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『路上ワークの幸福論 世界で出会ったしばられない働き方』疲れた顔で街を歩いていませんか? 22カ国38都市をめぐるなかでいちばん感動したのは、路上で働く人たちとの出会いだった。

中野陽介さん著『路上ワークの幸福論 世界で出会ったしばられない働き方』(CCCメディアハウス)

中野陽介さん著『路上ワークの幸福論 世界で出会ったしばられない働き方』(CCCメディアハウス)

中野陽介さん著『路上ワークの幸福論 世界で出会ったしばられない働き方』が、CCCメディアハウスより刊行されました。

 

可動経済、創作経済、スキマ経済etc. 路上は可能性に満ちている?

28歳のとき、世界一周の旅に出た著者は、世界各国に路上で働く人たちがいることに気づき、その働き方に注目するようになります。

旅の最終地点である東京に戻った著者は、そこで東京の路上を行く人たちの疲労困ぱいとした様子や、乏しい笑顔にショックを受け、ますます路上で働くという働き方に魅せられていきます。

 
著者は「なぜいま路上ワーカーに注目したか?」に対して、次の4つの視点で考察し紐解こうとします。

1.失われた人間美が再発見できるから
2.都市には「活気空間」が必要だから
3.23歳のときに持った疑問(働く選択肢としてサラリーマンになることが王道?)に対する一つの答えだから
4.「もしも対策」として役立つから

 
実際に著者が世界の路上で出会った130の路上ワークもカラー写真とともに紹介。自分自身の「路上ワーカー」としての体験談も盛り込み、古くて新しい働き方に再注目します。

 

本書の構成

プロローグ――幕開け

路上ワーク・ルネッサンス なぜ路上ワーカーなのか
◎失われた人間美の再発見
◎路上ワーカーの美しさ
◎人間エネルギーの発光
◎ガクゼンとした東京
◎路上ワークの価値転換
◎失われた路上の活気
◎路上の幸
◎都市の路上に幸あれ
◎ディズニーランドと路上ランド
◎四つの肩書き
◎路上に潜むお宝
◎アタリマエのサラリーマンに「?」
◎実録:路上ワークデビュー
◎もしも対策
◎3・11で感じたこと
◎サラリーマンと路上ワーカー
◎旅立ちのとき

COLUMN1 日本の路上ワークの歴史
COLUMN2 「聖」と「俗」をつなぐ

世界の路上ワーカーをめぐる旅 多様な働き方を知る
◎かどうけいざい【可動経済】
《可動経済(手持ち編)》
《可動経済(自家製編)》
《可動経済(手押し車編)》
《可動経済(自転車編)》
《可動経済(バイク編)》
《可動経済(車編)》
◎そうさくけいざい【創作経済】
◎むりょうけいざい【無料経済】
◎すきまけいざい【スキマ経済】
◎みせものけいざい【見世物経済】
◎たいどけいざい【態度経済】
◎じゅようたいおうけいざい【需要対応経済】
◎こどもたいおうけいざい【子ども対応経済】
◎かいがけいざい【絵画経済】
◎おんがくけいざい【音楽経済】
◎だんすけいざい【ダンス経済】

COLUMN3 路上の正義を考える
COLUMN4 路上で働くための基礎知識
COLUMN5 日本の路上ワーク体験記

路上ワーカーの未来
◎いつかヤバいときが来たときのために
◎路上ワークをするときに知っておきたいこと
◎路上革命はすでに、すぐそこで起きている
◎路上ワーク先進都市、ニューヨークの事例に学ぶ
◎多様な働き方と生き方がある国
◎人間力とは必ずしもキレイではない。だけど美しい
◎終わりなき旅
◎死と舞う方法

エピローグ――発光のとき

 

中野陽介さん プロフィール

中野陽介(なかの・ようすけ)さんは、1987年生まれ。福岡県出身。芸術家。画家。

2007年に渡米、Los Angeles City College卒業。2012年に渡タイ、バンコクで従業員数200名の上場企業の営業部長としてサラリーマン勤務の傍、芸術家活動(個展、 芸術研究会、雑誌連載、路上ワークなど)を行う。

2016年からは1年間をかけて22カ国をめぐる世界一周旅を敢行。「日本の芸術を叩き起こす」をテーマにした「芸術入門サイト」(http://art-geijutsu.com)は20万アクセ ス突破。

現在は、会社勤務をしながら、明治神宮入口で「無料絵画」路上ワークを続けている。

★URL:https://www.yosukenakano.com

 

 


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