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『権力者とメディアが対立する新時代』権力者たちは、こうしてメディアをコントロールする!

『権力者とメディアが対立する新時代』権力者たちは、こうしてメディアをコントロールする!「ポスト真実」時代のメディアリテラシー

『権力者とメディアが対立する新時代』権力者たちは、こうしてメディアをコントロールする!「ポスト真実」時代のメディアリテラシー

詩想社より、マーティン・ファクラーさん著『権力者とメディアが対立する新時代』(詩想社新書)が刊行されました。

 

激変する権力者とメディアの関係

既存メディアを「フェイクニュース」、「国家の敵」と激しい批判を続けるトランプ大統領。一方、安倍政権は慰安婦報道をきっかけに、朝日新聞への激しい批判を政権に近いメディアとともに大展開しました。

なぜいま、このように「メディアへの敵意」をむき出しにした権力者たちが出現してきたのでしょうか。
また、権力者たちとメディアの闘いの最前線とはどうなっているのでしょうか。
酷似するトランプ大統領と安倍首相のメディア戦略とはいかなるものなのか。
アメリカで乱立している新メディアとはどのようなものか。
またそれが、アメリカ社会にどのような影を落としているのか。
日本のメディアが抱える問題点とは何なのか・・・

ニューヨーク・タイムズ前東京支局長で日米の報道現場に精通した著者マーティン・ファクラーさんが、激変する権力者とメディアの関係を解き明かし、メディアの危機に警鐘を鳴らします。

権力者たちが平気でウソをつき、事実関係より自身の主張を垂れ流すだけの新メディアが乱立するなか、私たちが「真実」と受け止めている情報も、実はただのフェイクなのかもしれません。

「真実」さえ揺らぐ時代に、いかに正しい情報を得ればいいのか、これからのメディアリテラシーも説きます。

ワシントン・ポスト、FOX、バズフィードなど既存の大手から新しいメディアまで、またブライトバードなどのオルトメディア等多様米メディアの特徴、読み解き方も解説し、日本メディアの構造・展望にも言及。フェイクに踊らされず時代を生きのびるための一冊です。

 

本書の目次

まえがき 激変する権力者とメディアの関係

第1章 「フェイクニュース時代」のアメリカメディアの変質

第2章 トランプと既存メディア、激化する闘いの真相

第3章 トランプ政治はどこへ向かうのか

第4章 安倍とトランプ、「メディアへの敵意」という共通点

第5章 メディアと権力者の未来はどうなるか

 

マーティン・ファクラーさん プロフィール

著者のマーティン・ファクラー(Martin Fackler)さんは、1966年、アメリカ合衆国アイオワ州生まれ。前ニューヨーク・タイムズ東京支局長。イリノイ大学でジャーナリズムの修士号、カリフォルニア大学バークレー校で歴史学の修士号を取得。1996年からブルームバーグ東京支局、AP通信社ニューヨーク本社、東京支局、北京支局、上海支局で記者として活躍。ウォール・ストリート・ジャーナル東京支局を経て、2005年、ニューヨーク・タイムズ東京支局記者となる。2009年2月より2015年7月まで東京支局長。

2012年、3・11にまつわる一連の報道に関わった自身を含む東京スタッフは、ピューリッツァー賞国際報道部門のファイナリスト(次点)に選出された。

現在、一般財団法人日本再建イニシアティブ主任研究員兼ジャーナリスト・イン・レジデンスに転出。20年近く日本でジャーナリスト活動を続け、日本語での読み書き、インタビューもこなす。

主な著書に、『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』、『安倍政権にひれ伏す日本のメディア』(双葉社)、『世界が認めた「普通でない国」日本』(祥伝社)がある。

 

権力者とメディアが対立する新時代 (詩想社新書)
権力者たちが平気でウソをつき、露骨にメディアをコントロールしようとするいま、私たちはどのように「真実」を見極め、情報を得ればいいのか。ニューヨーク・タイムズ前東京支局長で、日米の報道現場を熟知した著者が、権力者とメディアの闘いの最前線を明かし、これからのメディアリテラシーを説く。

 


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