『普通のおいしいをつくるひと』人気料理研究家・Mizukiさんが重度の拒食症からの復活ストーリーを初公開 「普通の料理」を発信し続ける理由とは？
Mizukiさん著『普通のおいしいをつくるひと』
Instagramフォロワー60万人超の人気料理研究家・Mizukiさん著『普通のおいしいをつくるひと』が、主婦の友社より刊行されました。
重い拒食症での入退院の日々を経て人気料理ブロガーになり、夢のレシピ本を出版。夢の先にある未来に向けて料理研究家としての鍛錬の日々をおくる、著者初めてのフォトエッセイ集です。
人気料理研究家のMizukiさんには、重度の拒食症を克服した経験が
10代～20代にかけて重い拒食症を患っていたMizukiさん。拒食症であるがゆえに食べものへの関心が高く、病気のあいだも料理書を読み込んで知識を蓄え、それが料理の仕事をする基盤になりました。
お菓子を卸売りすることから社会復帰を果たし、カフェオープン→レシピ投稿→人気ブロガーに。Instagramでも普通の材料と道具でつくる「普通のおいしい料理」を発信し、フォロワー数62万人超えを達成（2021年1月現在）。
本書は、Mizukiさん初めてのフォトエッセイ。これまでどんな経験をしてきて、いまどんな思いを抱えながら料理研究家として活動しているのか、レシピ本には収められなかったストーリーを公開します。
Instagramのフォロワー62万人、ブログは月間300万PVという人気の理由は
Mizukiさんは朝は5時に起床して、Instagramとブログのコメントに返信したり新しい投稿をし、家事をこなしたら、夕方まで料理の試作を繰り返します。そうして誰にでも失敗なくおいしく作れるレシピとして発信するのが、Mizukiさんの毎日のルーティン。
気晴らしに街歩きしたり旅行に出かけるよりも、喜んでくれる読者やフォロワーさんの顔を思い浮かべながら、新しいレシピを考えているほうが幸せだといいます。
ブログでは「普通のおいしい料理」が好評なのはもちろん、拒食症時代のエピソードを公開し、同じ病気を抱える人や、思い通りにならない人生に悩む人からも強い支持を集めています。
初めてのエッセイにこめた感謝の気持ち
23歳のとき、拒食症が悪化して体重が23kgまで落ちて命の危機に直面したというMizukiさん。自力で立ち上がることも、話すこともできない状態から、理想の自分になれない現状を受け入れ、病気を治そうと決意したのには、ずっと支え続けてくれていたお母さんに恩返しをしたい、という強い思いがありました。
病院で診察を受ける度に「治すためには食べなさい」と言われ続けていたとき、「食べたくないなら食べなくていい」「食べられるものを食べられるぶんだけ食べればいい」と、食べられない気持ちごと受け入れて寄り添ってくれた医師の存在も、Mizukiさんの回復のきっかけになりました。
拒食症からの回復期に、まだ社会とのつながりが持てずにいたMizukiさんをやさしく受け止めてくれたインターネットの世界にも希望を見出したと語ります。
お菓子と料理のレシピ、質問に答えるコラムも
リハビリになったお菓子作り、カフェの開店準備とオープンしてからの日々、ブログに対する思い…。エピソードのいくつかに絡めて7組のレシピを紹介します。
コラムでは、「料理をしたくない日どうしてる？」「Mizukiさんと同じ調味料を使わなくてもいいの？」「1品につき試作は何回くらい？」など、Instagramで募集した、フォロワーさんからの質問にていねいに答えています。
本書の目次
一章 毎日のルーティン
二章 拒食症でした
三章 一歩ずつ前へ
四章 カフェを開く
五章 レシピ本を出すこと
六章 料理ブロガーとして
七章 大丈夫
著者プロフィール
著者のMizuki（ミズキ）さんは、料理研究家・スイーツコンシェルジュ。和歌山県在住。
「簡単・時短・節約」をコンセプトに、ブログ「Mizukiオフィシャルブログ～♡奇跡のキッチン♡」で誰にでも手軽に作れるレシピを毎日紹介し、月間300万PVを誇る人気ブロガーでもある。
3年連続レシピブログアワードグランプリを受賞。Instagramのフォロワーは62万人超え(2021年1月現在)。書籍、雑誌、テレビ、Webメディアなどで多方面で活躍中。
 
| 普通のおいしいをつくるひと Mizuki (著) 重い拒食症での入退院の日々を経て人気料理ブロガーになり、夢のレシピ本を出版するまでを語る、著者初めてのフォトエッセイ集。 |
