トークセッション「帝都物語からみる江戸・東京の風水」開催 荒俣宏さんと、物語の核となる神田明神の権宮司が登壇
東京文化資源会議と三区文化資源地図協議会では、第一回トークセッション「帝都物語からみる江戸・東京の風水」(地図からみる帝都物語と東京文化資源区連続トークセッション)を、2018年6月11日(月)18時30分より、神田明神祭務所地下ホールにて開催します。
地図からみる帝都物語と東京文化資源区連続トークセッション
1985(昭和60)年に発表された作家・荒俣宏さんのデビュー作『帝都物語』では、帝都東京に安全な近代都市を築こうとする人々と、地霊平将門の力を借りた帝都破壊の怨念の対立が、風水の思想を基軸としながら、幕末から近未来(昭和73年)までが描かれています。
地図アーカイブの構築に取り組む三区文化資源地図協議会(千代田・文京都・台東・東京文化資源会議)では、帝都物語の世界を介し、東京都心北東部の都市の形成の要所と特徴を読み解く、地図カタログの作成に取り組んでいます。
第一回目のトークセッションでは、荒俣宏さんと、平将門を祀る社として物語の核となる神田明神の清水祥彦権宮司が登壇。それぞれの時代の地図から、都市の発展あるいは崩壊を促す、そして帝都物語の世界の創造につながる江戸東京の風水について語ります。
第一回トークセッション「帝都物語からみる江戸・東京の風水」 概要
■登壇者:荒俣宏さん・清水祥彦さん(神田明神権宮司)
■司会・解説:真鍋陸太郎さん(東京文化資源会議/東京大学)・片桐由希子さん(同/首都大学東京)
■日時:2018年6月11日(月) 18時30分~(18時開場)
■会場:神田明神祭務所地下ホール(東京都千代田区外神田2-16-2)
■主催:東京文化資源会議(地図ファブ)・三区文化資源地図協議会
■協力:神田明神
■参加費:無料 (定員130名 先着順)
■参加方法:下記フォームにてご登録ください。定員に達し次第締め切りとなります。
https://goo.gl/forms/nJdP33NWxdXK15N12
■問合せ:東京文化資源会議 地図ファブプロジェクト(E-Mail tokyo.map.fab@tohbun.jp)
地図ファブおよび三区文化資源地図協議会について
文化資源の多くは地図上に表現され、多くの人からのアクセスを容易にしています。しかし、文化資源の多くが表現された地図そのものも地図作成者の思いが詰まった文化資源そのものです。
地図ファブは、東京文化資源区を対象とした「地図」を文化資源の一つとして捉えて活動している東京文化資源会議のプロジェクトチームです。
地図ファブの活動は、文化資源である地図をアーカイブして利用可能な状態に供して、それをより高度な資源として利用・活用する環境を用意することで、次の企画・創造・開発といったクリエーションを生み出すリソース拠点という意図を持つことから「ファブ」という名前をつけました。
地図ファブでは、地域の公的な活動を支援するためと、公的に発行された地図も対象とするために、東京文化資源会議と対象3区(千代田区・文京区・台東区)とで三区文化資源地図協議会を結成しています。
地図ファブと協議会は連携して必要に応じて役割分担をして活動することで、産官学民が関わるプロジェクトとなっています。
★Facebookページ:https://www.facebook.com/tokyo.map.fab/
帝都物語地図カタログについて
三区文化資源地図協議会では、2017年度から2018年度の活動として荒俣宏さんの小説『帝都物語』の世界観を介して、江戸から東京の市街地の変遷の様子を各種地図への専門家が解説した「帝都物語地図カタログ」という地図集の制作を行っています。
その制作にあたり、地図を題材とした話題を展開するために、荒俣さんや江戸・東京に見識の深い先生方との連続トークセッションや完成披露シンポジウムを開催していきます。
連続トークセッションの第1回は6月11日に神田明神地下ホールにて荒俣宏氏と清水祥彦神田明神権宮司による「帝都物語からみる江戸東京の風水」というテーマを、第2回は10月に荒俣宏さんと藤森照信さんによる「帝都物語からみる東京文化資源区のまち」というテーマを予定しています。また、完成披露シンポジウムは、神田明神ホール完成披露と兼ねて、12月14日に予定しています。
第8回(1987年) 日本SF大賞受賞!
関東大震災や辛亥革命など、干支にいう〈亥の年〉には、国家的規模の大異変が続発している。そして、亥年にあたる一九九五年。不幸にも阪神大震災、地下鉄サリン事件という未曾有の大惨事が発生した。だが本書はすでに、魔人・加藤保憲を駆って、破滅の予兆を孕んだ現代の姿を予見していた!
ここにまた、混沌とした世紀末を乗り切るために、科学、都市計画、そして風水まで、あらゆる英知が結晶したカタストロフィ・ノベルを繙く時がやってきた――。
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