高山環さん「第12回ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作『夏のピルグリム』が刊行
2023年に発表された「第12回ポプラ社小説新人賞」にて奨励賞を受賞した、高山環さん著『夏のピルグリム』がポプラ社より刊行されました。
喪失を知った少女の再生を描く、ひと夏の巡礼の旅
【あらすじ】
「わたしには夢を持つ資格はない」
必死で受験して入学した中学校には馴染めず、厳しい母親に叱られ家庭でも居場所がない。
中学一年生の夏子は日々を無気力に過ごしていた。
心の支えは、妹のチイちゃんと共にお話を創ること、そしてチイちゃんの推しているアイドル・羽猫くんの動画を一緒に視聴すること。
しかしそんな夏子の様子を見かねた母親は、夏子が目を背けてきた「現実」を突き付けてくる。
さらに同時期に羽猫くんが活動を休止し、宮崎の田舎へ戻ったという情報が。
すべてを失った夏子は巡礼の旅に出る。
東京から、宮崎へ。
道中様々な大人と出逢い、時に助けられながら、夏子は少しずつ夢を取り戻していく。
著者プロフィール
高山環(たかやま・かん)さんは、宮崎県在住。『ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕』(宝島社文庫)でデビュー。
『夏のピルグリム』で第12回ポプラ社小説新人賞奨励賞を受賞。本書は著者初めての単行本形式の小説となる。
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夏のピルグリム 高山 環 (著) |
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