『痩せる脂肪』あなたの常識が180度変わる!「脂肪」と「肥満」に隠された驚くべき真実
クロスメディア・パブリッシングは、英タイムズ紙でも紹介された世界的ベストセラー『FAT the secret organ』の翻訳版『痩せる脂肪』を刊行しました。
本書では、「脂肪」の研究で国際的評価を得る研究者のマリエッタ・ボンさんと、オランダ国家に肥満改善の助言をする学者のリーズベス・ファン・ロッサムさんの二人が、最新研究や科学的知見に基づいて「脂肪」と「肥満」に隠された「驚くべき事実」を解き明かします。
「脂肪=悪者」ではない!?
「ダイエットをして、醜い体脂肪とお別れしよう」
「スレンダーになって、新しい人生を手に入れよう」
「このサプリメントを飲めば、あっという間に体脂肪が減る」
テレビでも雑誌でも、あらゆるメディアが「脂肪」を立派な「悪者」に仕立て上げています。
しかし、「脂肪」について私たちは、何を知っているのでしょうか?
じつは、脂肪は人間にとってなくてはならない「器官」のひとつです。
意外に聞こえるかもしれませんが、心臓や肺と同じように、脂肪も「器官」です。
脂肪は、数えきれないほどのホルモンや物質を量産し、それらを血中へ分泌して他の臓器に情報を伝達します。
驚くべきは、脂肪は悪者どころか、私たちを痩せさせてくれるという事実です。
「褐色脂肪」と呼ばれる脂肪は、カロリーを熱に換え、それによって脂肪を減らすことができます。
このように本書は、脂肪に隠された驚くべき機能や、その必要性、肥満との関係性やリスクなどを、科学的な知見から分かりやすく伝えます。
「脂肪」と「肥満」に翻弄された15人のストーリーも交えて、脂肪とうまく向き合い、健康的に対処していく方法を紹介します。
本書で紹介される「脂肪」の驚くべき事実!
◆「空腹じゃないのに食べてしまう」 内因性カンナビノイドの恐怖
神経伝達物質のドーパミンは、「欲しがること」と「学習すること」の重要な役割を果たしています。
報酬系の重要なつながりを形成するため、中毒に深くかかわりのあるホルモンです。アルコール依存症や麻薬中毒者の体内では大量のドーパミンが産生されていますが、中毒者のみならず、人はみな、ドーパミンによって快楽や喜びを感じることができます。
例えば、風雨にさらされて長い時間歩き続けていたら、焼きたてのケーキの香りがする。その匂いを嗅いだとき、またはケーキを目にしたとき、分泌されるのがこのホルモンです。
食べ物による喜ばしい刺激(味や香り、そしておいしそうな姿)が脳の報酬系を稼働させるのです。この働きによって、食べ物を目にした時、私たちは空腹でなくても、一度学習した「快楽」に突き動かされ、食べてしまうのです。
◆「たくさん食べても太らない人」に隠された秘密とは?
一日のエネルギー総消費量は3つに分けられます。
第1に「安静時代謝」と呼ばれる、休んでいる時の代謝です。心臓が鼓動し続け、体温を保ち、ホルモン値を維持しますが、そのための安静時代謝は日々のエネルギー消費量の60パーセントを占めます。
また、食べ物を消化して栄養素を吸収し、余剰脂肪や糖を蓄えるのにもエネルギーも要します。これは「食べ物の熱産生」と呼ばれ、エネルギー消費の5から10パーセントにのぼります。
そして最後が「活動性熱産生(熱産生=エネルギー消費)」です。
歩くことや話すこと、仕事や運動をすることなどの活動に使用されるエネルギーで、全体の25から30パーセントを占めます。「よく食べるのに太らない人」は、こまめに動くなどし、この「活動性熱産生」が高い人です。
◆「脂肪の力で痩せられる?」 褐色脂肪細胞の力
私たちには白色と褐色、2種類の脂肪が備わっています。
褐色脂肪は肩のまわりに多くついていて、脂肪を燃焼し、エネルギーを生み出す機能があります。大人になるとなくなると、長いあいだ思われていましたが、最近の研究によって、そうでもないことがわかりました。
この褐色脂肪は、体を冷やすことで活性化します。冷たい室温で過ごしたグループが、6週間で減量できた実験結果もあります。この褐色脂肪を活性化させることで、余分な脂肪を燃焼させることができるのです。
◆その他
◎「5時間以下の睡眠で食欲が増す」 体内時計と肥満の関係
◎「無理なダイエットで太りやすくなる」 リバウンドの落とし穴
◎「ペットボトルやウイルスで太る?」 隠れた肥満原因
本書を読めば、きっと「脂肪」に対する、あなたのイメージが180度変わります。
本書の構成
第1章 脂肪の歴史を見てみよう
第2章 脂肪は「貯める」ために必要な器官
第3章 脂肪はホルモン工場
第4章 太ると病気になり、病気になると太る
第5章 なぜ空腹や満腹になるのか?
第6章 めくるめく代謝の世界
第7章 脂肪と私たちのバイオリズム
第8章 ストレスで太るのはなぜ?
第9章 肥満の隠れた原因
第10章 肥満と効果的に向き合うには?
第11章 肥満への偏見が、精神に与える影響
著者プロフィール
■マリエッタ・ボンさん
医師。医学博士。内科の専門医。ライデン大学メディカルセンターで、脂肪を燃焼する「褐色脂肪」について研究している(ライデン大学は、アインシュタインも卒業しているヨーロッパ最古の大学)。
60以上の共著書があり、自身の研究によって数々の名高い国際・国内賞を受賞している。
■リーズベス・ファン・ロッサムさん
医師。医学博士。オランダのロッテルダムにあるエラスムス大学メディカルセンターの内科医・内分泌学者、教授。アメリカのボルチモア、オランダでの長年の研究により、肥満とストレスホルモンの専門家としてのキャリアをつんだ。肥満の根本原因の診断と、減量のためのオーダーメイド治療法の診断において国際・国家的に指導する地位を持つ肥満センターCGGの創設者。近年はオランダ国内の肥満対策について厚生労働省に助言も与えている。欧州内分泌学会で肥満、糖尿病、栄養、代謝など科学分野のリーダー。
130以上の出版物や、書籍への寄稿を発表し、TEDxなど、ストレスや肥満の分野で多数の講演を行っている。2016年には「肥満流行の解決策」を発表し、自身の研究により20以上の国内賞を受賞している。
痩せる脂肪 ーもっとも誤解されている器官の驚くべき事実 マリエッタ・ボン (著), リーズベス・ファン・ロッサム (著), ローリングホフ育未 (翻訳) 英「タイムズ紙」紹介で話題! 「脂肪」は私たちとって、「悪者」ではなかった……。 テレビでも雑誌でも、あらゆるメディアが同じようなメッセージを発信しています。 じつは脂肪は、人間にとってなくてはならない「器官」なのです。 ・“あるホルモン”が肥満を解消する きっと、あなたの常識は180度変わります! |
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