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『情熱のアフリカ大陸』そこには「手洗い」で救える命があった!日本の衛生用品メーカー「サラヤ」がアフリカで挑んだ社会貢献ビジネスの全て

田島隆雄さん著『情熱のアフリカ大陸 サラヤ「消毒剤普及プロジェクト」の全記録』

田島隆雄さん著『情熱のアフリカ大陸 サラヤ「消毒剤普及プロジェクト」の全記録』

田島隆雄さん著『情熱のアフリカ大陸 サラヤ「消毒剤普及プロジェクト」の全記録』が、幻冬舎メディアコンサルティングより刊行されました。

 

「アフリカに手洗いで救える命がある」その事実が彼らを動かした――。感染症予防のために立ち上がった日本の消毒剤メーカーの軌跡 「第1回ジャパンSDGsアワード」(2017年)受賞企業

本書は、日本の衛生用品メーカー「サラヤ」が、東アフリカのウガンダで続けている「100万人の手洗いプロジェクト」(2010年~)と「病院で手の消毒100%プロジェクト」(2012年~)の記録です。

 
文化も商習慣も違う土地で手指消毒剤の製造、販売事業を一から立ち上げ、病院の衛生環境向上を実現していく姿に迫り、ボランティアではなくビジネスとして現地と関わり、手洗いの習慣を根付かせようと奮闘した人々の軌跡を描いています。

 
SDGs(持続可能な開発目標)とは何か。きれいごとだけでは達成できない、途上国での社会貢献ビジネスのリアルがここにあります。

 

本書の構成

プロローグ 2009年10月15日 すべては「世界手洗いの日」から始まった

第1章 初めての視察で目にした現実 感染症によって乳幼児の10人に1人が亡くなる国、アフリカの真珠「ウガンダ」
第2章 ウガンダの衛生環境向上を目指して 「薬用石鹸液」で戦後日本の感染症撲滅を目指し創業したサラヤの使命感が再び沸き起こる

第3章 わずか3人で始まった「サラヤ イースト アフリカ」の奮闘 1万1300km離れた異国で出会った日本人とウガンダ人との協働

第4章 混沌の地で始まったゼロからのチャレンジ 水の不足する土地で「手指衛生」を広めることができるのか?

第5章 日本とアフリカ、それぞれの地での葛藤 脱却できない赤字構造、始まらない入札にどう立ち向かうのか?

第6章 「手指消毒」のことが「サラヤ」と呼ばれた日 サステナブルな支援を目指してチャリティーからビジネスへの転換

エピローグ ビジネスに必要なのは「情熱」――さらなるプロジェクトの始動

【寄稿】 熊野の清流を原点として 村上龍

おわりに

 

サラヤ株式会社について

サラヤ株式会社は、1952年、戦後間もない日本における衛生環境の向上を目的として創業。

当時大流行していた赤痢の感染予防のため、手洗いと同時に殺菌・消毒ができる「パールパーム石けん液」(公定書外医薬品)を開発。以後、環境への負荷が少ない植物系食器用洗剤「ヤシノミ洗剤」や羅漢果エキス配合の自然派甘味料「ラカント」など、「衛生・環境・健康」の理念のもと予防・衛生用品の製造・販売を手掛ける。

また、原材料の生産地であるボルネオの環境保全やアフリカのウガンダでの手洗い運動など社会貢献活動も積極的に行い、イオン環境財団の「第1回 生物多様性日本アワード」(2009年)や外務省の「第1回ジャパンSDGsアワード」(2017年)ほか多数を受賞。現在は持続可能な取り組みとしてアフリカでの手指消毒剤の現地生産・販売を開始させるなど、社会貢献ビジネスを展開している。

 

著者プロフィール

著者の田島隆雄(たじま・たかお)さんは、1975年生まれ。帰国子女として東京都で育つ。早稲田大学卒業後、一年間の会社員生活を経てフリーライターになる。

栄光ゼミナール創業史『不屈』、サンスター創業史『金 田邦夫・博夫』などの企業本を多数執筆している。その他の著書に『ドライブで旅する もうひとつのオーストラリア』『読者の心をつかむWEB小説ヒットの方程式』などがある。

 

 


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