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『人間の顔は食べづらい』横溝賞史上最大の問題作が文庫化 書き下ろし掌編を特別収録

『人間の顔は食べづらい』横溝賞史上最大の問題作が文庫化 書き下ろし掌編を特別収録

『人間の顔は食べづらい』横溝賞史上最大の問題作が文庫化 書き下ろし掌編を特別収録

KADOKAWAは、ミステリ界を騒然とさせた鬼才・白井智之さんのデビュー作『人間の顔は食べづらい』を角川文庫より刊行しました。

 

「お客さんに届くのは『首なし死体』ってわけ」。異形の世界で展開される、ロジカルな推理劇の行方は?

『人間の顔は食べづらい』は、「食用クローン人間」が飼育される世界で展開される、異形の本格ミステリ。首なしで出荷されたはずのクローン人間の商品ケースから生首が発見される事件が起きて――という物語は、やがて予想もつかない結末へと収束します。

本作は、2014年の第34回横溝正史ミステリ大賞の最終選考会で物議を醸した作品です。横溝賞受賞には至らなかったものの、選考委員の有栖川有栖さん、道尾秀介さんの強い推薦を受け、同年に単行本で刊行されました。

白井智之さんはデビュー以降、2015年に刊行した第2作『東京結合人間』が日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)の候補作に、2016年に刊行した第3作『おやすみ人面瘡』が本格ミステリ大賞の候補作になるなど、ミステリ界の注目を集めています。

今回、特別に書き下ろされた掌編「由島三紀夫のノート」と、道尾秀介さんによる解説を収録。

 

『人間の顔は食べづらい』 あらすじ

「お客さんに届くのは『首なし死体』ってわけ」。安全な食料の確保のため、“食用クローン人間”が育てられている日本。クローン施設で働く和志は、育てた人間の首を切り落として発送する業務に就いていた。

ある日、首なしで出荷したはずのクローン人間の商品ケースから、生首が発見される事件が起きて――。

異形の世界で展開される、ロジカルな推理劇の行方は? 横溝賞史上最大の“問題作”、禁断の文庫化!

 

白井智之さん プロフィール

著者の白井智之(しらい・ともゆき)さんは、1990年千葉県印西市生まれ。東北大学法学部卒。在学中はSF・推理小説研究会に所属。

『人間の顔は食べづらい』が第34回横溝正史ミステリ大賞の最終候補作となり、同作でデビュー。2015年に『東京結合人間』が日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)にノミネート、2016年に『おやすみ人面瘡』が本格ミステリ大賞にノミネートされる。

 

 


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