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『ときめきが続く収納と部屋づくり 田野口メソッド』家を素敵にするのは「どうせムリ」とあきらめている人に、失敗しないメソッドを伝授

田野口淳子さん著『ときめきが続く収納と部屋づくり 田野口メソッド』

田野口淳子さん著『ときめきが続く収納と部屋づくり 田野口メソッド』

田野口淳子さん著『ときめきが続く収納と部屋づくり 田野口メソッド』が、主婦の友社より刊行されました。

本書は、年2回発行されているエレガントスタイルのインテリア誌『BonChic』の人気企画「田野口メソッド」を一冊にまとめたもの。
「狭いから無理」「お金をかけても素敵になった感じがしない」「最初はよかったけれど物は増えるし、もう、うちなんて」…という、インテリアをあきらめかけている人にこそおススメの、まったく新しい収納とインテリアのメソッド集です。

 

収納の目的は、心豊かになれる空間と、暮らしやすさを両立させることにある

たとえば、普通は部屋を片付けてからインテリアを飾っていくと考えがちですが、このメソッドでは「まずは部屋に“素敵”を意識的につくる。本当に素敵になれば、片付けたいという心になる」という発想。

マンションをリフォームしたKさん宅。アンティーク家具の中にはお子さんの学校の書類が。

マンションをリフォームしたKさん宅。アンティーク家具の中にはお子さんの学校の書類が。

そのために必要なのが、「見ていて幸せかどうか。その基準で選んだ家具を収納に活用する」「“収納が目的”なら木の扉の家具を」「ガラス扉の家具は本来、“ディスプレイが目的”の家具。収納のためには使いません」という、具体的で納得のいく方法論です。

イギリスのアンティーク家具でカップボードといえば、木の扉の家具だとか。

イギリスのアンティーク家具でカップボードといえば、木の扉の家具だとか。

また、片付けに役立つと人気の造り付け収納ですが、つくっていい場所とおすすめしない場所があるとか。

その理由は、「造り付け収納の利点は、出ていたものがしまえてさっぱりしたなと思えること。

でも、いくら面材にこだわっても、部屋のグレードが上がったなとは思えません。しかも、扉の前には家具も置けず、絵もかけられません。巨大な壁のようなものを見てもうっとりしないので、リビングなどの素敵にしたい部屋にはおすすめできないのです」

造り付け収納をつくる前にチェックしたい、おすすめの場所としない場所。

造り付け収納をつくる前にチェックしたい、おすすめの場所としない場所。

 

インテリアについて知らないところから

このように、一般的な考え方とはほぼ真逆でありながら、説得力のあるメソッドを編み出したのが、著者の田野口淳子さんです。

田野口淳子さんは、アンティークショップ「コマチ家具」(http://www.komachikagu.com)で部屋のコーディネートやリフォームデザインなどを手がけているインテリアデザイナー。そのご自宅は、新築の建て売りの輸入住宅を自分でデザインして、入居する前にリフォームしたという素敵な住まいです。

これほどのデザインをする田野口さんですが、結婚した当初はインテリアや住まいのことを何も知らなかったというから驚きです。

建て売りの輸入住宅を自分でデザインしてリフォームした、田野口淳子さんの自宅リビング。

建て売りの輸入住宅を自分でデザインしてリフォームした、田野口淳子さんの自宅リビング。

インテリアについては素人だったという田野口さんが、アパート暮らしを経て、ここまで部屋づくりに情熱をかたむけ、素敵なデザインができるようになった背景には、これまでの波乱万丈な人生があったからだとか。そのいきさつを、書き下ろしのエッセイで語っています。

自分が素敵なおうちで暮らしたい、という一心で部屋づくりのことを考えてきたという田野口さん。満足できない部屋で暮らすつらさも、あきらめそうになる気持ちも、部屋を素敵にして幸せになりたいという思いも、そして素敵な部屋で暮らす喜びや満足感もみんなわかるから、お客さんにもぜったい幸せになってもらいたい、という思いでデザインしているそう。それが、この本のメソッドが生まれた背景です。

日本の住まいに合うモールディングの選び方も。

日本の住まいに合うモールディングの選び方も。

カーテンや壁紙、家具、照明の選び方や、モールディングの選び方、家具の配置方法、さらにリフォームのコツや、日本の普通のマンションが激変するビフォー&アフターの写真も満載。模様替えやリフォームで後悔する前に読んでほしい、本当に部屋を素敵にしたい人のためのインテリアのメソッド集です。

 

ときめきが続く収納と部屋づくり 田野口メソッド
田野口 淳子 (著)

日本の一般的な家やマンションを、日本とは思えないときめきの住まいに逆転させる“失敗しない”部屋づくりの独自メソッド集。

「LDに造り付け収納はNG」「素敵にしたいなら壁をつくる」「照明もカーテンもリフォームも、家具の配置を決めてから」など、時には一般論とは真逆の発想で、日本の普通の家を極上のインテリアにかえてきた著者。
独自の部屋づくりメソッドを確立した背景には、インテリアによって生きる幸福感を得られ、人生が変わるという著者本人の壮絶な体験が。

本書は、エレガントスタイルのインテリア誌「BonChic」の人気レッスン企画をベースに、家具や壁紙選びなど部屋づくりで部分的に役立つものから、部屋全体の配置やリフォームのコツまで、著者が日本のマンションや建て売り住宅を素敵にするために実践から編み出した方法論を書籍化。

「日本の住まいでも部屋は必ずよくなるから、あきらめないで」というメッセージと、失敗しない部屋づくりのメソッドを豊富な実例写真をそえて解説する。
このメソッドが生まれるまでの経緯や体験談のエッセイも新規収録。

 


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