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原稿料で井戸を掘ったマサイ族、書籍『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』の印税で学校を建てる!

『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』

『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』

学研プラスよりルカ・サンテさん&GO羽鳥さん著『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』が3月に刊行されましたが、共著者のひとり、ケニアのマサイ族ルカ・サンテさんが、本書の印税で故郷の学校再建プロジェクトをスタートさせました。

 

スマホで稼いだ原稿料で井戸を掘ったマサイ族

マサイ族のルカ・サンテさんは、Webサイト「ロケットニュース24」(ソシオコーポレーション)で「マサイ通信」を連載中のネットライターです。

スマートフォンでマサイ族の日常を撮影し、日本のGO羽鳥さん(ロケットニュース24編集長)に送って、原稿料で生計を立てています。

その原稿料の一部を貯金し、壊れてしまった井戸を掘りなおした「伝説」は、書籍『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』にまとめられています。

見事に井戸を復活させたルカ・サンテさんは、次なる目標として「学校を建てること」を掲げています。

ルカ・サンテさんも学んだ母校は建設途中で放置されてしまっており、教室の数が不足しています。この学校を再建し、自分のように、英語やスマートフォン、インターネットをつかえて、新しい仕事や生活を切りひらけるマサイ族を育てたい――それがルカ・サンテさんの夢なのです。

 

書籍で稼いだ印税で学校を建てる!

井戸を掘るよりも大きな予算が必要な計画ですが、ルカ・サンテさんは、書籍『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』で得た印税を寄付することで、学校再建の一歩を踏み出しました。

その模様は「ロケットニュース24」の「マサイ通信」171回(https://rocketnews24.com/2018/06/22/1080878/)で発表されています。

今後も、学校再建までの道のりが発表されていく予定です。

 
なお、スマホやSNSの使い方を覚え、パケ死や充電切れとも闘いながら、マサイ族の日常をレポートしてきたルカ・サンテさんの成長と苦難の道のりは、書籍『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』に詳しく記されています。

 

マサイのルカがスマホで井戸を掘る話
月間アクセス5000万PV超の人気ウェブサイト「ロケットニュース24」の人気連載「マサイ通信」が書籍化!
ケニアのアンボセリに住むマサイ族の青年ルカ・サンテが「原稿料で村の井戸を直す」べく、ありのままのマサイ生活をレポートする。
マサイ族の衣・食・住はもちろん、家畜や野生動物との悲喜劇、マサイ・オリンピックの模様、都会に住むマサイ族のライフスタイル、恋愛・結婚、神様や幽霊、観光とビジネス、仕事とカネ……。
ケニアからスマートフォンで送られてきた、ありのままの現代マサイ族を収録した。

はたして、ルカは原稿料を貯めて村の井戸を直せるのか?
そして、その目的を果たしたあとに見出した、ルカの「学びを直す」目標とは……!?

観光マサイでも、シティマサイでもない、スマートフォンを手にネット時代を生きる、新しいマサイ族の伝説が、ここに開幕する!

 
【目次より抜粋】

マサイのネットライター
どうやって原稿や写真を送るんだ?
パケ死と充電
マサイの村の水事情
生々しいカネの話

実録・マサイライフ24時
クイズ! ライオン探し
野良ゾウに気をつけろ!
竜巻が来た
ケニアではポリ袋禁止だぜ

マサイの食事はマメ食って寝る!
マサイの酒と二日酔い
マサイ族も歯が命

スヤァーーー……マサイのベッド
キリマンジャロ珈琲に砂糖をたっぷり
鼻から「クンッ」と吸うタバコ

マサイの戦士はライオンを倒せて一人前
最強戦士サイトゥートゥさん
ライオンを倒して弟が逮捕された事件
マサイの戦士200人VS武装警察300人
跳べ! マサイ・オリンピック

マサイのファッション
巻き布とアクセサリー
洋服のオシャレ・マサイ
いまどきのケニアギャル
マサイの109円カット

マサイの恋愛と結婚
マサイのイクメン戦士
マサイの結婚式

マサイの学校
マサイの天空神とケニアの幽霊
声に出して読みたい「マー語」

最強戦士の就職先
ケニアの教習所
マサイのバイクはSKYGO
チャイナマネーの現実

マサイの井戸
井戸復活のための貯金額
デカイ井戸を掘る前に……

ルカの「make Legend]とこれから

 
【出版社からのコメント】
マサイ族が、マサイ族のことを、マサイ族の井戸を直すために綴った真っ正直な生活レポートです。
ルカさんのスマートフォンから送られてきたレポートはおおらかにたくましく生きるマサイ族を伝えてくれます。豊かすぎる自然の恐ろしさや、変化するケニア事情への対応を迫られる姿は、まさに現実。
これはアフリカを支援しようという、国際的な開発援助や基金の話ではありません。
ロケットニュース24の「マサイ通信」と本書「マサイのルカがスマホで井戸を掘る話」は、マサイ族のルカさんに、ライター・著者として「マサイ族の生活を日本に伝える」仕事を依頼したのです。報酬は日本人と同じ原稿料に印税です。井戸が直るかどうかはルカさん次第。ルカさんは、ライター稼業で自分の夢をかなえることができるでしょうか?

 
【関連】
『マサイのルカがスマホで井戸を掘る話』マサイ族の戦士が怖れるものとは? | B O O K P O O H

 


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