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ナチスの陰謀を描くノンフィクション『ローズヴェルト、スターリン、チャーチルを暗殺せよ』が刊行

第2次大戦下の1943年11月、イランの首都テヘラン――ナチスによって下された秘密指令と、それを察知した連合国側との手に汗握る攻防を描く、ニューヨーク・タイムズ15週連続ベストセラーランクインの話題作『ローズヴェルト、スターリン、チャーチルを暗殺せよ』(著:ブラッド・メルツァーさん、ジョシュ・メンシュさん/訳:花田知恵さん)が河出書房新社より刊行されました。

 

「殺せ、さもなくば拉致せよ」――連合国三巨頭による歴史的会談に襲いかかるナチスの陰謀を描くノンフィクション

第二次世界大戦下の1943年11月28日から12月1日にかけて、連合国占領下にあったイランの首都テヘランで開催された連合国によるテヘラン会談。

――この会談は、アメリカ合衆国大統領フランクリン・ローズヴェルト、ソ連首相ヨシフ・スターリン、イギリス首相ウィンストン・チャーチルの三巨頭(ビッグ・スリー)が初めて一堂に会した歴史的な会談でした。ナチスに対して連合国側が優勢に立ち始めた段階での開催であり、ノルマンディー上陸作戦計画を議論する重要な会談。しかし実はこの会談の影で、三巨頭に向けられたナチスによる大胆な陰謀が渦巻いており、テヘランにはナチスの凄腕スパイが送り込まれていました。

 
「殺せ、さもなくば拉致せよ」――

劣勢となり始めたナチスは、いち早くテヘラン会談開催の情報を入手、ナチスにとっては起死回生にして極秘の三巨頭暗殺計画を立てます。それと併行し、失脚し、監禁されたムッソリーニの救出作戦が行われます。それらの、スパイ小説のような緊迫した展開は、本書はノンフィクションでありながら、名作ジャック・ヒギンズの『鷲は舞い降りた』やフレデリック・フォーサイスの『ジャッカルの日』を彷彿させます。

 
本書は、このテヘラン会談を舞台に、ナチススパイの暗躍、これを追うアメリカ大統領のシークレット・サービスやソ連・イギリスのスパイ、そして三巨頭による腹の探り合いを、スパイ小説のように描いた衝撃のノンフィクションです。

著者は、スリラーから歴史ノンフィクション小説などを幅広く執筆しているベストセラー作家のブラッド・メルツァーさんと、「ヒストリー・チャンネル」などドキュメンタリー番組のプロデューサーにして作家のジョシュ・メンシュさんの二人。多くの短い章で構成されている本書は、登場人物と舞台、そして時間が刻々と切り替わり、“その時”となるテヘラン会談に向かっていく、緊迫したスリル感溢れる映画のような展開に、一気に引き込まれる一冊です。

 
【主な登場人物】

フランクリン・デアノ・ローズヴェルト……アメリカ合衆国第32代大統領

ヨシフ・スターリン……ソ連首相

ウィンストン・チャーチル……イギリス首相

アドルフ・ヒトラー……ドイツ国家元首

フランツ・マイヤー……ナチスのスパイ

ラインハルト・ハイドリヒ……ドイツの政治家

ヴァルター・シェレンベルク……ナチスのスパイ

マイク・ライリー……ホワイトハウスのシークレットサービス

ゲヴォルク・ヴァルタニアン……ソ連のスパイ

オットー・スコルツェニー……ドイツの「特殊作戦」指導者

 
<原書に寄せられたレビューより>

「第二次大戦を、これまでと同じように見ることができなくなるだろう」
――ブラッド・ソー(アメリカのベストセラー作家。著書『ブラック・リスト -極秘抹殺指令-』他多数)

「スリラー小説のようだ。しかし実話なのだ」
――アレクサンダー・S・ヴィンドマン(米陸軍退役中佐)

 

著者プロフィール

 
■ブラッド・メルツァー(Brad Meltzer)さん

数々の作品がニューヨーク・タイムズのベストセラーとなる人気作家。スリラーからノンフィクションなど幅広く執筆している。ジョシュ・メンシュさんとの共著に、The Lincoln Conspiracy: The Secret Plot to Kill America’s 16th Presidentなど、邦訳に『運命の書』『偽りの書』(ともに角川書店) などがある。

 
■ジョシュ・メンシュ(Josh Mensch)さん

作家、ドキュメンタリー作品のTVプロデューサー。ブラッド・メルツァーさんとの共著多数。

 

ローズヴェルト、スターリン、チャーチルを暗殺せよ: 知られざるナチスの陰謀
ブラッド・メルツァー (著), ジョシュ・メンシュ (著), 花田 知恵 (翻訳)

第二次大戦時、三巨頭が初めて揃ったテヘラン会談の裏で、彼らの命を狙うナチスの暗殺計画が進行していた! 追って追われる混乱の中、ナチスのスパイが降り立つ! NYタイムズベストセラー!

 


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