気になる本、おススメの本を紹介

B O O K P O O H

長野まゆみさん著『銀河の通信所』 原点である宮沢賢治との通信回線をつないで物語られる、未知なる4次元小説体験!

永遠のロングセラー『少年アリス』の長野まゆみさん最新刊『銀河の通信所』 原点である宮沢賢治との通信回線をつないで物語られる、未知なる4次元小説体験!

永遠のロングセラー『少年アリス』の長野まゆみさん最新刊『銀河の通信所』 原点である宮沢賢治との通信回線をつないで物語られる、未知なる4次元小説体験!

長野まゆみさんの小説『銀河の通信所』が河出書房新社より発売になりました。銀河通信社の記者が宮沢賢治との通信回線をつなぎインタヴューするところからはじまる奇跡の“通信小説”です。

 

永遠のロングセラー『少年アリス』の長野まゆみさん最新刊

作家・長野まゆみさんは、『少年アリス』(第25回文藝賞受賞作)でデビューし、当時“賢治的世界の再来”と話題に。若い女性を中心に絶大な人気となりました。

常に多くの読者の支持をえてきた長野まゆみさんは、30年近く、文壇とは遠く離れ、孤高の活動を続けてきました。が、近年は2015年『冥途あり』が野間文芸賞、泉鏡花文学賞をW受賞し、ようやく時代と文壇とが長野さんに追いついてきたと言われています。

そんな長野さんが『少年アリス』以来、彼女の原点ともいうべき存在であった賢治との「通信小説」を書き上げました。長野ファンにも賢治ファンにもこたえられない名作です。

死者や架空の人物とも会話できるという「通信」という方法を用いた不思議な小説をぜひ体験してください。

 

『銀河の通信所』 内容紹介

通信回線を同調させることに成功し、賢治との通信がつながりインタヴューが実現した。

銀河通信の記者が取材するのは賢治だけではない。稲垣足穂や内田百閒、北原白秋と思しき文学者をはじめ、革トランクの斉藤平太さん、蝶屋のコバ先生、天上技師のNature氏など賢治の知人・友人・登場人物まで、通信を介して賢治について語りだす。まるで生きているかのように賢治の姿が見え、声が聞こえてくる。

賢治は今も生きているのか、それとも4次元延長でつながっただけなのか? 読めば、あなたもまったく新しい小説体験ができる、驚きの一冊!

 

『銀河の通信所』 目次

 
銀河通信特別インタヴュー*「宮沢賢治氏―上のそらでなしに、生きて行きませう」
1 元岩根橋発電所技師 ガルバノスキー氏
2 元イーハトーヴ博物局技官 レオーノ・キュースト氏
3 革トランクの斉藤平太さん
4 保線工夫 メゴーグスカ氏
5 イーハトーヴの郷土史研究家 キャッツホヰスカー氏
6 蝶屋のコバ先生
7 特別寄稿*小説家の稲垣ATUROH氏
8 文学者の北原百秋氏
9 小説家の内田白閒氏
10 天上技師 Nature氏
取材後記──児手川清治 253

 

長野まゆみさん プロフィール

長野まゆみさんは、1959年東京生まれ。女子美術大学芸術学部産業デザイン科デザイン専攻卒業。

1988年『少年アリス』で第25回文藝賞受賞。2015年『冥途あり』(講談社)で「第43回泉鏡花文学賞」、第68回野間文芸賞を受賞。

著書に、『天体議会』『テレヴィジョン・シティ』『猫道楽』など。2008年刊行の『改造版 少年アリス』(河出書房新社)など、自ら挿画を手がけている著書も多数。『カルトローレ』(新潮社)『左近の桜』『咲くや、この花』(角川書店)、『チマチマ記』(講談社)『兄と弟、あるいは書物と燃える石』(大和書房)など。現在も文芸各紙で活躍を続けている。

2016年から「やまなし文学賞」の選考委員。

 

銀河の通信所
銀河通信につないでごらん、賢治の声が聞こえてくる……足穂や百閒とおぼしき人々から登場人物までが賢治を語る、未知なる小説体験!

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です