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【第30回アジア・太平洋賞】大賞は該当作なし 特別賞に金恩貞さん、阿南友亮さん、吉田裕さん

アジア・太平洋地域に関する優れた本を著した研究者らに贈られる2018年度(第30回)アジア・太平洋賞の選考会が開催され、受賞者・受賞作が発表されました。

 

第30回アジア・太平洋賞の結果について

第30回アジア・太平洋賞は、次の通り決定しました。

 
■大賞
該当作なし

 
■特別賞
大阪市立大学法学研究科客員研究員 金恩貞(キム・ウンジョン)さん
『日韓国交正常化交渉の政治史』(千倉書房)

東北大学法学部教授 阿南友亮(あなみ・ゆうすけ)さん
『中国はなぜ軍拡を続けるのか』(新潮選書)

一橋大学社会学研究科特任教授 吉田裕(よしだ・ゆたか)さん
『日本軍兵士――アジア・太平洋戦争の現実』(中公新書)

 
表彰式は11月26日(月)午後5時、東京都千代田区一ツ橋、パレスサイドビルディング9階「アラスカ」で開催。

 

アジア・太平洋賞とは

アジア・太平洋賞は、アジア調査会創立25周年を記念して、1989年(平成元年)に創設。毎日新聞社とアジア調査会が共同で主催。外務省、文部科学省、経済産業省が後援、スルガ銀行が特別協賛、日本生命と三菱商事が協賛、全日空が協力。

本賞は、過去1年間(前年7月1日~当年7月上旬)に発刊されたアジア・太平洋地域に関する優れた本を著した研究者、実践者らを対象とし、大賞受賞者には、記念の盾と賞金200万円および国際航空券が、特別賞の受賞者には、記念の盾と賞金各30万円が贈られます。

 

アジア調査会とは

一般社団法人「アジア調査会」は、毎日新聞社が中心となって、政界、経済界、学界など各方面の協力を得て設立。日本にとって重要な中国をはじめアジア諸国の調査研究、関係当局への建議と、国民外交の展開及び知識の普及啓発を目的としています。

 

日韓国交正常化交渉の政治史
あらたに公開された外交資料から、妥結まで14年の歳月を要した日韓会談の全体像に迫る。

 
中国はなぜ軍拡を続けるのか (新潮選書)
鄧小平の「誤算」と「軍拡の底なし沼」とは――?
共産党独裁の「暴力依存」構造を解き明かす。

日本がいかに誠実な対応を取ろうとも、どれだけ経済的相互依存を深めようとも、中国共産党はこの先も軍拡を続けるし、いつか武力衝突に発展する危険性がある。それはなぜか――? 人民解放軍の分析を長年にわたり続けてきた気鋭の中国研究者が、一党独裁体制における政軍関係のパラドックスを構造的に解き明かし、対中政策の転換を迫る決定的論考。

 
日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書)
310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高率の餓死、30万人を超えた海没死、戦場での自殺・「処置」、特攻、劣悪化していく補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験をせざるを得なかった現実を描く。

 
【関連】
アジア・太平洋賞 – 一般社団法人 アジア調査会

 


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