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『あわてず、あせらず、あきらめず』宮川花子さんが余命半年宣告を乗り越え、復帰を目指す!日本一の夫婦漫才「宮川大助・花子」がともに闘う日々を綴る!

宮川大助さん・宮川花子さん著『あわてず、あせらず、あきらめず』

宮川大助さん・宮川花子さん著『あわてず、あせらず、あきらめず』

夫婦漫才「宮川大助・花子」の宮川大助さん・宮川花子さん著『あわてず、あせらず、あきらめず』が主婦の友社より刊行されました。

日本中を笑いの渦に巻き込んできた夫婦漫才「宮川大助・花子」の花子さんが多発性骨髄腫と診断され、大助さんとともに闘った記録が一冊の本になりました。

 

突然の病魔と闘い、乗り越えようとしている今だから二人が伝えたいこととは?

 
◆腰痛を自覚した17日後に余命宣告

花子さんが身体の異変に気づいたのは、2018年3月2日、「淀川寛平マラソン」前日のウォーキングでした。フルマラソンを完走している花子さんにとって、12kmのウォーキングは楽勝のはずでしたが、ひどい腰痛に襲われ、その17日後に「余命半年」の宣告。病名は「多発性骨髄腫」。血液のがんでした。

 
2019年12月に復帰記者会見を行い、初めて病名と病状を発表し、世間を驚かせました。それまではごくごく一部の人にしか病名は知らされていなかったのです。すぐに発表しようとしたのを思いとどまったのは、もし治らなかったら、公表してもみんなに心配をかけるからという理由からでした。

 
◆悪化していく病状への恐れ

余命宣告されたときにあわてたこと。放射線から抗がん剤治療に切り替えるときに副作用の悪いことしか思い浮かばず、二の足を踏んだこと。日常的なことがどんどんできなくなっていく驚き。神経のマヒにより床ずれの痛みがない、マッサージの感触がないことに大助さんが恐怖を感じる様子など、病状の変化に動揺する様子がありのままに描かれています。

 
◆みんなが一緒に闘ってくれたことへの感謝

入院後の闘病生活は自分ではなく、医師や看護師さん、看護助手、リハビリの先生、作業療法士、掃除の係の人など、まわりがみんな闘ってくれたことに感謝し、窓から見える病室にいらっしゃる患者さんたちが頑張っている姿に、自分一人が苦しいとは言っていられないという想いだったそうです。

 
◆書籍カバーイラストは握力がない花子さんが時間をかけて描いたもの

現在は退院し、自宅で過ごしていますが、普通の生活ができるつもりで外出するとまだまだ思うようにできないこともあるそうです。

握力もなく、右手でうまくお箸も持てない花子さんが、書籍のカバーイラストを描いています。当初はモノクロの絵でしたが、時間をかけて仕上げたものです。

 
◆誰もが困難な時期だからこそのお二人からのメッセージ

そして2021年12月、2年半ぶりに舞台に帰ってきたおふたりが、困難な時期をともに生きる私たちに、明日からも頑張って生きるための熱いメッセージを届けてくれています。

 

著者プロフィール

著者の宮川大助・花子(みやがわだいすけ・はなこ)さんは、夫婦漫才の第一人者。

大助さんは1949年10月3日生まれ。鳥取県出身。会社員を経て、浪曲漫才の宮川左近さんに弟子入り。ガードマンの仕事をしながら100本の漫才台本を書く。
花子さんは1954年8月28日生まれ。大阪府出身。大阪府警に入庁後、チャンバラトリオに弟子入り。

1976年に結婚、1979年にコンビ結成。1987年上方漫才大賞の大賞受賞。2011年文化庁芸術選奨 文部科学大臣賞大衆芸能部門、2017年紫綬褒章。2019年12月、花子さんが自らのがんを公表。

 

あわてず、あせらず、あきらめず
宮川大助・花子 (著)

がんで余命半年宣告を受けた宮川花子さんとそれを支えた大助さんの闘病の日々、どんな時も諦めてはいけないというメッセージの書

日本一の夫婦漫才コンビとして圧倒的な人気を誇る「宮川大助・花子」。その相方であり妻でもある宮川花子が血液のがんでもある症候性多発性骨髄腫にで余命半年の宣告を受けた。その闘病の様子は、昨年末の記者会見まで闘病の事実を一切公表することはなかったが、CX系列「ザ・ノンフィクション」で2週に渡って放送され、死をも覚悟する病状の中にあって、前向きに闘病し、テレビ番組へ復帰する姿が大きな反響を呼んだ。本書では、病に気づいたときのことから、死をも覚悟した日々、闘病中に何を考えていたのか、大助さんの本音、花子さんの大助さんと芸への想いをあますことなく伝える。大助さんの愛情あふれる言葉、花子さんのシャープな金言の数々は、病気に悩む人はもちろんのこと、生きること、家族や仕事やお金など、コロナ禍の中で生きる意味を失いがちな私達日本人にとって、生き抜くためのバイブルとなる書だ。

 


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