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『片づけられないのは「ためこみ症」のせいだった!?』新しい精神疾患“ためこみ症”って何?

五十嵐透子さん著『片づけられないのは「ためこみ症」のせいだった!?』

五十嵐透子さん著『片づけられないのは「ためこみ症」のせいだった!?』

五十嵐透子さん著『片づけられないのは「ためこみ症」のせいだった!?』が、青春出版社より刊行されました。

 

「ためこみ症」ってどんな病気?

「ためこみ症」は、2013年にアメリカ精神医学会、2019年に世界保健機関(WHO)に加わった新しい精神疾患です。

モノや動物などを大量にためこむ病気で、モノに対して非常に強い感情や持っています。モノをなかなか捨てられなかったり、逆に増やし過ぎてしまったり、モノとうまくつき合えない状態となります。

 

20人に1人が“ためこみ”傾向!? 新たな精神病「ためこみ症」をひも解く!

モノを「捨てられない」「片づけられない」「ためこんでしまう」という人は多いのではないでしょうか。

しかし中には「ためこみ症」という“こころの病”が隠れている場合があるのです。「ためこみ症」にはこんな特徴があります。

(1) モノを「自分の一部」だと思っている
(2) 「高価なモノ=価値がある」とは思っていない
(3) モノが多くて部屋を本来の目的で使用できない
(4) 家の一部が倉庫化してしまっている
(5) モノの入手をやめられない

 
たとえば、テレビなどで一時報道されていた「ゴミ屋敷」の住民たちも「ためこみ症」である可能性があります。

ゴミ屋敷とまではいかなくても、モノのためこみは家の中で起こります。そのため、周囲に気づかれにくく、実は人口の2~6%、20人に1人は「ためこみ傾向」があるといわれています。

 
とはいえ、「ためこみ症」はまだまだ医療関係者の間にも知られておらず、診断するのも難しい状況です。

本書では、そんな「ためこみ症」をひも解きながら、モノとうまく付き合っていく生活に変えるヒントを解説しています。

 

五十嵐透子さん プロフィール

著者の五十嵐透子(いがらし・とうこ)さんは、上越教育大学大学院心理臨床コース教授。専門は臨床心理学。

臨床心理学の分野でためこみ症の研究に携わり、『片付けられない自分が気になるあなたへ』(金剛出版)などの翻訳も手がける。

著書に『リラクセーション法の理論と実際』『自分を見つめるカウンセリング・マインド』(医歯薬出版)などがある。

 

片づけられないのは「ためこみ症」のせいだった!?
五十嵐 透子 (著)

家のなかはすでにモノでいっぱい。
なのに、使わないモノでも捨てられない、置き場がなくても値引きしているとつい買ってしまう――
それは性格ではなく、「ためこみ症」という病気のせいかもしれません。
ただし、モノを捨てられない人がすべてためこみ症というわけではなく、うつや発達障害の人のなかにも片づけが苦手な人はいます。
ためこみ症の人もそうでない人も、モノと自分の関係を見直すことで、こころをラクにするヒント。

 


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