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『女は好きなことを仕事にする』NHK「世界はほしいモノにあふれてる」で大反響!ただ自分の「好き」だけを突き詰めたビジネスの成功の記録

大原真樹さん著『女は好きなことを仕事にする』

大原真樹さん著『女は好きなことを仕事にする』

大原真樹さん著『女は好きなことを仕事にする』が、大和書房より刊行されました。

 

好きなものを仕事にできる時代

個人で輸入雑貨の販売やハンドメイドのアクセサリーを販売する等が、ネットの発達で当たり前になりました。

個人売買がプラットフォームで無料提供され、起業ほど大げさでなく、誰でも好きなものを仕事に出来る時代が到来。ただ好きだけを突き詰めて成功を手にした女性がいます。

 
話題のドラマの小道具としても使用され人気に火が付いたバブーシュや色とりどりのバスケット等モロッコで製造・輸入・販売を行っている「ファティマモロッコ」を立ち上げた代表の大原真樹さん――。

大原さんは、アダムエロぺでバイヤーを務め、その後フリーのスタイリストとして働きつつ、憧れていたモロッコに旅行。人生で一番の「好き」に出会います。

それが「バブーシュ」でした。「突然モロッコのスリッパ売りはじめて、頭がおかしくなった?」と周囲の反対を押し切り、モロッコ雑貨「ファティマモロッコ」を42歳で立ち上げます。好きだけで走り出して14年、最初10足からスタートしたバブーシュが累計30万足も売るに至ります。

 

大原真樹さんより

 
◆好きなことをして生きていく

好きなことで稼げるのか?好きなことで生きていけるほど人生は簡単じゃない。真面目な人ほど、こういう言葉に囚われているように思います。でも、今日から変わればいい。「やっぱり、こっちにしまーす」って、さっさと方向転換する。無責任だって思われても気にしません。だって、自分の人生ですから。

 
◆生き方が”自分で選べる”ことに気づく

生き方、夢、それについて考えられる自由がある。そして生き方を選ぶ権利がある。自分にとって、何が豊かなのか、何が楽しいのか、と選ぶことができるというのは幸せなこと。一方で、選択肢があると言うのは、同時に、選ぶ勇気が必要となるのも確か。勇気を持って一歩踏み出せば、自分にとっての幸せは必ず見えてくる。

 
◆「好き」を見つけるとは「自分」を見つけること

「自分の人生を楽しく生きたい」と願うのであれば、まず第一歩は、「私は何をしているときが、一番楽しいだろう」と考えること。「好きなことに情熱を燃やして生きていきたい」と願っているなら、そのアンテナを張っていると、ある日絶対に「好き」をキャッチする瞬間がくるのではないかと思います。「好きなことは仕事にしたほうがいい」私は絶対そう思います。

 
◆自分の「好き」に「適正価格」をつける

お金がすべてではない。だけどお金や数字のことはきちんと考える。好きなものを仕事にしたいと思うとき、大切なのはそのものの価値をきちんと見抜くこと。「好きなことだから儲からなくていい」と安売りをするのでもなく適正な価値をつける。それは好きなことに正しい価値を与えるということでもあります。

 
◆商品の価値を決める自分のモノサシを持つ

モロッコでの仕事で苦労したのが文化の違い。あちらには「インシャーアッラー」という「神のみぞ知る」という言葉がある。モロッコでは都合の良いようによく使われる。例えば「明日9時にね」「インシャーアッラー」と言っても約束が守られない。約束はきちんと守る、寸分違わない商品を納品するのが日本の価値観。モロッコに住む人たちは、日本では考えられないほどの、ゆったりした時間と価値観で生活をしている。それを全面否定する自分はいったい何なのか?大好きなモロッコのはずなのに、文句ばっかりではないか?次第に「インシャーアッラー」かあ…それもそうだなと、相手の常識について考えることができ、「じゃあ、どうするか」とマインドセットする。これが思いやりであり、相手の領域に土足で踏み込まない、他者との間のほどよい距離なのではないかと思うのです。

 
◆やるなら今。若くても、若くなくても

もし好きなことをやりたいと願う人がいたら「いつか」ではなく、一日でも早めてほしい。1日でも早くはじめられれば、失敗しても挽回するだけの時間を持つことができるから。人生100年時代とはいえ、実際には好きなことを思い切りできる年齢は100歳までではないのです。何を始めるかにもよりますが、例えば50歳で始めたとして、80歳まで続けたら30年の大ベテランですよね。そしてもし80歳まで現役で入られたら本当に素敵な人生。さらに死ぬまでやり切れたら言うことはありません。

