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『利益を出すリーダーが必ずやっていること』伝説のプロ経営者が50年間の気づきをまとめた“社長のノート”がカムバック!

長谷川和廣さん著『2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート 利益を出すリーダーが必ずやっていること』

長谷川和廣さん著『2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート 利益を出すリーダーが必ずやっていること』

長谷川和廣さん著『2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート 利益を出すリーダーが必ずやっていること』が、かんき出版より刊行されました。

 

色あせることのないプロフェッショナルリーダーの原理原則を一冊に

著者はこれまでの50年間、ジョンソンやバイエル、ニコン・エシロールなど、グローバル企業7社の経営幹部や代表取締役という立場で、またときにはコンサルタントという立場で、業績アップや企業再生の仕事を中心に携わってきました。

本社のみならず、内外の子会社、関連会社、協力会社など約2000社の赤字会社の業績を回復させ、黒字化してきました。
その過程で、さまざまな施策を打ってきましたが、そのなかの1つに、現場のリーダーに対する意識改革があります。3カ月程度、現場のリーダーたちと徹底的に向き合い、プロの仕事人、プロのリーダーにするための教育を施したのです。著者が見てきた赤字会社の多くは、まさにダメリーダーの見本市でした。

 
それでも、教育を通じてわかったことは、ダメリーダーの意識を変えただけで、会社の業績は急速に確実に伸び、たとえ赤字でも黒字の企業に立ち直ることができるということでした。そして、そのリーダーたちも立派な経営幹部へと成長していったのです。

この間、著者は毎朝1時間ほどの通勤電車のなかで、仕事上やプライベートで相談を受けたこと、仕事のなかで気づいたちょっとしたノウハウ、ひらめき、取引先で起こったトラブルとその解決策などを、実務の日記である「おやっとノート」(著者が名づけた名前で、「おやっ」と思ったこと、感じたことを記すノート)に書き連ねてきました。

その記録のなかでいちばん多かったのが中間管理職からの相談事でした。毎日のように彼らとグループディスカッションをしたり、膝詰めで話を聞いたりして、さまざまなアドバイスを行い、その内容をノートに書き溜めていきました。それを、わかりやすい言葉で、具体的にまとめたのが本書です。

「ジャッジメント(判断)」と 「デシジョン(決断)」の違いを意識していない経営幹部は意外に多い。

「ジャッジメント(判断)」と 「デシジョン(決断)」の違いを意識していない経営幹部は意外に多い。

 

<著者より>10年経って変わらないこと、変えるべきこと

「本書はいまから10年前の2008年に書いた『社長が求める課長の仕事力』という本を、2017年に出版した『2000
社の赤字会社を黒字にした社長のノート』のリーダー編として、再編集したものです。

再編集にあたり、読み返してみたところ、当時よりも現在のほうが、ビジネスの環境がより厳しく、先行きが不透明になっていることを改めて痛感しました。それと同時に、「本書の内容、つまり現場のリーダーが経営者から求められていることは、それほど変わらないのではないか」「10年前より、いまのほうが本書を必要としている人が多くいるのではないか」とも感じました。

 
なぜなら、本書で紹介しているノウハウや心がまえは、リーダーの基本、原理原則だからです。
仕事に求められるスピードは年々増しているうえ、ITの普及、人工知能(AI)の登場などにより、ビジネスを取り巻く環境は激変しています。

しかし、リーダーに求められる原理原則は変わりません。情報過多でスピードが求められる時代。現場のリーダーたちに不足しているのは、リーダーとしての仕事の基本をもう一度見つめ直すことだと私は考えています。

「リーダーとしての仕事の基本」とは、端的にいうと「利益を生み出すこと」です。どれだけ真面目に仕事に取り組んでも、どれだけ頑張って売上をあげても、ビジネスでは利益を出さなければ評価されません。

当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、日々の仕事に追われるうち、この基本を忘れてしまったリーダーを、著者はこれまでたくさん見てきました。ぜひ、あなたには、本書をきっかけにしてプロのリーダーとしてのスキルや心がまえを身につけていただきたいと思います。」

本当はジョブホッピングにすぎない転職を、キャリアアップだと自分を正当化するのは危険。大切なのは、自分なりの明確な基準を持つことです。

本当はジョブホッピングにすぎない転職を、キャリアアップだと自分を正当化するのは危険。大切なのは、自分なりの明確な基準を持つことです。

 

本書の目次

はじめに

第1章 リーダーが知っておきたい マネジメントの原則

第2章 リーダーが押さえておきたい 利益を生み出す原則

第3章 リーダーが考えておきたい 売上アップの原則

第4章 リーダーが変えるべき 改善の原則

第5章 リーダーが知っておくべき 人間関係の原則

第6章 リーダーのための スキルアップの原則

第7章 リーダー自身のための キャリアアップの原則

 

長谷川和廣さん プロフィール

著者の長谷川和廣さんは、1939年千葉県生まれ。中央大学経済学部を卒業。

大学卒業後、グローバル企業である十條キンバリー、ゼネラルフーズ、ジョンソンなどで、マーケティング、プロダクトマネジメントを担当。その後、ケロッグジャパン、バイエルジャパンなどで要職を歴任。ケロッグ時代には「玄米フレーク」、ジョンソン時代には消臭剤「シャット」などのヒット商品を送り出す。

2000年、株式会社ニコン・エシロールの代表取締役に就任。50億円もの赤字を抱えていた同社を1年目で営業利益を黒字化。2年目に経常利益の黒字化と配当を実現、3年目で無借金経営に導く。これまでに2000社を超える企業の再生事業に参画し、赤字会社の大半を立て直す。現在は会社力研究所代表として、会社再建などを中心に国内外企業の経営相談やセミナーなどを精力的にこなしている。

27歳のときから、有益な仕事術、人の動き、組織運営、生き残り術、部下やクライアントからの相談事とそれに対するアドバイスなどのエッセンスを「おやっとノート」として書き留め始める。この習慣は79歳の現在も続いており、その数は290冊に達する。これをもとにして出版された『社長のノート』シリーズ (かんき出版刊)は累計35万部を超えるベストセラーとなった。

その他の著書に、『超・会社力』『仕事前の1分間であなたは変わる』(かんき出版)などがある。

 

2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート 利益を出すリーダーが必ずやっていること
35万人が学んだけっして色あせることのないプロフェッショナルリーダーの原理原則

グローバル企業7社の経営幹部や代表取締役として、そして、コンサルタントとして2000社を超える赤字会社を黒字化してきた著者が、50年間“仕事の気づき”を書き溜めてきたノートの中から、不確実な時代を生きるリーダーのための金言を抜き出した1冊。

 


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