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『漱石文学の虚実』常識を覆す、全く新しい漱石批評 『坊っちゃん』『草枕』には漱石の秘密が含まれていた!

『漱石文学の虚実』常識を覆す、全く新しい漱石批評 『坊っちゃん』『草枕』には漱石の秘密が含まれていた!

『漱石文学の虚実』常識を覆す、全く新しい漱石批評 『坊っちゃん』『草枕』には漱石の秘密が含まれていた!

幻冬舎ルネッサンス新社より、相川良彦さん著『漱石文学の虚実 子孫に伝わる『坊ちゃん』と『草枕』の背景』(発売:幻冬舎)が発売中です。

 

漱石の縁者、教え子からの伝聞、噂、そして膨大な史料をもとに新たな「漱石」の真実に迫る

夏目漱石が『坊っちゃん』『草枕』に込めた想いとはどのようなものだったのか。

『坊っちゃん』については登場人物のモデル像を、過去に出された多くの論と資料の分析に加え、著者独自の調査によって、作品のウラに隠された漱石の創作意図と本音を考察しています。

『草枕』においても、著者の緻密な調査によって多くの資料が発掘され、漱石の妻と友人への不信と疑惑を論じています。

著者少年時の祖母の語りをきっかけとして、周辺の縁故人物の調査から漱石との接点にたどり着きます。

その実証的な調査、『坊っちゃん』『草枕』の分析によって、両作品の登場人物と実在人物の一致を見つけ出し、漱石周辺の相関を読み取り、漱石の内奥や苦悩を解き明かした一冊です。

 

本書の目次

一章 漱石文学と松山中学生との関係
──作家の体験に関連づけた『坊っちゃん』論──

二章 松山中学の学校騒動と教師たちのモデル
──『坊っちゃん』に描かれた時代の社会相──

三章 赤シャツのもう一人のモデル
──落語の影響と風刺小説──

四章 うらなりのモデル中堀貞五郎と先妻・律
──モデル探し論の功罪──

五章 婆さんたちの正体と中堀の転勤事情
──『坊っちゃん』のまとめ──

六章 漱石夫人・鏡子の噂とその出所
──山形ナツの回顧と漱石をめぐる親戚ネットワーク──

七章 鏡子密通の状況証拠と『草枕』
──噂の真相と「草枕」への痕跡──

 

漱石文学の虚実 子孫に伝わる『坊ちゃん』と『草枕』の背景
赤シャツのモデルはもう一人いた?松山中学校で起きた騒動の真相は?漱石夫人鏡子は本当に悪妻だった?作家論の枠を越え、独自の視点で漱石の実像に迫る。

 


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