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ロマンス小説の新潮流「クリーン・ロマンス」注目の作家アメリア・アドラーさん『凍った愛がとけるとき』が刊行

ロマンス小説の新潮流「クリーン・ロマンス」注目の作家アメリア・アドラーさんによる、スイートでクリーンなシンデレラ・ロマンス『凍った愛がとけるとき』(訳:鮎川由美さん)が扶桑社より刊行されました。

 

ロマンス小説大国アメリカで話題の「クリーン・ロマンス」人気作、日本初登場!

「クリーン・ロマンス」というワードをご存じでしょうか。

近年米国Amazonの電子書籍Kindle において驚異的な売上成長を遂げているロマンスカテゴリです。内容的には、「軽いキスくらいまで」で性的な要素のないロマンスのことを指します。この電子書籍の売上は、カテゴリの導入から5年間で3倍以上に増加しています。

 
これまで主流であった、ホットでセクシーなタイプの作品に対する反動からなのか、最近では「クリーンな」読み物を好むロマンス読者も増えてきています。

アメリカでは年齢層などに合わせて、内容をセグメントし、どれくらい性的な内容が含まれているかを表わす言い方として「クリーン(健全な)」「フォールサム(健康的な)」といった言葉が添えられています。

そこで結果的に、必ずしも性的なシーンをロマンス小説に求めていない読者層や若年のヤング・アダルト層にもアピールしているのでしょう。

 
そんな「クリーン・ロマンス」の書き手のなかでも扶桑社ロマンス編集部が注目した作家が、アメリア・アドラーさんです。その新作がついに扶桑社ロマンスにて日本初登場となります。

 
【あらすじ】

恋を捨てた女性看護師と記憶を失った魅力的な男性患者の出会い。

悲しい過去を背負い、恋愛を捨てて仕事に打ちこむ女性看護師、カリ。
ある日、彼女の救急病棟へ運ばれてきた魅力的な男性クレイグは、自分に関する記憶をいっさい失っていた。
病院を出て極寒の街をさまようクレイグに、カリは救いの手を差し伸べる。
イギリス英語で軽口ばかり叩くクレイグと、きまじめなカリとの奇妙な同居生活。
2人の距離が縮まってきたとき判明するクレイグの驚きの正体。
彼らの世界は引き離され、さらにカリは生涯をかけた仕事を失う危機に……
新鋭が贈るスイートでクリーンなロマンス。

 

著者プロフィール

 
■アメリア・アドラー(AMELIA ADDLER)さん

医療関係の仕事に従事したのち、執筆に専念。ピッツバーグに夫と犬とともに住む。趣味は、シャチのウォッチング。

 
■訳:鮎川由美(あゆかわ・ゆみ)さん

英国ニューカッスル大学英語教育法修士課程修了。英語講師の仕事を経て翻訳の道に入る。ロマンス小説の翻訳を多数手掛けている。

主な訳書に、クレア『ハーレムに堕ちた淑女』『伯爵夫人の秘かな愉しみ』『家庭教師の秘めやかな悦び』、ロバーツ『魔女の眠る森』(以上、扶桑社ロマンス)などがある。

 

凍った愛がとけるとき (海外文庫)
アメリア・アドラー (著), 鮎川 由美 (翻訳)

初登場〈ビリオネアとデート〉シリーズ

恋を捨てた女性看護師と記憶喪失の魅力的な患者
スイートでクリーンなシンデレラ・ロマンス!

【読者評から】
なんとすばらしいストーリー。読みはじめたら止まらなかった。わたしも看護師なので、すぐヒロインに一体化してしまった。なにしろ、登場するのは、記憶喪失のハンサムな男性に、尊大で横柄な婚約者! 絶対に読んだほうがいい。

アメリア・アドラーは、事故による記憶喪失から、説得力に満ちた比類のないストーリーを創りだす。予想外の展開がつづきながら、同時に、地に足のついたドラマなのだから、ほんとうに楽しい。信じられないかもしれないが……こんな作品があるなんて!

 


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