劉慈欣さん第54回星雲賞受賞作「流浪地球」映画化記念!期間限定で全文無料公開
『三体』著者・劉慈欣(りゅう じきん/リウ・ツーシン)さんによる第54回星雲賞〈海外短編部門〉受賞作「流浪地球」が「流転の地球 ー太陽系脱出計画ー」のタイトルで映画化され全国公開中です。
同作品を表題作とするSF短編集『流浪地球』(訳:大森望さん・古市雅子さん/角川文庫)を刊行するKADOKAWAは、映画「流転の地球 ー太陽系脱出計画ー」の公開を記念して原作小説「流浪地球」を文芸WEBマガジン「カドブン」にて4月7日(日)までの期間限定で、全文無料試し読み公開します。
第54回星雲賞受賞作にして、中国大ヒット映画原作を収録!SF短編集『流浪地球』収録作品
◆「流浪地球」
ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。
◆「ミクロ紀元」
惑星探査に旅立った宇宙飛行士は先駆者と呼ばれた。帰還した先駆者が目にしたのは、死に絶えた地球と文明の消滅だった。
◆「呑食者」
世代宇宙船「呑食者」が、太陽系に迫っている。国連に現れた宇宙船の使者は、人類にこう告げた。「偉大なる呑食帝国は、地球を捕食する。この未来は不可避だ」。
◆「呪い5・0」
歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」はバージョンを変え、進化を遂げた。酔っ払った作家がパラメータを書き換えた「呪い」は、またたく間に市民の運命を変えてしまう――。
◆「中国太陽」
高層ビルの窓ガラス清掃員と、固体物理学の博士号を持ち、ナノミラーフィルムを独自開発した男。二人はともに「中国太陽プロジェクト」に従事するが。
◆「山」
異星船の接近で突如隆起した海面、その高さ9100メートル。かつての登山家は、単身水の山に挑むことを決意。頂上で、異星船とコミュニケーションを始めるが。
★「流浪地球」一気読み無料全文公開:https://kadobun.jp/trial/rurouchikyu202403/entry-88715.html
著者プロフィール
劉慈欣(りゅう・じきん/リウ・ツーシン)さんは、1963年生まれの中国人作家。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を書き始め、1999年に中国のSF雑誌「科幻世界」でデビュー。
銀河賞を連続して受賞し、『三体』が2008年に単行本として刊行後に大ブレイク。2015年、ケン・リュウさんによる英語訳『三体』がアジアの作品として初めて、ヒューゴー賞長編部門を受賞、NetFlixでも映像化された。物語絵本に『火守』(KADOKAWA)がある。
映画「流転の地球 ―太陽系脱出計画―』概要 〔敬称略〕
■公開日:2024年3月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中
■監督:グオ・ファン(「流転の地球」)
■製作総指揮・原作:リウ・ツーシン
■出演:ウー・ジン、アンディ・ラウ、リー・シュエチェン、シャー・イー、ニン・リー、ワン・ジー、シュ・ヤンマンツー
■字幕翻訳:神部明世
■字幕監修:大森望
■配給:ツイン
■COPY RIGHT: (c)2023 G!FILM STUDIO [BEIJING] CO., LTD AND CHINA FILM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
★公式サイト:https://rutennochikyu.jp/
流浪地球 (角川文庫) 劉 慈欣 (著), 大森 望 (翻訳), 古市 雅子 (翻訳) |
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