・りゅういち)さんは、1964年生まれ。

長野県佐久市出身・在住のシンガーソングライター、著作家。

難病のデュシェンヌ型筋ジストロフィーと闘うサバイバーでもある。

■著書
『出会いはたからもの』(フーコー)-1999年
『神様からの贈り物』(角川書店)-2002年
『日本でいちばん働きやすい会社』(中経出版)-2010年

 

ぼくにできること (子どものみらい文芸シリーズ)
デュシェンヌ型筋ジストロフィーという難病を抱えたリュウちゃん。
作者の幼い頃の体験を元に生まれた、わんぱくでいとしい成長ものがたり。

周りの大人が皆眉をひそめるほどのわんぱく坊主、リュウちゃん。
いたずらや探検を繰り広げる中で、さまざまな出来事に遭遇します。
それはいじめであったり怪我や病気であったり、時には命がけの冒険に発展することも。
けれどもリュウちゃんは負けません。持ち前のユーモアと明るさ、そしてその負けん気で、立ちはだかる問題をバッタバッタとなぎ倒して行きます。

「ぼくにできること」は、難病のデュシェンヌ型筋ジストロフィーにより全身が動かず発声もできない著者が、
幼かった2人の我が子に昔語りができないかわりに書き続けて来たもの。
ストーリーは全10話からなり、自らが幼少時に経験したあれこれを基に、主人公リュウちゃんのいたずらや冒険が
いきいきと、ロマンたっぷりに描かれています。

 
【関連】
ぼくにできること 公式ウェブサイト

 


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