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【訃報】作家・内田康夫さんが死去 浅見光彦シリーズなど

「浅見光彦シリーズ」で知られる作家の内田康夫(うちだ・やすお)さんが3月13日、敗血症のため東京都内で死去しました。83歳。東京都出身。葬儀は近親者で行われました。お別れの会は行わず、3月23日~4月23日、長野県軽井沢町の浅見光彦記念館(長野県北佐久郡軽井沢町長倉504-1)に献花台を設けます。喪主は妻で作家の早坂真紀(はやさか・まき=本名:内田由美)さん。

 
内田康夫さんは1934年生まれ、コピーライターなどを経て1980年に『死者の木霊』で作家としてデビュー。フリーのルポライターで、警察庁刑事局長を兄に持つ浅見光彦を主人公にしたミステリーシリーズがベストセラーとなり、100作を超える作品が刊行されています。シリーズの多くの作品がテレビドラマ化され、『天河伝説殺人事件』は映画化もされました。

ほかに「信濃のコロンボ」シリーズや岡部警部シリーズもあり、こちらもドラマ化されています。また、歴史小説『地の日 天の海』なども刊行。著作の累計発行部数は1億1千万部を超えています。2008年に日本ミステリー文学大賞を受賞。

 
内田さんは、2014年から浅見光彦シリーズの最新作『孤道』を毎日新聞夕刊に連載していましたが、2015年7月に脳梗塞で倒れて連載を中断。去年3月に小説の「休筆宣言」をしました。

小説『孤道』は未完のまま刊行されましたが、作品の続編となる完結編の公募(4月末締め切り)が行われ、最優秀作が出版される予定です。

 

後鳥羽伝説殺人事件(新装版) (廣済堂文庫)
芸備線の三次駅で若い女の絞殺死体が発見された。被害者は“後鳥羽伝説”の地を訪ね終え、尾道から東京へ帰る予定だった。その彼女がなぜ三次で殺されたのか?事件の鍵を握ると見なされた人物が次々と殺され、捜査陣は犯人の素早い動きに翻弄される。そのようななかで上司と衝突し、独自の調査を始めた敏腕刑事・野上は探偵・浅見光彦の協力を得て、事件の核心に迫っていく…。名探偵・浅見光彦が初めて登場する記念すべき作品。昭和61年刊行の廣済堂文庫の新装版。

 
孤道
※本作は、完結しておりません。

浅見光彦シリーズ3年ぶりの最新刊!
切り落とされた牛馬童子の頭、地元名家の殺人事件・・・
熊野古道を舞台にした、壮大な歴史ロマンミステリー。

内田康夫「休筆宣言」と未完小説『孤道』の〈完結編〉公募という前代未聞のプロジェクトで大反響!

【内田康夫「休筆宣言」】
「『孤道』は、僕の病気のため、やむを得ず未完のまま刊行することになりました。
そこで、未だ世に出られずにいる才能ある方に完結させてもらえないかと考えました。
僕が休筆すると聞いて、浅見光彦は「これで軽井沢のセンセに、あることないことを書かれなくてすむ」と思うことでしょう。
でも、どなたかが僕の代わりに、浅見を事件の終息へと導いてください」

最優秀作は本として出版されます。(応募締切2018年4月末日)

 
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浅見光彦記念館 | お知らせ | 【訃報】内田康夫 逝去のお知らせ

 


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