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『長寿の献立帖 あの人は何を食べてきたのか』長寿時代を豊かに生きるための知恵を、長寿をまっとうした人の食卓に学ぶ

『長寿の献立帖 あの人は何を食べてきたのか』長寿時代を豊かに生きるための知恵を、長寿をまっとうした人の食卓に学ぶ

『長寿の献立帖 あの人は何を食べてきたのか』長寿時代を豊かに生きるための知恵を、長寿をまっとうした人の食卓に学ぶ

KADOKAWAより、樋口直哉さん著『長寿の献立帖 あの人は何を食べてきたのか』(角川新書)が刊行されました。

 

長寿時代を豊かに生きるための知恵を長寿をまっとうした人の食卓に学ぶ

一昔前、二昔前なら、老人の生き方には一定のスタイルがありました。
老人は自分の父母や祖父母の時間の過ごし方をロールモデルとして、余生を過ごすだけで事足りました。

しかし、人類が歴史上経験したことのない『総長生き時代』となり、さらに高齢者を支える社会的な基盤が大きく変化したことで、私たちは新しい老いの生き方を発見していかざるをえなくなりました。

本書『長寿の献立帖 あの人は何を食べてきたのか』は、「いかに生きていくべきか。老いをどのように生きるべきか」という問題に答えるためのヒントを、長寿をまっとうした人の食生活から提示します。

 

本書の内容

 
第一章 細く長く食べて、天寿を全うした百歳以上

「新しい体験は寿命を七十五日のばす」 吉行あぐり
「人はいくつになっても生き方を変えることができます」 日野原重明
「喜ばれて喜んで」 飯田深雪
「料理は自然から文化への移行」 レヴィストロース 百歳 ほか

 
第二章 死ぬまで仕事を続け、我が道を生き抜いた九十代

「抹茶とお菓子が朝ご飯代わり」 野上弥生子
「幸福を知る才能」 宇野千代
「たとえ世界が不条理だったとしても」 吉田秀和
「長寿の源は初恋の味」 三島海雲
「週二回のゴルフと毎日お昼に欠かさず食べるチキンラーメン」安藤百福 九十六歳
「飲んだ時は酔った方がいい。飲んで酔わないと体に悪い」 井伏鱒二 ほか

 
第三章 今に通じる思想を持っていた八十代

「死而不亡者壽」 横山大観
「雑草ということはない」昭和天皇
「仲間と食べるモネの豊かな食卓」クロード・モネ
「六歳の時、私はコックになりたかった」サルバトーレ・ダリ
「医者の言うことを鵜呑みにしてはいくら身体があっても足らない」エジソン
「二十歳でも八十歳でも、学ぶことをやめた人は若さを失う」 ヘンリー・フォード ほか

 
第四章 長寿こそが勝利条件だった七十代

「一人で食事をすることは、哲学する学者にとっては不健康である」カント
「豚肉を好んだ近代人」徳川慶喜
「肥満の美食家もつながりで長生き」ロッシーニ
「長命こそが勝ち残りの源である」徳川家康 ほか

 

樋口直哉さん プロフィール

著者の樋口直哉(ひぐち・なおや)さんは、作家・料理人。

1981年5月19日東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。同作で芥川賞候補となる。

著書に『大人ドロップ』(2014年映画化)、『スープの国のお姫様』(以上小学館)、『キッチン戦争』(講談社)、『おいしいものには理由がある』(KADOKAWA)などがある。

 

長寿の献立帖 あの人は何を食べてきたのか (角川新書)
いま、人類は歴史上経験したことのない『長生き時代』になっている。老いをいかに生きていくべきか。長寿者の食生活や人生からそのヒントを探ろうというのが本書である。食は人生の一部であり、全体ではない。しかし一方で食べることは、生きることを象徴している。40名あまりの長寿を全うした人々の食事は、まさに生き方を表していた。

 


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