好きなことができる時間は限られているからこそ、今すぐにはじめれば誰にだってチャンスはある。

 
◆身の丈でやると怖くない

失敗は成功の元!その失敗を元に次の手段を取ることができます。これを繰り返すうちにどうすればいいのかが見えてきます。失敗するのが怖い、だからやらない。それはすごくもったいない。なぜなら、失敗をすることは、うまくいくための通過点だからです。結局のところ、まず身の丈で試してみることこそ、一番結果が出る手段だし、大きな失敗をしないということになります。

 
◆自分の人生に言い訳はしたくない

たった一度の人生の中で出会ったチャンスを「でも」「だって」で止めたりはしない。最初から「うまくやろう」「成功しよう」と考え過ぎてしまうと、いつまでたっても大事な一歩が踏み出せないと思うから、まずは、小さくてもいいから一歩出てみること。まずは歩き出さないことには何も始まらないのです。そんなことを繰り返しているうちに、いきなり猪突猛進するようになっています。

 
◆夢に向かって走りたいなら、筋力を

健康な体は、健康な考えをもたらします。ただでさえ50代の女性は体の悩みが必ず何かしら出てきます。更年期は程度の差はあれ、付き合っていかなくてはなりません。金よりも筋。体力が一番大事。

 
◆最高のスタッフに囲まれても、”私”が責任者

対等な人間が2人いると、女性はとにかく仕事がしづらくなります。
女性は、もともとコミュニケーション能力の高い生き物ですが、仕事をする上では、明確な上下関係がないと、お互い自分の思いを主張しすぎて、本来できることもうまく進まなくなっていきます。特に、女性って仲良くなると互いの境界線を越えやすいので、仕事をするときはかなり明確に意識しているくらいがちょうどいい。それが、本当の意味で親密な関係を生み出すのだと思っています。

 
◆嫉妬は使い方で特効薬に

素直な「きゃー悔しい!」を大切に嫉妬っていう言葉は、あまり世の中では好かれない言葉のように思います。でも、私は、嫉妬心って向上心でもあると思っています。嫉妬とは人に向けたら攻撃、自分に向けたら向上心。

 

著者プロフィール

著者の大原真樹(おおはら・まき)さんは、1964年、東京生まれ。アパレル会社のバイヤー、芸能人のスタイリストを経て、2006年、42歳でモロッコ雑貨のオリジナルブランド「ファティマモロッコ」を立ち上げる。モロッコのマラケシュにアトリエをかまえ、オリジナルデザインのモロッコ雑貨を製造・輸入。2013年にはコスメライン「フルールドファティマ」も立ち上げる。

NHK『世界はほしいモノにあふれてる』に出演、女性の新しい働き方、仕事の作り方が大きな反響を呼んだ

 

女は好きなことを仕事にする
大原 真樹 (著)

42歳で突然仕事を辞めてモロッコのスリッパを売り歩き「頭おかしくなったの?」―「好き」なものに、「値段」をつけて「売る」これからの自分らしい生き方とは?

NHK「世界は欲しいモノにあふれてる」出演で「私もやりたいことがあった!」「好きなことを仕事にしていいんだ」と大反響。

42歳で突然仕事をやめて、モロッコのスリッパを売り始めた「ファティマ モロッコロ」大原真樹の「好き」を「仕事」にする生き方。

「頭おかしくなったんじゃないの」?と言われても、「好きなことをしているから、恥ずかしくなかった」。
モロッコ旅行で心をわしづかみにされ、モロッコ雑貨を日本に広めたいという思いだけで始めたビジネス。最初はたった10足のバブーシュから始まった。

輸入なんて初めて、商品開発も初めて、飛び込み営業もアポ電も初めて。
「起業したい」「会社をつくりたい」「社長になりたい」なんていう気持ちは1ミリもない。ただ「好きなことを夢中になってやっただけ」。

気が付いたら、バブーシュ30万足を売り上げ、今や人気のセレクトショップにはファティマ モロッコのバブーシュは鉄板アイテム。多くのタレントや芸能人が愛用する様子をインスタにもポストしている。

女だから、好きなことを仕事にできる。
自分の好きに「値段」をつける
自分の好きを「売る」
自分の好きと「生きる」

趣味ではなく仕事にするためのエッセンスが満載の1冊。

 


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