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『猫的な、あまりに猫的な 人間たちの心を猫にする“哲学猫” 120 の言葉』 白取春彦さんが贈る“哲学猫”による箴言集

『猫的な、あまりに猫的な 人間たちの心を猫にする“哲学猫” 120 の言葉』 白取春彦さんが贈る“哲学猫”による箴言集

『猫的な、あまりに猫的な 人間たちの心を猫にする“哲学猫” 120 の言葉』 白取春彦さんが贈る“哲学猫”による箴言集

ディスカヴァー・トゥエンティワンより、白取春彦さん著『猫的な、あまりに猫的な 人間たちの心を猫にする“哲学猫” 120 の言葉』が発売されました。

 

『猫的な、あまりに猫的な 人間たちの心を猫にする“哲学猫” 120 の言葉』 <まえがき>より

19世紀ドイツの街角に哲学する猫がいた―
すべての猫は毎日幸せだ。
他者をあてにせず、ねたまない。

ヒトは教育なるものによって世界をいっそう狭くしてきた。教育によって世界を限定して観る眼を得たのである。だから、そこそこの教育を受け、そこそこの成績を収め、そこそこの試験に受かって公務員になった人の眼に映る世界はとてもちっぽけなものだ。

そして、そういう人たちが教育を担っているという悪循環が、結局は若い人々の考え方、生き方を狭くしてきたのであった。その狭い世界で現実に起きていることは争いである。収奪や排斥である。また、ヒトは高慢で嘘をつく。彼らは、話し合いによる和平、民主的な政治による平和、と口にする。そんなものがあったためしなどない。政治は政争を生むだけであり、ひとつかみの平穏をももたらしはしない。

それに比べたら、猫たちの生き方はどうだ。争わず、苦しめず、たんたんと暮らしている。それが実はのんびりとした生活ではなく、発見と創造に満ちたすばらしい生き方であることはこれまでの芸術家たち、そして本書の写真で紹介した文化人たちが明らかに証明していることだ。

いや、こんな私のわけがわかりそうでちっともわからない解説を読むよりも、本書にある断章をじっくりと自分なりに味わったほうが手っ取り早い。
ここに収めたアフォリズムの数々は必ずやあなたの生活を豊かにし、発想を大きく飛躍させ、また安心や勇気をも与えるであろうからである。


 

『猫的な、あまりに猫的な 人間たちの心を猫にする“哲学猫” 120 の言葉』 目次

 
1 生きるために生きる
2 はだかになる
3 したたかにしなやかに
4 孤独とプライド
5 今ここにある幸福
6 ツメをとぐ
7 自由・平等・博愛
8 愛と人間
9 美しさと喜び

 

白取春彦さん プロフィール

著者の白取春彦(しらとり・はるひこ)さんは、青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。既成概念にとらわれない、哲学と宗教に関する解説書の明快さには定評がある。

主な著書に『超訳 ニーチェの言葉』『頭がよくなる思考術』(以上、ディスカヴァー)、『はじめて知る仏教』(講談社)、『この一冊で「聖書」がわかる!』(三笠書房)など多数がある。

 

猫的な、あまりに猫的な 人間たちの心を猫にする“哲学猫”120の言葉
19世紀ドイツの街角に哲学する猫がいた―すべての猫は毎日幸せだ。他者をあてにせず、ねたまない。ミリオンセラー『超訳ニーチェの言葉』著者渾身の新作。

 


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