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13万部突破『痣』の名コンビ復活!伊岡瞬さん『水脈』が刊行

伊岡瞬さん著『水脈』(徳間書店)

伊岡瞬さん著『水脈』(徳間書店)

『代償』『悪寒』の伊岡瞬さんが、13万部突破の警察小説『痣』の続編となる『水脈』を徳間書店より刊行しました。宮下&真壁の刑事コンビが暗渠に漂う遺体の謎に迫る、長編ミステリです。

 

『痣』の名コンビ復活! 宮下刑事&真壁刑事が欺瞞の闇に迫る警察ミステリ!

 
【あらすじ】

奴らに法律なんて通用しない!
この世は一瞬の迷いで悪の道に引きずり込まれる。

神田川の護岸に設けられた排水口から、遺体が発見された。台風の雨で増水した影響で、遺体は地下水路の「暗渠」を通って流れ着いたようだ。死後数日経過しており、猛暑で一部は腐敗も始まっていた。和泉署に合同捜査本部が立てられ、宮下は久しぶりに真壁と組むことになるのだが、そこには“お客様”も加わることになった。暗渠に妙に詳しいその客は謎に包まれていた――。

 
この事件は濁流のひとつにすぎない。
地底には、見えない「水路」が無数に広がっている――

 

 
<登場人物紹介>

●宮下真人(みやした・まさと)
警視庁高円寺北署、刑事課所属。
数カ国語に堪能。
しかも警視庁名物警部の甥。
奥多摩分署時代、真壁と組んでいた。

↓     ↑
↓ 憧れ  ↑ うっとうしいが頼りになる相棒
↓     ↑

●真壁修(まかべ・おさむ)
奥多摩分署から警視庁捜査一課へ引き抜かれる。
元は警視庁捜査一課の切れ者だったが、数年前に妻を殺されている。
現在は特務班所属。

 

著者コメント

真壁、宮下という〝無茶〟な刑事コンビが初登場した作品が『痣』(徳間文庫)でした。その後、この2人に人気が出て、わたしの作としてはめずらしくキャラがひとり歩きし、版元をまたいであちこちの作品に登場することとなりました。(少しでも顔を出している作品の総部数は80万部を超えます)

あの二人組が、本作『水脈』で、堂々〝主役〟として戻ってきます。そして、シリーズものを書かないわたしとしては、初の「続編」チャレンジになります。

今回は、エリート血統の帰国子女という「お荷物」のお守りをしながら、未知の闇に挑みます。事件を解決するのか、ぶち壊すのか。最後まで流れゆく先がわからない『水脈』をご堪能いただければと思います。

――伊岡瞬

 

著者プロフィール

伊岡瞬(いおか・しゅん)さんは、1960年生まれ、東京都出身。2005年『いつか、虹の向こうへ』で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をダブル受賞しデビュー。

2016年『代償』、2019年『悪寒』で啓文堂書店文庫大賞を受賞。2020年『痣』で徳間文庫大賞を受賞。『瑠璃の雫』『教室に雨は降らない』『本性』『不審者』『赤い砂』『朽ちゆく庭』『残像』『清算』など著書多数。

 

水脈
伊岡瞬 (著)

『痣』の名コンビ 宮下刑事&真壁刑事が帰ってきた!

カバーデザイン:泉沢光雄

<既刊>

痣 (徳間文庫)
伊岡瞬 (著)

被害者の体には亡き妻と同じ“印”が刻まれていた!
辞職間近の刑事が直面した、最低最悪の事件!

奥多摩分署管内で、全裸美女冷凍殺人事件が発生した。被害者の左胸には柳の葉のような印。二週間後に刑事を辞職する真壁修は激しく動揺する。その印は亡き妻にあった痣と酷似していたのだ! 何かの予兆?
真壁を引き止めるかのように、次々と起きる残虐な事件。妻を殺した犯人は死んだはずなのに、なぜ? 俺を挑発するのか――。過去と現在が交差し、戦慄の真相が明らかになる!

第6回徳間文庫大賞受賞作!!

 


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