お花と幸せがいっぱい! 山本幸久さん『花屋さんが言うことには』が文庫化
「王様のブランチ」で紹介されて話題を呼んだ、お仕事小説の名手・山本幸久さんが駅前の花屋さんを舞台に描く、お花と幸せいっぱいのハートフルストーリー『花屋さんが言うことには』が文庫化され、ポプラ文庫より刊行されました。
未来に希望をもらえる物語『花屋さんが言うことには』
本書は、花屋さんで働き始めた主人公が、仕事や周りの人々と関わる中で、自分の夢と向き合っていく物語。読んだ後に元気がもらえ、未来に希望が得られる作品です。
【あらすじ】
24歳、ブラック企業勤務。身も心も疲れ果てていた紀久子が深夜のファミレスで出会ったのは、外島李多と名乗る女性だった。彼女は「川原崎花店」という花屋さんを駅前で営んでいるらしく、酔っぱらった勢いで働くことに。
やたらカレー作りがうまい青年や、おしゃべり好きの元教師、全体的に適当な李多。バラエティに富んだ従業員と色とりどりのお花に囲まれながら、徐々に花屋さんの仕事に慣れていく。
花を求めるお客さんの事情はそれぞれ。誰かを祝う花もあれば、少し切ない花もある。いろんな想いが詰まったお花を届けているうちに、紀久子は自分の心にもう一度向き合いはじめ――。
春らしさが詰まった、お花いっぱいの華やかな装丁
装画を手掛けるのは、人気イラストレーターのカシワイさん(https://www.kashiwaikfkx.com/)。
色とりどりの花がカバーに描かれて、春にぴったりな華やかなカバーとなっています。
目次や章扉には作中に登場する花のイラストがあしらわれ、外も中も花いっぱいの本です。
各地の書店からも応援多数!
明屋書店の「ハルイチ」に選ばれたり、うつのみや書店主催の「うつのみや大賞2023」ノミネートされるなど、単行本時から全国各地の書店員さんからたくさん応援の声が寄せられました。
著者プロフィール
山本幸久(やまもと・ゆきひさ)さんは、1966年生まれ、東京都出身。中央大学文学部卒業。2003年『笑う招き猫』で第16回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。
主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『人形姫』『あたしとママのファイトな日常』『神様には負けられない』『おでんオデッセイ』などがある。
花屋さんが言うことには (ポプラ文庫) 山本 幸久 (著) |
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