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『「おいしい」を経済に変えた男たち』あの飲食チェーンはどうやって50年も生き延びたのか?

加藤一隆さん著『「おいしい」を経済に変えた男たち』

加藤一隆さん著『「おいしい」を経済に変えた男たち』

加藤一隆さん著『「おいしい」を経済に変えた男たち』がTAC出版より刊行されました。

 

あの飲食チェーン創業者に迫る!

一般社団法人日本フードサービス協会で顧問を務める著者・加藤一隆さんは、日本の外食産業を確立・発展させるべく、1974年の協会設立当初より奔走されてきました。本書はそんな加藤さんが、誰もが知る外食チェーン店の名創業者に迫り、彼らの信念、苦闘、経営術を紐解いていく一冊です。

 
吉野家、ロイヤルホスト、モスバーガー、グリーンハウス、ハングリータイガー、サイゼリヤの創業者は先行き不透明な業界でどう生き抜いたのか――長年にわたり彼らと並走してきた加藤さんだからこそ見出せる視点で、その本質に迫ります。

 
【内容】

◎魚市場の労働者たちの胃袋をつかみ、牛丼を国民食に育て上げた吉野家・松田瑞穂さん
◎アメリカに学び、1970年大阪万博で花開いたファミレス全盛期をつくった “外食王”、ロイヤル・江頭匡一さん
◎テリヤキバーガーを発明して路地裏の人気店に導いたモス・櫻田慧さん
◎「学生のお腹を満たす」一心で給食ととんかつを広げたグリーンハウス・田沼文蔵さん
◎地域密着で熱烈な常連客に支えられ、経営危機から復活したハングリータイガー・井上修一さん
◎業界最先端の垂直統合で「サイゼはコスパがいい」を勝ち取ったサイゼリヤ・正垣泰彦さん

 

本書の構成

序文

第1章 牛丼を国民食にした「忘れられたイノベーター」

第2章 ファミレス全盛期を生んだ”外食王”

第3章 テリヤキバーガーを発明した男

第4章 「学生のお腹を満たす」苦学生に寄り添った信念の人

第5章 地域密着で常連客に支えられたカウボーイ

第6章 お客さんへの還元にこだわる生産性の鬼

あとがき

日本の外食産業史年表
参考文献

 

著者プロフィール

著者の加藤一隆(かとう・かずたか)さんは、1942年京都府生まれ。中央大学法学部卒業。一般社団法人日本フードサービス協会顧問。

1974年の協会設立当初より事務局を務め、事務局長、常務理事、専務理事を歴任。30兆円産業となった外食産業を陰で支えた業界の生き字引。外食企業の組織化を推進しながら、コメや牛肉の輸入自由化、BSE(牛海綿状脳症)などの食の安全をめぐる問題、新型コロナウイルス感染症などの対応に取り組む。

 

「おいしい」を経済に変えた男たち
加藤一隆 (著)

非常で残酷な資本主義を生き抜きたいなら、この創業者にたずねよ!

いまや300万人が働き、市場規模30兆円を誇る外食産業。
それは金融などのように「護送船団方式」で守られた産業とは違い、誰にも守られず、生存競争に明け暮れた剥き出しの資本主義そのものだった!
歴史を紐解けば戦後直後の料飲禁止令、農産物の輸入規制と自由化の波、さらには食と安全をめぐるさまざまな問題や、「ブラック」批判など、数々の苦境を乗り越え、生き延びてきたのだ。
そんな、これまで戦後日本経済史では見向きもされなかった、「おいしい」を経済にしてきた「50年続く飲食チェーン」を築き上げた6人の異端の外食創業者たちの情熱と苦闘、そして経営術に、長年業界団体で数々の苦難に遭遇してきた業界の生き証人が迫る。

 


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