『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』子どもが欲しいのに持てなかった100人以上の本音を明らかに
主婦の友社は、不妊・病気・仕事・家庭・タイミングなどが原因で、子どもが欲しいのに持てなかった100人以上の本音を明らかにした初めての書籍『誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方』(くどうみやこさん・著)を刊行しました。
子どものいない女性は、3人に1人。新たな大人の時代へ
いまなお、「結婚⇒妊娠・出産⇒子育て」がスタンダードだという風潮があり、政府のワークライフバランスも、そのコースを軸に考えられているのが実状です。
一方で、子どものいない人の数も急増していますが、その本音が表に出ることは少なく、その理由や気持ちを声高に語る機会もありませんでした。それがあまりにもセンシティブで個人的な問題だったからです。
本書では、自身も病気で子どもをあきらめた著者が、100人以上に取材やアンケートを行い本音をまとめた、日本で初めての書籍です。また、脳科学の黒川伊保子さんや社会学の千田有紀さんなど、5人の専門家による最新研究も紹介。
生き方が多様化しても、自分たちの中に刻み込まれた古い価値観は変わらず悩んでしまう・・・。そんな方々に向けて、15人(女性13人+男性2人)の体験談、専門家、著者の提言から、今後を自分らしく生きて行くヒントがみつかる一冊です。
子どもがいなくて感じる、あるある
・子どもがいる友人との距離感
・親に孫を見せられない申し訳なさ
・産んだほうがいいというプレッシャー
子どもを持たなかった理由、あるある
・育てる自信がない
・努力したが授からなかった
・タイミングを逃した
言われて傷ついた言葉、あるある
・子どもがいないと自由でいいよね
・産んでいないあなたにはわからない
・子どもがいなくてかわいそう
子どもの有無で脳が違う! 母性、不妊、心理、社会学にも切り込んだ一冊 専門家5人の最新研究も紹介!
■脳科学では・・・
「子どものいない女性は公平脳、子どものいる女性はアンフェア脳」
(黒川伊保子さん)
■母性研究では・・・
「子どもがいないから母性が持てないわけではない」
(大阪医科大学 佐々木綾子教授)
■不妊研究では・・・
「40代半ばで妊娠・出産できるのは本当にレアなケース」
(東京工科大学 野澤美江子教授)
■★社会学では・・・
「女の人自身が産めない自分を責めている」
(武蔵大学 千田有紀教授)
■心理学では・・・
「子どもを持てなかった思いを語ることは癒やし効果につながる」
(立命館大学 安田裕子さん)
本書の目次
第1章「産む」と「産めない」の狭間で <女性と時代の関係>
結婚して母親になることが女の幸せだったころ
いつしか仕事モードにスイッチが切り替えられた
いつ産む?とりあえず先送りで仕事優先
[産まない]と[産めない]は、似て非なり
産める年齢の上昇で苦悩する女性たち
子どものいない人生の受け入れどき
第2章子どもがいない女性13人の人生 <それぞれのストーリー>
1 同じ境遇や信頼できる人に気持ちを吐き出す
2 時間をかけて少しずつ運命を受け入れる
3 目標とするロールモデルを見つける
4 出産から開放され、女性としての充実感を高める
5 ペットを飼って心を癒してもらう
6 社会や誰かの役に立つことをする
7 人生には子ども以外のギフトがる
8 大人の贅沢な時間を謳歌する
9 違う立場、考え方の人も尊重する
10 学ぶ意欲や向上心で自分を成長させる
11 いつか夫の前妻との子どもを引き取る決断も
12 子どもがいない利点をフル活用する
13 地域の子どもたちとふれあう活動をする
番外編 夫の本音に切り込む5つの質問
第3章子どもがいない女性の意識調査 <未産女性の胸の内>
● もう子どもを産むことはないと思う時期
● 子どもを持たなかった一番の理由
● 子どものいる女性との距離感を感じている
● 子どもがいない最大のメリット
● 養子をとることを考えたことがある人の割合
● 来世は子どもが欲しいか
● 子どもがいる人から言われて傷ついた言葉
● 子どもがいない女性の本音から見えてくるもの
第4章子どもがいない女性のカラダとココロ <専門家からの見解>
● 脳科学 産まずに成熟する脳、産んで成熟する脳
感性アナリスト、脳科学コメンテーター、人工知能研究者 黒川伊保子 氏
● 不妊研究 不妊治療で授かれなかった夫婦のあり方
東京工科大学 医療保健学部看護学科教授 野澤美江子 氏
● 母性研究 子どもがいない女性と母性の関係
大阪医科大学 看護学部看護学科 母性看護学・助産学教授 佐々木綾子 氏
● 心理学 子どもを持てなかった気持ちとの向き合い方
立命館大学 安田裕子 氏
● 社会学 子どもを持たない社会の将来像
武蔵大学 社会学部社会学科教授 千田有紀 氏
第5章子どもがいない女性の心得 <人生を好転させる九つのヒント>
くどうみやこさん プロフィール
著者のくどうみやこさんは、大人ライフプロデューサー/トレンドウォッチャー。
大人世代のライフスタイルからマーケティングまで、時流やトレンドをとらえた独自の視点で情報を発信。メディア出演から番組の企画、商品のプランニングやキュレーション、執筆、講演など、活動の幅は多岐にわたる。
近年は、子どもを持たない大人のマーケットに着目し、子どもがいない女性を応援する「マダネ プロジェクト」を主宰。自分らしく自由で穏やかに過ごすライフスタイルを理想に掲げ、新たな価値観や生き方を提唱。これからの大人スタイルを追求している。
著書に『商品PRのやり方が面白いほどわかる本』(中経出版)がある。
★くどうみやこ オフィシャルサイト:http://www.kudo-miyako.com/
★マダネ プロジェクト:http://www.madane.jp/
子どもがいてもいなくても、あなた自身の幸せは変わらない!今まで抱えていた悩みが、すーっと楽になる。子どものいない女性13名+男性2名の体験談と、脳科学・心理学・母性・不妊・社会学の専門家インタビュー。これから自分らしく生きていく九つのヒント。