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【第14回広島本大賞】田中卓志さん『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』と花井綾美さん『土と人と種をつなぐ広島』が受賞

広島本大賞実行委員会は、広島の書店員・タウン情報誌有志が広島の魅力に溢れた本を選出し全国に発信していく文学賞「第14回広島本大賞」の受賞作を発表しました。

 

第14回広島本大賞が決定!

第14回広島本大賞の受賞作は、次の通りです。

 
<第14回広島本大賞 受賞作品>

■文芸部門
田中卓志さん
『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』(新潮社)

■ノンフィクション部門
花井綾美さん
『土と人と種をつなぐ広島』(ザメディアジョン)

 
なお、第14回広島本大賞のノミネート作品は以下の11作品でした。

【ノミネート作品】 ※敬称略
◎狭山ひびき『安芸宮島 あやかし探訪ときどき恋』(主婦と生活社)
◎武内涼『厳島』(新潮社)
◎小山田浩子『かえるはかえる』(twililight)
◎塩谷朋之『顔ハメ百景 広島びしばし死闘篇』(阿佐ヶ谷書院)
◎橋本倫史『観光地ぶらり』(太田出版)
◎田中卓志『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』(新潮社)
◎花井綾美『土と人と種をつなぐ広島』(ザメディアジョン)
◎神垣しおり『逃げられる人になりなさい』(飛鳥新社)
◎坂上俊次『83歳、最後のマジック』(ベースボール・マガジン社)
◎井伏鱒二『広島風土記』(中央公論新社)
◎IIS―P、卯花つかさ、春場ねぎ『ぽんのみち』(講談社)

 

アンガールズ田中卓志さんの受賞は芸人初の快挙!

広島本大賞はの文芸部門では過去に、芥川賞作家・小山田浩子さんの『工場』や人気作家・森見登美彦さんの『夜行』が受賞していますが、芸人さんでの受賞は田中卓志さんが初めてとなります。

 
選考会では選考委員のほぼ全員から票を集めたそうで、「親しみやすいこと、タレント本の中でも文章が洗練されて面白く、時にほろりとさせる描写もあることなどが高い評価を受けた。」とのことです。

(c)新潮社

(c)新潮社

田中さんは受賞を受けて自身のインスタグラムで、以下のようにコメントしています。

《コツコツと数年かけて書いた作品なので、評価していただきめちゃくちゃ嬉しいです。これをきっかけにまた沢山の方々に読んでいただけるといいなぁ。
あと、チョコプラの松尾くんが普通に買って読んでます!と言ってくれました。嬉しい!》

 

広島本大賞について

「広島本大賞」は、広島の書店員や図書館員、タウン誌出版社が、広島の魅力溢れる本を選定し発信する取組みで、広島の書店員が会社の枠を超えて企画、運営しています。

選定に際しては、Facebook や Twitter などを活用し、一般読者による投票も行われています。2011年に第1回広島本大賞を選定し、以後、毎年1回ずつ選定・表彰し、今年で14回目を迎えました。

 

ちょっと不運なほうが生活は楽しい
田中 卓志 (著)

「どこかの優しい誰かが読んでくれたら……」。人気芸人の悲喜こもごもの日常に、思わず共感。アンガールズ田中による初エッセイ集!

真面目すぎる性格なのにふざける仕事を志し、第一印象が「キモい」だった山根さんとコンビを組み、港区女子合コンの悔しさをバネにめでたく結婚。人気芸人の悲喜こもごも(悲、強め)の日常は、クスリと笑えて妙に共感。「ベスト・エッセイ2022」にも選出され280万人が涙した、母のお弁当の思い出を綴った「最高の食事」も収録!

 
<田中卓志さんからのコメント>

「小説新潮」で連載していたエッセイが本になりました。

学生時代にいじめにあっていたエピソードや、「ベスト・エッセイ」にも選んでいただいた母との番組収録の話、芸人としてご飯を食べられるまでの地獄の日々等、様々なエッセイを書かせていただきました。是非手にとっていただけると嬉しいです。エッセイスト田中からのお願いです。

土と人と種をつなぐ広島
花井 綾美 (著)

きょうも黙々と山野で鍬をふるう農の人たちがいて、土から生まれる豊かなものが、次代へと伝えられている。そうした人たちによって、万人の食は支えられています。近い将来食糧難危機を迎えるだろう今、農業の本質を問い直し、農業者と消費者がしっかりと手を携えて、日本の農業と食を守る体制に入るためのバイブルです。

 
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【公式】広島本大賞(@hirobooktaisho) / X
試し読み | 『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』田中卓志 | 新潮社

 


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