【日本ど真ん中書店大賞2018】湊かなえさん『未来』、カメントツさん『こぐまのケーキ屋さん』などが受賞
東海三県(愛知・三重・岐阜)の書店員・図書館員が選ぶ「日本ど真ん中書店大賞2018」の入賞作が決定しました。
「小説部門」は湊かなえさん『未来』が、「ご当地部門」は名古屋市教育委員会の『ナゴヤ歴史探検』が、「ミソ!本」部門はカメントツさんの『こぐまのケーキ屋さん』が、それぞれ受賞しました。
日本ど真ん中書店大賞について
日本ど真ん中書店大賞は、東海三県の書店員・図書館員が、東海三県の読者へ本当に届けたい本を選び、書店店頭や図書館をを盛り上げることで、地域の出版文化の活性化に貢献することを目的とする文学賞です。2017年に設立され、東海3県の書店メンバーによる「ど真中書店大賞事務局」が運営。
今回は、「小説部門」「ご当地部門」「ミソ!本(出版社ノミネート部門)」の3部門で構成。
「小説部門」は初版奥付日が過去1年間(2017年6月1日~2018年5月末日)の作品を対象とし、「ご当地部門」は作品の舞台・タイトルが東海エリアに関するもので、初版奥付日が過去3年間(2015年6月1日~2018年5月末日)の作品を対象とします。また、「出版社ノミネート部門」は出版社がエントリーした「ここが”この本のミソ”」という独自の切り口やこだわりのある作品を対象とします。
それぞれ、書店員・図書館員の投票で選出。
なお、賞の名前となっている「ど真ん中」には、愛知・三重・岐阜が一丸となり、日本の中心から発信していこうという決意と覚悟を込めています。
日本ど真ん中書店大賞2018 入賞作品
【小説部門】
■第1位 『未来』(湊かなえさん/双葉社)
ある日、突然届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという……。
デビュー10周年を記念する、著者待望の書き下ろし長編ミステリー。湊ワールドの集大成と呼ぶべき作品!
■第2位 『彼方の友へ』(伊吹有喜さん/実業之日本社)
■第3位 『青くて痛くて脆い』(住野よるさん/KADOKAWA)
【ご当地部門】
■第1位 『ナゴヤ歴史探検』(名古屋市教育委員会・編/ぴあ)
中学生だけではもったいない。市民はじめ広く一般の方々にも、名古屋の歴史を知るためにぜひ読んでもらいたい一冊です!また、本誌掲載のQRコードとリンクして「名古屋城の防御の仕組み」などの歴史動画が見られる仕掛けなども満載。
■第2位 『大須裏路地おかまい帖』(神凪唐州さん/宝島社)
■第3位 『三重弁やん』(神田卓朗さん/風媒社)
【ミソ!本部門】
■第1位 『こぐまのケーキ屋さん』(カメントツさん/小学館)
■第2位 『頭に来てもアホとは戦うな!』(田村耕太郎さん/朝日新聞出版)
■第3位 『昔話法廷』(今井雅子さん/金の星社)
【関連】
▼日本ど真ん中書店大賞
▼日本ど真ん中書店大賞(@domannakashoten) | Twitter
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