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『物理学者のすごい思考法』「超ひも理論をパパに習ってみた」の教授による”究極の論理力”の育て方

橋本幸士さん著『物理学者のすごい思考法』

橋本幸士さん著『物理学者のすごい思考法』

橋本幸士さん著『物理学者のすごい思考法』(インターナショナル新書)が、集英社インターナショナルより刊行されました。

 

物理学者の頭のなかは、どうなっているの?

物理学者は研究だけでなく、日常生活でも独自の視点でものごとを考えます。著者の「物理学的思考法」の矛先は、日々の身近な問題へと向けられました。

通勤やスーパーマーケットでの最適ルート。ギョーザの適切な作り方、エスカレーターの安全性、調理可能な料理の数……。

 
超ひも理論、素粒子論という物理学の最先端を研究する著者は、何を考えて学者になったのか?
レゴを愛し、迷路づくりに勤しむ少年時代。数学の才能の無さに絶望し、物理学の面白さに開眼した大学時代。思考に集中すると他のことが目に入らず、奇人扱いされる研究者人生……。

 
超ひも理論、素粒子論という物理学の最先端を研究する学者の発想は、日常をまさに異次元のものにしてしまいます。面白く読み進めながら物理学の本質に迫る、スーパー科学エッセイです。

 
【本文より】

皆さんの周りでは、いろいろな問題が日々発生しているでしょう。そして、解決に頭を悩ませているかもしれません。物理学は、現象に現れる問題の原因を見つけ、問題が起こる仕組みを論理的に考え、そして問題のないシステムを提案する学問です。ですから、物理学でふんだんに用いられる物理学的思考法が、皆さんのお役に立つかもしれないのです。

皆さんは、発想の転換を必要としているかもしれません。物理学的思考法は、現象をまったく異なる視点から見る、ということを含みます。この本で取り扱っている「異次元の視点」が生む発想の転換は、皆さんの人生を豊かにしてくれるかもしれません。

皆さんが教育に関心をお持ちなら、お子さんの論理力や理系力を教育しこれからのビッグデータの時代を生き抜いてほしいと思われるでしょう。科学者になりたいと希望する小学生も大変多いようです。この本には、私個人がどうやって科学者になったか、つまり物理学的思考をどう培ってきたか、が書かれています。

 

本書の構成

第1章 物理学者の頭のなか
エスカレーター問題の解/無限の可能性/経路積分と徒歩通勤/スーパーマーケットの攻略/時間は2次元?/ギョーザの定理 ほか

第2章 物理学者のつくり方
数学は数学ではなかった/レゴと素粒子物理/迷路を書きつづける/シャーロック・ホームズ/鉄道から宇宙へ/別人格の自分に出会う ほか

第3章 物理学者の変な生態
奇人変人の集合体/理学部語/歩数計を欺く/踊る数式/ニンニクの微分/研究という名の麻薬 ほか

 

著者プロフィール

著者の橋本幸士(はしもと・こうじ)さんは、1973年生まれ、大阪育ち。1995年京都大学理学部卒業、2000年京都大学院理学研究科修了、理学博士。大阪大学大学院理学研究科教授。専門は理論物理学、超ひも理論、素粒子論。

東京大学、理化学研究所などを経て現職。著書に『超ひも理論をパパに習ってみた』『「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた』、共著に『ディープランニングと物理学』(すべて講談社)など。

 

物理学者のすごい思考法 (インターナショナル新書)
橋本 幸士 (著)

物理学者の頭の中はどうなっているの?

物理学者は研究だけでなく、日常生活でも独特の視点でものごとを考える。通勤やスーパーマーケットでの最適ルート、ギョーザの適切な作り方、エスカレーターの乗り方、調理可能な料理の数……。著者の「物理学的思考法」の矛先は、日々の身近な問題へと向けられた。
超ひも理論、素粒子論という物理学の最先端を研究する学者の日常は、「異次元の視点」に満ちている!笑わせながら物理学の本質に迫る、スーパー科学エッセイ。

 


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