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【日本絵本賞】tupera tupera『わくせいキャベジ動物図鑑』が大賞

第23回日本絵本賞の受賞作品が発表され、亀山達矢さんと中川敦子さんによるユニット「tupera tupera」の『わくせいキャベジ動物図鑑』が大賞に決定しました。

 

第23回日本絵本賞 受賞作品

第23回日本絵本賞の各賞の受賞作品は次の通りです。

 
■日本絵本賞大賞
『わくせいキャベジ動物図鑑』
tupera tupera/作・絵(アリス館)

■日本絵本賞
『ばけバケツ』
軽部武宏さん/作(小峰書店)

『ドームがたり』
アーサー・ビナードさん/作、スズキコージさん/画(玉川大学出版部)

■日本絵本賞翻訳絵本賞
『シャクルトンの大漂流』
ウィリアム・グリルさん/作、千葉茂樹さん/訳(岩波書店)

■日本絵本賞読者賞(山田養蜂場賞)
1位<7,199票>
『しんごうきピコリ』
ザ・キャビンカンパニー/作・絵(あかね書房)
※ザ・キャビンカンパニーは、阿部健太朗さんと吉岡紗希さんによるユニット

 

日本絵本賞について

日本絵本賞は、公益社団法人「全国学校図書館協議会」と毎日新聞社によって、1995年度より「絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展に寄与する」ことを目的に創設されました。山田養蜂場が特別協賛。図書印刷と旭洋紙パルプが協賛。

賞には「日本絵本賞大賞」「日本絵本賞」「日本絵本賞翻訳絵本賞」のほか、「候補絵本選定委員会」が選んだ候補絵本の中から読者の投票で選ばれる「日本絵本賞読者賞(山田養蜂場賞)」があります。

前々年10月から前年9月までに出版された絵本が対象となります。

 

わくせいキャベジ動物図鑑
新たな惑星が発見された! ! 地球から831光年はなれた銀河のかたすみにある、わくせいキャベジ。 黄緑色に輝く星には、ふしぎな生き物たちが住んでいます。 ダイコンイカ、ニンジン、トマトン、モロコシギツネ……、 惑星に住む28の野菜動物たちを、tupera tuperaさんが美しい絵で再現。 特長や生態を解説する絵本図鑑です。 * 博物学者・荒俣宏さんも推薦! 図鑑は、「世界」をもうひとつ作りだすこと。 そして、こころの中にできた世界では、 きみが神様だ。きみが読めば読むほど世界はふくらみ、 新しい動物もどんどん見つけられる。

 
ばけバケツ (にじいろえほん)
おばけも楽しい月夜の散歩。つぎつぎと現れるのは…!? 月夜の不思議を描いた、おばけ絵本の新定番! 夜の闇が美しい絵本。おばけのコミカルなやり取りがリズムある文章で綴られ、読み聞かせにもぴったり。

 
ドームがたり (未来への記憶)
「どうも、はじめまして。ぼくの名前は「ドーム」。あいにきてくれて、ありがとう」──1915年にできた「広島物産陳列館」は、100年以上も広島を、世界を見てきた。ドームとは何なのか、何を語りかけているのか。原爆ドームの声を聴け! アーサー・ビナードによるドームの語りと、スズキコージの絵が、未来へ記憶をつなぐ。

 
シャクルトンの大漂流
20世紀初頭、GPSも携帯もない時代。南極をめざして出航したエンデュアランス号は、巨大な流氷にはばまれて座礁してしまう。だが、氷上にとりのこされた28人の乗組員たちは、決してあきらめなかった。実話にもとづく、とほうもない勇気と冒険の物語。デビュー作にして、ケイト・グリーナウェイ賞史上最年少受賞作。

 
しんごうきピコリ
信号が青に変わったら、車はどうするかな? とパトカーが信号機の色を見ながら話をします。ところが、ピコリ! 信号機がとつぜん水色に変わりました。なんと車は、さかだちをしなければいけません。信号機がどんどんめずらしい色に変わるたび、車たちにはいろんなことが起こります。ピコリは何色光るのでしょう? 信号機のルールのお話かと思いきや、ふしぎな信号機のピコリに、パトカーと車たちがふりまわされる楽しい絵本。

 
【関連】
日本絵本賞公式サイト

 


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