本のページ

SINCE 1991

Netflix映画化「ROCKAWAY」邦訳版『海に呼ばれて』が刊行

ダイアン・カードウェルさんのノンフィクション作品『海に呼ばれて ロッカウェイで”わたし”を生きる』が辰巳出版の翻訳書レーベル&booksより刊行されました。

本書は、2020 年7月にアメリカで刊行された『ROCKAWAY SURFING HEADLONG INTO A NEW LIFE』の邦訳版。原書はケリー・ワシントンさん主演でNetflix映画化が決定しています。

 

「これならわたしにもできるかも」

子供をもつ将来を思い描いていた40代半ばにして離婚し、ひとりで人生を再出発させることになったダイアン。自分の過去を恨んだり、これまでの選択を後悔したり、すべてを忘れたいと、なかなか前向きになれない彼女ですが、思いもかけないサーフィンとの出会いをきっかけに、ありふれた日々が動き出します。

 
慣れ親しんだ生活を手放し、人生の再スタートに選んだ地はロッカウェイ。ビーチの仲間に加わり、サーフィンがある暮らしに心の傷も癒えたころ、ハリケーンで被災……。そんななか彼女が選択したのは、前を向き、いまを手放さず、ロッカウェイで生きていくこと。

 
これは、人生のリスタートを描いたノンフィクション。若い頃とはちょっと違う、自分探しの旅の物語でもあります。喪失や再生のなかで過去と向き合い、自分の在り方を見つめ、人とのつながりの大切さに気づくその過程に、きっと共感できる一冊です。

 

「これはサーフィンをめぐる体験記であり、中年になってサーフィンと出会ったわたしの人生を変えることになった冒険の物語」
この本が読者の方々の心に響き、どんなことであれ自分の夢や幸福を見つけてそれを追い求めるきっかけになれたらと願っています。
――ダイアン・カードウェル

 
<ロッカウェイとは>

アメリカ・ニューヨーク市の南端にある半島。ニューヨーク市内唯一のサーフスポットで、半島全体をロッカウェイまたはロッカウェイ・ビーチと呼ばれています。

マンハッタンからは車で1時間ほど。湾をはさんだ先にはジョン・F・ケネディ国際空港があり、ビーチでは離着陸する飛行機の轟音が聞こえます。

 

本書の目次

プロローグ もう戻れないかも

第一部 海辺にて
1 導かれるままに
2 もっと乗りたい
3 やみくもだった日々
4 はじめてのターン

第二部 一歩ずつ前へ
5 いつかあそこに
6 波を待ちながら
7 錨をおろす
8 嵐の夜に

第三部 仲間とともに
9 砂と瓦礫の町で
10 海へ
11 波に乗る
12 引き寄せられて

エピローグ ”わたし”の居場所

 

著者プロフィール

 
■ダイアン・カードウェル(Diane Cardwell)さん

ジャーナリスト。ニューヨーク・タイムズ紙の元記者で、9.11同時多発テロで亡くなった人々についての特集記事「Portraits of Grief」の初代ライターのひとり。ニューヨークのロッカウェイ・ビーチに住み、ガーデニングとサーフィンを楽しむ日々を送っている。

 
■訳:満園真木(みつぞの・まき)さん

翻訳家。青山学院大学卒業。主な訳書に『アメリカン・プリズン 潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス』、『死体は嘘をつかない 全米トップ検死医が語る死と真実』(ともに東京創元社)、『生きるための選択 少女は13 歳のとき、脱北することを決意して川を渡った』(辰巳出版)などがある。

 

海に呼ばれて ロッカウェイで”わたし”を生きる (&books)
ダイアン・カードウェル (著), 満園 真木 (翻訳)

ケリー・ワシントン主演、Netflixで映画化決定!
『ROCKAWAY SURFING HEADLONG INTO A NEW LIFE』の翻訳書。
海辺の町で“これから”と向き合う女性の物語――

この場所でなら、この人たちとなら、
わたしは好きな自分でいられる

本書は、2020年7月にアメリカで刊行された『ROCKAWAY SURFING HEADLONG INTO A NEW LIFE』の邦訳版で、原書はNetflix映画化が決定している注目作。
著者ダイアン・カードウェルの初著書であり、自らの日々を綴ったノンフィクションである。

子供をもつ未来を思い描いていた40代半ばに離婚し、再び独身生活を始めることになったダイアンは、惑いと不安のなかで新しい自分、新しい生きかたを見つけていく。
前を向くきっかけになったのは、思いもかけないサーフィンとの出会い。新たな挑戦や、はじめて出会う人々との交流を通じて、彼女のなかで何かが少しずつ、確実に変わっていく ――

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です