「推し活」ブームのワケを精神科医が徹底解説! 熊代亨さん『「推し」で心はみたされる?』
精神科医でブロガーの熊代亨さんが社会現象にもなった「推し活」ブームのワケを解説する『「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足のトレンド』が大和書房より刊行されました。
精神科医が迫る、「推し」ブームが起きているワケ
なぜ、ここまで多くの人が「推し」にハマるのか?
学校、職場、地域といった共同体が衰退し、気の合う者だけで付き合えるようになった現代社会。そこで、息を吹き返したのは旧くて新しい「つながり」だった――
2021年紀伊國屋じんぶん大賞第4位の気鋭の著者が「推し」を精神分析。推したい気持ちの正体から、その気持ちの取り扱い方まで、現代人の心についてこの一冊で網羅しています。
本書の構成
第1章 承認の時代から「推し」の時代へ――21世紀の心理的充足のトレンド
第2章 推したい気持ちの正体――SNS時代のナルシシズム
第3章 「いいね」と「推し」に充たされ、あるいは病んで――自己愛パーソナリティの時代と成熟困難
第4章 「推し」をとおして生きていく――淡くて長い人間関係を求めて
第5章 「推し」でもっと強くなれ――生涯にわたる充足と成長
著者プロフィール
熊代亨(くましろ・とおる)さんは、精神科医・ブロガー。1975年生まれ。信州大学医学部卒業。ブログ「シロクマの屑籠」にて現代人の社会適合のあり方やサブカルチャーについて発信。
著書に『ロスジェネ心理学』『融解するオタク・サブカル・ヤンキー』(花伝社)、『「若作りうつ」社会』(講談社現代新書)、『認められたい』(ヴィレッジブックス)、『「若者」をやめて、「大人」を始める』『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』『何者かになりたい』(イースト・プレス)がある。
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