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哲学者・千葉雅也さんの恋愛小説『オーバーヒート』が文庫化 川端賞受賞作「マジックミラー」を併録

気鋭の哲学者・千葉雅也さんによる、第165回芥川賞候補作にもなった恋愛小説『オーバーヒート』が文庫化され、新潮文庫より刊行されました。第45回川端康成文学賞を受賞した名短篇「マジックミラー」も併録しています。文庫解説は羽田圭介さん。

 

行きつけのバー、年下の恋人、故郷の家族と友人たち……かけがえのない日々を描き、芥川賞候補となった傑作恋愛小説『オーバーヒート』

『オーバーヒート』は、14万部突破のベストセラー『現代思想入門』で「新書大賞2023」を受賞した千葉雅也さんが、かけがえのない日々を描き、芥川賞候補となった傑作恋愛小説です。

 
【あらすじ】

京都の大学に准教授のポストを得た僕は、東京から大阪へ移り住んだ。男性同士の関係である年下の恋人は、料理の好みが似ていて、僕の書いた文章を楽しそうに読む。その穏やかな距離がもたらす思慕――。

行きつけのバー、熱帯魚の水槽、折々のツイート、故郷の家族と友人たち。かけがえのない日々を鮮やかに描いた芥川賞候補作「オーバーヒート」。新宿とハッテン場を舞台にし、川端康成文学賞を受賞した傑作短篇「マジックミラー」を併録。

 

著者プロフィール

千葉雅也さん (C)新潮社写真部

千葉雅也さん (C)新潮社写真部

千葉雅也(ちば・まさや)さんは、1978年生まれ、栃木県出身。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。

2019年『デッドライン』で野間文芸新人賞、、2021年「マジックミラー」で川端康成文学賞、2023年『現代思想入門』で新書大賞2023を受賞。

『エレクトリック』『動きすぎてはいけない』『勉強の哲学』『意味がない無意味』『アメリカ紀行』など著書多数。

 

オーバーヒート (新潮文庫)
千葉 雅也 (著)

 
【関連】
試し読み | 千葉雅也 『オーバーヒート』 | 新潮社

 


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