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『問いかけ続ける 世界最強のオールブラックスが受け継いできた15の行動規範』彼らはなぜ世界最強でいられるのか

『問いかけ続ける 世界最強のオールブラックスが受け継いできた15の行動規範』彼らはなぜ世界最強でいられるのか

『問いかけ続ける 世界最強のオールブラックスが受け継いできた15の行動規範』彼らはなぜ世界最強でいられるのか

東洋館出版社より、世界最強のラグビーチームとして名高いニュージーランド代表、通称「オールブラックス」のチームづくりを紹介した『問いかけ続ける ―世界最強のオールブラックスが受け継いできた15の行動規範―』が11月27日に刊行されます。

スポーツはもちろんビジネスの組織作り、何より自分自身の成長のために役立つ15の行動規範は必読です。彼らが勝ち続けているのには理由がある!

 

元ラグビー日本代表主将・廣瀬俊朗さんも絶賛のチームづくりの秘密に迫る!

「組織が成功するには文化がある。その過程を描いた本書は、読む人の人生を”進化”させる」
元ラグビー日本代表の主将・廣瀬俊朗さんの言葉です。2015年W杯3勝を果たしたエディ・ジャパン。歴代最強とも言われたチームを束ねた男が言うからこそ、説得力があります。

当時のチームにも、いくつかの行動規範=文化があったそうです。強いチームには、文化があります。そして、その文化を受け継ぐ者は、間違いなく“進化”を遂げます。

 

オールブラックスが大切にしてきた15のこと

オールブラックス――
言わずと知れた世界最強のラグビーチームです。誰もが憧れる漆黒のジャージを身にまとい、溢れんばかり気迫でハカを舞い、雄叫びを上げ、敵を薙ぎ倒し、ただただトライを奪う。

そんな彼らが、最強であり続けるために受け継がれてきた15の文化があります。

1.品性
2.適応
3.目標
4.責任
5.学習
6.ファーナウ
7.期待
8.準備
9.文化
10.真正
11.犠牲
12.言葉
13.儀式
14.ファカパパ
15.遺産

具体的にはどういうことか。

例えば、品性。彼らはニュージーランドの英雄で、国中の尊敬を集めています。それは、ある意味で傲慢になりかねない環境とも言えます。

しかし、彼らは常に謙虚です。決しておごらない。主将自ら率先してロッカールームを掃除する。小さなことを大切にし、それが彼らを強くすることを知っています。

オールブラックスには自己中心的な選手は一人もいません。チームに必要なのは、強靱な肉体やたぐいまれな技術だけではありません。犠牲も厭わない、己に厳しく接することができる精神なのです。

ニュージーランドの先住民マオリ族には次のような言葉があります。

――問いかけを続けさせなさい。それがその人の能力なのだ。

 

チャンピオンは余分にやる

犠牲の精神は、最強のラグビーチームを形成するために欠かせない要素の一つです。元オールブラックスのブラッド・ソーンさんは言います。
「チャンピオンは余分にやる。命を懸けられることを見つけ、それに自分のすべてを捧げろ」

 
真っ先にジムにやってきて、最後に帰る。ソーンのモットーが意味するのは毎日のルーティンの最後に必ず何かを追加することだ。1回、余分に繰りかえす、10分間、余分にやる、1セット、余分にやる、1周、余分に走る。「テストマッチでの残り5分」彼は問う。「このときほど、それが強く求められるときがあるだろうか」
”1マイル先まで人の列は続いていない”という格言がある。
 1マイル先には自分しかいない。自分と道だけ、自分と真っ白な紙だけ、自分と自分で決めた課題だけ。活躍の場で実を結ぶのは、閉ざされたドアの陰での地道な仕事である。どんな分野でも同じだ。チーム内の活動でも、企業の運営でも、自分の人生でも変わらない。
 長距離走者の苦しみ、屋根裏部屋の芸術家の孤独、時間や快適さや人づきあいや快楽を犠牲にすることについては、数多の書物に書かれてきた。これらは平凡から非凡、良好から偉大への飛躍のために必要な要素であるが、勝者の特徴が無駄なく効果的に表現されているのは、ソーンが父親から伝授された次のマントラである。
 チャンピオンは余分にやる。
(本文より)

このように、本書には「強い組織を作る」「自分を成長させる」ための金言やエピソードがちりばめられています。世界最強のチームが守り続けてきた遺産(レガシー)を受け継いでみてはいかがでしょうか。

 

著者プロフィール

 
■著者:ジェイムズ・カー(James Kerr)さん

ライター、ビジネスコンサルタント。一般企業向けに、主にブランド戦略、社内コミュニケーションなどの分野でコンサルティングを行っている。

 
■訳者:恒川正志(つねかわ・まさし)さん

愛知県生まれ。上智大学文学部社会福祉学科卒業。システム・エンジニアとして6年間勤務した後、翻訳の世界へ。実務翻訳に携わるかたわら、文芸翻訳家の田村義進さんのもとで研鑽を積む。

 

問いかけ続けるー世界最強のオールブラックスが受け継いできた15の行動規範ー
世界最強のラグビーチームの知られざるチームづくりを大公開。元ラグビー日本代表主将の廣瀬俊朗氏も絶賛する組織づくりやリーダーシップの育て方、そして個人の成長にも必ず役立つ秘訣が詰まっている。スポーツ書であり、自己啓発書であり、ビジネス書でもある最強の一冊!

以下、目次————————————————–

挑戦……1
1 品性……10
ロッカールームの掃除 決しておごることなく、小さなことを大事にしよう
2 適応……33
隙を突け ゲームを支配しているうちにゲームの方向を変える
3 目標……47
目標を掲げて戦う 〝なぜか〟と問う
4 責任……64
パスを回せ リーダーはリーダーを育てる
5 学習……78
学ぶ環境の創出 リーダーは教師である
6 ファーナウ……98
身勝手なやつはいらない 先頭に従え
7 期待……112
期待を抱け いちばん高い雲を目指せ
8 準備……127
勝つためのトレーニング プレッシャーのもとでの練習
9 圧力……142
ブルーヘッドの状態の維持 注意をコントロールする
10 真正……157
汝自身を知れ 自分自身に正直になれ
11 犠牲……169
チャンピオンは余分にやる 命を懸けられることを見つけ、それに自分のすべてを捧げろ
12 言葉……181
独自の言葉を見つけだす 歌の力で世界を創りあげていく
13 儀式……199
儀式化による実現 文化の創出
14 ファカパパ……212
良き先祖になれ 決して見ることのない木を植えろ
15 遺産……227
自分の遺産を書く ここが正念場だ

 


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