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『不登校になって伸びた7つの能力』小・中・高に行かずに大学に行った著者が語る「 学校に行かずに身についた能力」

『不登校になって伸びた7つの能力』(著:吉田晃子さん・星山海琳さん)

『不登校になって伸びた7つの能力』(著:吉田晃子さん・星山海琳さん)

不登校当事者の母子が書いた書籍『不登校になって伸びた7つの能力』(著:吉田晃子さん・星山海琳さん)が、廣済堂出版より刊行されました。

 

どこで学ぶかより何を学ぶかの時代!

小・中・高に行かず、大学にいった星山海琳さんが不登校によってついた能力とは、「行動力」「自己管理能力」「思考力」「コミュニケーション力」「学力」「集中力」「自己肯定力」だと言います。

 
また、海琳さんの母親である吉田晃子さんが、不登校になって親が得したことについても書かれています。それは、「不安からの解放」「ムダなお金、時間をとられずに済んだ」「親の人生まで楽しくしてくれた」の3つです。

本書は、悩める親と子の心を明るくしてくれる一冊です。

 

本書の構成

はじめに

<第1章>
親が得したこと1 不安からの解放 母・吉田晃子
不登校している子どもに言ってはいけない5つの言葉
わたしが1週間で不登校が不安ではなくなった理由
義務教育は「子どもが学校に通う義務」ではない
勉強の場は学校以外にもいくらでもある
学校に行かなくても勉強しなくても、稼ぐ大人になれる

<第2章>
不登校になって伸びた能力1 遊んでいたから「学力」がついた 娘・星山海琳
コミックで漢字を覚えた
6歳でホームページをつくる
小・中・高に通わなかったわたしが「行ってみたい」だけで大学へ行った
数学で苦しむも、国語と現代社会は無勉で合格!
高認で未来がひらける人がいる
大学はどんな感じ?
子どもを勉強嫌いにさせているのは大人

<第3章>
不登校になって伸びた能力2 失敗をおそれないから「行動力」がついてくる 娘・星山海琳
「自信のない子」は「自信をなくされた子」
13歳の子どもが大阪から東京へひとりで遊びに行く
16歳までに28ヶ国へ旅をして得たもの

<第4章>
不登校になって伸びた能力3 指示されないから「自己管理力」がつく 娘・星山海琳
24時間を自由に使っていいよと言われたらどうしますか?
6歳からひと月5,000円のおこづかい
将来は学校でも親でもなく、子ども自身がつくる
ネットの危険を子どもが理解する方法
「何も強制、指示されない子どもはダメに育つ」は間違い

<第5章>
不登校になって伸びた能力4 世界が広がり、「コミュニケーション力」が育つ 娘・星山海琳
子どものことがわからない?家族と朝までおしゃべりをしよう
さまざまな年齢の相手と交流すると社会性が育つ
親が起こさなければ子どもは自分で起きる力がつく
学校へ行かない時間を自分の好みを知る時間にする

<第6章>
不登校になって伸びた能力5 やりたいことをやるとき「集中力」が発揮できる 娘・星山海琳
九九も知らないわたしが2ヶ月半の勉強で高認に合格した理由

<第7章>
不登校になって伸びた能力6 「自己肯定力」が深まる 娘・星山海琳
ほめられたことも、叱られたこともない
自分の好きなものがわかりますか?
子どもは誰が認めても認めなくても偉大
反抗期を知らぬまま成人になったわたし

<第8章>
不登校になって伸びた能力7 常識に流されずに「考える力」を養う 娘・星山海琳
やりたいことがあるのにチャイムで止められる不思議
自分の生き方を考えると、強くなる
「思考力」は一生もの
自分の望むものがわかると気持ちよく生きられる

<第9章>
親が得したこと2 ムダなお金、ムダな時間をとられずに済んだ 母・吉田晃子
子どもとたっぷりふれあえたのは、このうえない喜び
教材や制服はムダな買い物
PTAや子ども会、旗持ちはしなくていい
毎朝のお弁当づくりをしなくていい
ご近所付き合い・ママ友付き合いをしなくていい

<第10章>
親が得したこと3 親の人生まで楽しくしてくれた 母・吉田晃子
子どもの「明日、行くから」の本当の意味
不登校のアタフタこそが、ギフト
親が悩んでも子どもは幸福にならない
「行きたーい!」でイタリア語を習得
「不登校の子」が人生を楽しめるかは、親次第

 

著者プロフィール

■母:吉田晃子(よしだ・あきこ)さん

1962年大阪生まれ。一男一女の母。口唇口蓋裂の先天性形態異常で生まれ、成人するまで
に何度も手術、入退院をくり返す。

大学卒業後、入社した会社を3日で辞め、放浪の旅に出る。帰阪後は自営業を営み、その後フラワーアレンジメント、室内装飾のコーディネーター、飲食店の経営などをする。
第一子は先天性心臓疾患で、再三にわたり、生死の境をさまよう。

自らの障害、入院していた時間、放浪、息子の障害、子どもの学校に行かない選択とその後の日々で、根本に立ちかえって物事のあり方を見直すことを学び、「デモクラティックスクール・フリープレイスなわて」の立ち上げおよびスタッフ勤務を経て、コミュニティ「デモクラティック・フィールド のらねこ」に携わる。

現在は「AI-am」共同経営の星山さん(娘)と、ブログ「オヤトコ発信所」を中心に、お母さんの集うオンラインサロンや、講演、勉強会、講座などの活動を行う。

 
■娘:星山海琳(ほしやま・まりん)さん

1996年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術学部文芸学科卒業。小学校へ入学してすぐ、学校教育への数々の疑問がわき、学校への魅力を感じなくなる。自分に合ったより魅力的な教育を探し「デモクラティックスクール・フリープレイスなわて」で6歳から11歳を過ごす。

デモ クラティックスクール(サドベリースクール)で過ごした日々から発想を受け、11歳のとき、コミュニティ「デモクラティックフィールドのらねこ」を創立。その後、教育・子育てに関心や悩みのある方々の相談やサポートなどのほか、詩や絵画、写真など自身の創作活動にも励む 。

17歳の夏、とつぜん大学へ行くことを志す。高等学校卒業程度認定試験を受けることを決め、約2か月半の期間で、全8教科の勉強を小学校1年生のレベルからはじめる。九九や四則計算など小学校算数を約20時間、数学を約12時間で修了。ほか7教科とともに、高認試験に合格。志望校である大阪芸術大学を受験、現役入学した。

★オヤトコ発信所:https://ai-am.net/

 

小・中・高に通わずに大学へ行った私が伝えたい――不登校になって伸びた7つの能力
吉田晃子 (著), 星山海琳 (著)

この本は「不登校」を治す本ではありません。
「不登校」を推奨する本でもありません。
学校に行く子と学校に行かない子、学力が伸びるのはどちらか?
思考力が伸びるのはどちらか?
実際に小学校1年生から学校に行かないことを選択し、 中学、高校も、魅力的ではないからと行かず、 その後2ヶ月半で12 年間の勉強を終え大学へ行った娘が、 大人になりました。
そして彼女自身の子ども時代を振りかえったときに見えた、 不登校のおかげで脅かされずに育った能力について書いた本です。

 


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