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『生命進化の偉大なる奇跡』NHK Eテレで「人類 遙かなる旅路」として放送され話題となった人類学者アリス・ロバーツさん最新刊

『生命進化の偉大なる奇跡』NHK Eテレで「人類 遙かなる旅路」として放送され話題となった人類学者アリス・ロバーツさん最新刊

『生命進化の偉大なる奇跡』NHK Eテレで「人類 遙かなる旅路」として放送され話題となった人類学者アリス・ロバーツさん最新刊

学研プラスより、『生命進化の偉大なる奇跡』(アリス・ロバーツさん著/斉藤隆央さん訳)が刊行されました。

 

生命進化の驚くべき奇跡が、あなたの体に満ちあふれている!

――これは最高の創造の物語だ。真実なのだから。
かなり奇妙な事実も詰まっている。
あなたのDNAには、ショウジョウバエとの
共通祖先の痕跡が存在する――(「第1章 始めに」より)

本書は、BBCの伝説的なドキュメンタリーを書籍化した『人類20万年 遙かなる旅路』で話題となった、イギリスの大人気人類学者アリス・ロバーツさんの最新刊です。

自身の妊娠を機に、ヒトの発生に改めて驚愕したアリスさんが、1個の受精卵がひとりのヒトに成長するプロセスを進化と発生の側面から、具体的かつ軽快に語ります。

そしてアリスさんは、私たち自身の身体構造を探りながら、進化上の過去の祖先をたどり、また、数々の先駆的な科学者たちにも出会います。

▲思いもよらぬ生物とヒトとの関連性を明らかにしていく

▲思いもよらぬ生物とヒトとの関連性を明らかにしていく

 

明快で軽い語り口と挿絵に、ぐいぐいと引き込まれる

アリスさんは人類学者でもあり、解剖学者でもあります。本書の挿絵はすべて彼女によるもの。挿絵とともに進んでいく本書の構成はわかりやすく、うんちくとウィットの交じった数々のストーリーは興味を誘い、一見専門的に見えるテーマも、ページをめくるうちにぐいぐいと引き込まれていきます。

明快で軽い語り口は、BBCなどのテレビ番組で一般視聴者向けの解説に慣れている彼女ならでは、と言えます。

▲本書には80を超える挿絵が掲載されているので、わかりやすい

▲本書には80を超える挿絵が掲載されているので、わかりやすい

 

私たちも、今現在の地球に生きる奇跡的な生命の一つ

私たちのだれもが、1個の細胞から、全部でおよそ100兆個に及ぶ細胞からなる複雑な生物に至る、「旅」を経験しています。それは生命進化の奇跡のような道筋をたどる旅でもあります。

この話の主人公は「あなた」です。アリスさんと一緒に、私たちの体に刻まれた生命進化の歴史をひもとく旅に出かけましょう――!

 

著者プロフィール

 
■著者:アリス・ロバーツ(Alice Roberts)さん

1973年イギリス生まれ。解剖学者・人類学者で、テレビの司会者や著作家としても知られ、バーミンガム大学で「科学への市民の関与」という分野の教授も務めている。夫とふたりの幼い子とともにブリストル近郊に在住。

BBC2でCoastやHorizonのほか、人類進化をテーマとするいくつかのシリーズ――The Incredible Human Journey(「人類 遙かなる旅路」としてNHK Eテレ『地球ドラマチック』で2013年に放映)、Origins of Us、Prehistoric Autopsyなど――に出演。また、BBCのラジオ4でInside Scienceにも出演し、The Observer紙の科学コラムを定期的に担当している。

翻訳された著書に『人類20万年 遙かなる旅路』(文藝春秋)、『アリス博士の人体メディカルツアー 早死にしないための解剖学入門』(フィルムアート社)、編著に『人類の進化大図鑑』(河出書房新社)がある。

 
■訳者:斉藤隆央(さいとう・たかお)さん

1967年生まれ。翻訳家。

訳書にデサール&パーキンズ『マイクロバイオームの世界』(紀伊國屋書店)、レーン『生命、エネルギー、進化』(みすず書房)、カク『フューチャー・オブ・マインド』(NHK出版)、サックス『タングステンおじさん』(早川書房)、ワプナー『フィラデルフィア染色体』(柏書房)、ボーム『モラルの起源』(白揚社)、ウィルソン『人類はどこから来て、どこへ行くのか』(化学同人)などがある。

 

生命進化の偉大なる奇跡
生命の系統樹で出かける私たちの枝を見つける旅!BBCで人気の美人人類学者が私たちの体に刻まれた進化の歴史を明かす。

 


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