【第49回講談社出版文化賞】西川真以子さん、新田桂一さん、芦澤泰偉さん、佐々木マキさんが受賞
第49回講談社出版文化賞が4月6日に発表されました。
第49回講談社出版文化賞 受賞作品
第49回講談社出版文化賞の各賞は次の通りです。
■さしえ賞
西川真以子(にしかわ・まいこ)さん
「北のロマン 青い森鉄道線」(西村京太郎さん著/『読楽』2017年9月号掲載)、
「辺境図書館 『もうひとつの街』とミハイル・アイヴァス(チェコ)」(皆川博子さん著/『インポケット』2017年8月号掲載)、
「辺境図書館 『夢魔のレシピ 眠れぬ夜のための断片集』とレメディオス・バロ(スペイン)」(皆川博子さん著/『インポケット』2017年4月号掲載)
選考委員:宇野亜喜良さん、村上豊さん、山藤章二さん
■写真賞
新田桂一(にった・けいいち)さん
『NAOMI』(渡辺直美さん著/ヨシモトブックス)
選考委員:熊切圭介さん、椎名誠さん、篠山紀信さん、田沼武能さん
■ブックデザイン賞
芦澤泰偉(あしざわ・たいい)さん
「講談社ブルーバックス」シリーズほか一連の作品
選考委員:逢坂剛さん、鈴木成一さん、鈴木一誌さん、南伸坊さん、山本容子さん
■絵本賞
佐々木マキ(ささき・まき)さん
『へろへろおじさん』(福音館書店)
講談社出版文化賞について
講談社出版文化賞は、さしえ賞(挿絵)、写真賞(写真)、ブックデザイン賞(装幀)、絵本賞(絵本)の4部門からなり、前年3月1日から当年2月末日までに刊行された書籍を対象として、広く出版文化の向上に寄与した作品に贈られます。
1970年(昭和45年)に講談社が創業60周年記念事業の一環として創設し、賞金は各100万円。
なお、講談社出版文化賞の4部門のうち、写真賞・さしえ賞・ブックデザイン賞については、今年度限りで終了となり、絵本賞は「講談社絵本賞」と改称し、引き続き単独で運営されます。
世界を駆ける渡辺直美の心と体の核心を、鬼才フォトグラファー新田桂一が抉り出す。
へろへろおじさん (こどものとも絵本)
このおじさん、今日はとことんツイてない。友だちに手紙を出そうと思っただけなのに、家を出ようとしたら階段を転げ落ち、道を歩けば空からマットが降ってくる。さらには道の向こうからとんでもないものが……! もはや体はよろよろ、手紙はしわくちゃ。おじさんは身も心もすっかりへろへろです。とっても気の毒なのだけど、そのあまりにも不運な姿が笑いを誘います。上質なドタバタ喜劇を見ているかのような一冊です。
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