「香ばしい町並みブログ」を書籍化!『昭和の商店街遺跡、撮り倒した590箇所』が刊行
人気ブログ「香ばしい町並みブログ」を書籍化した、山本有さん著『昭和の商店街遺跡、撮り倒した590箇所』が303BOOKSより刊行されました。
全国590箇所から厳選した「商店街遺跡」108箇所を写真と文章で紹介。今はなき幻の商店街も多数掲載する”愛おしむ記憶の卒業アルバム”!
本書では、2010年から続く人気ブログ「香ばしい町並みブログ」の山本有さんが、地道なフィールドワークとして撮影し、記録してきた全590箇所の中から、特に商店街にスポットを当ててセレクトした108箇所を写真と文章で紹介しています。
そのすさまじくノスタルジックな街並みは、もはや、遺産という言葉を超え、遺跡と表現してていいほどの貴重な佇まいです。すでになくなっている商店街も多数掲載。
また、読み物としての「商店街を巡る冒険の覚え書き」を掲載し、巻末には「全国探訪[590箇所]全リスト」、「昭和の商店街遺跡 全国探訪MAP」が付いています。
<今撮らなければ、消えてしまう>
昭和レトロな商店街を取り巻く状況はここ10年で急変しつつあります。平成バブルによる地上げ、都心回帰による都市再開発、東京五輪と、さまざまな再開発を乗り越えて令和の時代まで生き残ってきた商店街や市場ですが、1960年代に創業した店主たちが一斉に引退する時期となり、特に2015年頃から急速に姿を消しつつある印象です。
──── [はじめに]より
商店街を巡る冒険の覚え書
著者・山本有さんが商店街を巡ることになったきっかけや、その醍醐味、冒険のコツを紹介するコラムを掲載。
◎商店街に惹かれる原点に、和歌山、千葉、茨城
◎商店街探しはネット検索の「芋づる方式」で
◎商店街巡りの「計画」「移動」「持ち物」「撮影」
◎商店街撮影の良き相棒のカメラ&機材たち
◎商店会の役割と消えゆくアーケードへの思い
◎空き店舗問題は、店舗兼住宅で貸しにくいから
◎商店主たちとの交流は「サザエさん」の世界
幻の「商店街」も数多く掲載!
本書で紹介された昭和遺産108ヶ所のスポットマップ「昭和の商店街遺跡 全国探訪MAP」、「全国探訪[590箇所]全リスト」付き。
※詳細な住所の掲載はありません。すでに閉鎖や取り壊しなどによってなくなっている商店街もあります。
なお、本書は、著述家・編集者・分類王などの肩書を持ち、多くのヒット作品を手掛けた石黒謙吾さんが企画・プロデュースを担当しています。
著者プロフィール
■山本有(やまもと・ゆう)さん
1975年生まれ、、茨城県鹿嶋市出身。昭和を感じさせる全国の古い商店街を撮り歩き、今まで訪ねた商店街は28都道府県で590ヶ所(2023年5月現在)。2010年からブログ「香ばしい町並みブログ」で、2013年からTwitterで紹介し続けている。
もともとは古い商家や木造駅舎のイラストを描くための元ネタとして始めた商店街撮影だったが、だんだんとそちらがメインになっていく。20代に東京・蒲田で小さなスーパーの店長を5年間経験し、下町人情にあふれる商店街の「中の人」になった経験も。商店街好きが高じて、10円玉で動く電動新幹線を復元し自宅で動かしている。合気道二段。「古い商店街は年々失われつつありますが、生涯、1ヶ所でも多くの場所を撮り歩き続けたいです」
★Webサイト:https://blog.goo.ne.jp/nutack_kasima
★Twitter:https://twitter.com/koubashimachi
★Instagram:https://www.instagram.com/koubashimachi/
■企画・プロデュース・編集:石黒謙吾(いしぐろ・けんご)さん
著述家・編集者。1961年生まれ、金沢市出身。
著書は、映画化された『盲導犬クイールの一生』、『分類脳で地アタマが良くなる』『図解でユカイ』『2択思考』『エア新書』『ダジャレ ヌーヴォー』など幅広いジャンルで多数。プロデュース・編集した書籍も、『昭和遺産へ、巡礼1703景』(平山雄さん)、『昭和レコード超画文報1000枚』(チャッピー加藤さん)、『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』(神田桂一さん、菊池良さん)、『ジワジワ来る○○』(片岡Kさん)、『負け美女』(犬山紙子さん)など270冊以上。
★Webサイト:http://blueorange.co.jp/blog/
★Twitter:https://twitter.com/ishiguro_kengo
★Instagram:https://www.instagram.com/1496kengo/
昭和の商店街遺跡、撮り倒した590箇所 山本 有 (著), 石黒 謙吾 (編集) |
【関連】
▼昭和の商店街遺跡、撮り倒した590箇所 | 303BOOKS
◆旅と暮らしの本屋「アンダンテ」が東京・千石にオープン | 本のページ
◆「闇落ち」なんて生ぬるい! 月村了衛さん『虚の伽藍』が刊行 | 本のページ
◆「行かずに死ねるか!世界9万5000km自転車ひとり旅」著者・石田ゆうすけさんエッセイ『世界の果てまで行って喰う』が刊行 | 本のページ
◆シングルマザー、アフリカで人生を変える! 唐渡千紗さん『ルワンダでタイ料理屋をひらく』が文庫化 | 本のページ