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創立128年、新潮社が誇る異能の校閲集団のお仕事秘話が漫画化! こいしゆうかさん『くらべて、けみして 校閲部の九重さん』が刊行

新潮社校閲部全面協力のもと、『カメラはじめます!』等の代表作がある漫画家・こいしゆうかさんが校閲者たちを描く、実話&秘話満載のお仕事コミック『くらべて、けみして 校閲部の九重さん』が新潮社より刊行されました。

 

数々の実話をベースに“本の裏方”の変態的情熱を描くお仕事コミック『くらべて、けみして 校閲部の九重さん』

何十名もの現役校閲部員や鬼才・奇才のレジェンドOBたち、さらに数々の名編集者らから聞き出した実話がベースになっているのが本作の特徴。実在の著者とのゲラのやり取り、悪筆過ぎる直筆原稿の解読、辞書よりも大事な校閲者の心得、誤植の怖さ、パタパタという謎めいた作業の意味等々、文芸校閲者のリアルな日常が主人公の九重さんを通して描かれます。

 
「あっ? 折口信夫がよくこの「訣らない」を使ってたような」(第2話)
「ぼくら校閲と作者は――ゲラで戦うんだから」(第4話)
「宮部みゆきさんや重松清さんのように 完成度の高い見事な原稿を書く著者の作品ならなおさら……」(第8話)

 
文芸版元としてまもなく創立128年を迎える新潮社の歴史は「校正」から始まりました。長い歴史の中で幾多の文豪、名だたる小説家・文筆家らとのやり取りを経てきた新潮社校閲部は、トップクラスの校閲集団として出版業界では知られています。

著者・こいしゆうかさんが変態的な才能を持つ校閲者たちから門外不出の校閲技術と唯一無二の経験、そして本作りにおける秘話を聞き出し、この作品が生まれました。

 
言葉の職人である校閲者たちは作者が紡ぎ出す「表現」とどう向き合い、どれだけの苦悩や迷いを経てゲラに指摘のえんぴつを入れているのか。普段は陽の当たることのない“本の裏方”の世界を描いた、読書好き必見の一冊です。

 
【本書の概要】

文芸界震撼!至宝の校閲秘話から生まれた変態的情熱溢れるお仕事コミック!

普段ほめられることはなく、陽の当たることのない縁の下の力持ち――それが校閲。ひとつの言葉、ひとつの表現にこだわる日本語のプロとして本作りに欠かせない校閲者たちは、個性豊かな文芸作品とどう向き合っているのか? 文芸版元だからこそ知り得た作家とのエピソードや秘蔵の校閲あるあるを楽しめる校閲者の日常物語。

 
★試し読みはこちら!:https://www.bookbang.jp/comic/kuju

 

著者プロフィール

こいしゆうかさんは、イラストレーター、漫画家、キャンプコーディネーター。

代表作に『カメラはじめます!』、『私でもスパイスカレー作れました!』等。
「女子キャンプ」の提唱者、パイオニアでもあり、『ゆるっと始める キャンプ読本』を始め、キャンプ本の著書も多数。

 

くらべて、けみして 校閲部の九重さん
こいし ゆうか (著)

文芸界震撼!至宝の校閲秘話から生まれた変態的情熱溢れるお仕事コミック!

普段ほめられることはなく、陽の当たることのない縁の下の力持ち――それが校閲。ひとつの言葉、ひとつの表現にこだわる日本語のプロとして本作りに欠かせない校閲者たちは、個性豊かな文芸作品とどう向き合っているのか? 文芸版元だからこそ知り得た作家とのエピソードや秘蔵の校閲あるあるを楽しめる校閲者の日常物語!

 
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