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鎌田尚美さん『持ち重り』第56回小熊秀雄賞受賞記念!野村喜和夫さんとの対談&朗読会を開催

ジュンク堂書店池袋本店では、鎌田尚美さんの第一詩集『持ち重り』(思潮社)が第56回小熊秀雄賞を受賞したことを記念して、鎌田尚美さんと、10年来の師で、現代詩のトップランナー野村喜和夫さんによるトークイベント「鎌田尚美『持ち重り』第56回小熊秀雄賞受賞記念 師弟による対談と朗読のひととき」を10月5日(木)に開催します。

 

「鎌田尚美『持ち重り』第56回小熊秀雄賞受賞記念 師弟による対談と朗読のひととき」開催概要

今回のイベントでは、鎌田尚美さんと野村喜和夫さんが「受賞の裏話」のほか、「詩とは何か」「韻文詩と散文詩の違い」「詩と小説の違い」などについて語り合います。

 
■開催日時:2023年10月5日(木)19:30~(開場 19:00~)

■開催場所:ジュンク堂書店 池袋本店 4F MJブックカフェ(東京都豊島区南池袋2丁目15-5)

■登壇者:詩人・野村喜和夫さん、詩人・鎌田尚美さん
※ゲスト:詩人・山田亮太さん(第50回小熊賞受賞)

■料金:2000円(ドリンク代別)

★申込み方法など詳細:https://honto.jp/store/news/detail_041000081503.html

 

登壇者プロフィール

 
■野村喜和夫(のむら・きわお)さん

1951年生まれ、埼玉県出身。早稲田大学文学部卒業。詩人。小説や翻訳、批評なども手がける。

1993年、詩集『特性のない陽のもとに』(思潮社)で歴程新鋭賞、『風の配分』(水声社)で高見順賞、『ニューインスピレーション』(書肆山田)で現代詩花椿賞、『ヌードな日』(思潮社)と『難解な自転車』(書肆山田)で藤村記念歴程賞、『薄明のサウダージ』(書肆山田)で現代詩人賞、評論『移動と律動と眩暈と』(書肆山田)と『萩原朔太郎』(中央公論新社)で鮎川信夫賞、『美しい人生』(港の人)で大岡信賞を受賞。

 
■鎌田尚美(かまた・なおみ)さん

1968年生まれ、神奈川県出身。宇都宮短期大学附属高校卒業。東洋大学中退。2022年、『ユリイカ』の「ユリイカの新人」に選出。第一詩集『持ち重り』で第28回中原中也賞、第33回日本詩人クラブ新人賞、第73回H氏賞の最終候補となり、今年4月には第56回小熊秀雄賞を受賞。

 

小熊秀雄賞について

小熊秀雄賞は、北海道出身の詩人・小熊秀雄の業績を顕彰し、あわせて優れた現代詩の才能に賞を贈り、日本文学の発展に寄与することを目的に、1968年に旭川市で創設された文学賞です。

第40回までは旭川文化団体協議会が、第41回からは小熊秀雄賞市民実行委員会が主催し、旭川市が事業費の一部を助成しています。

同賞は、毎年過去1年以内(1月から12月まで)の期間に刊行された詩集を対象とし、公募方式となっています。賞は、正賞として「詩人の椅子」1脚、副賞として30万円が贈られます。

 

持ち重り
鎌田尚美 (著)

第1詩集
最中はポケットの中で、持ち重りするようだった
背を丸め歩きながら、柔らかな和紙に包まれた最中を、掌でそっと運ぶことを夢想した
(「持ち重り」)
「善悪の彼岸で語ることの魔力に目覚めてしまったというような、知的かつ即物的な新たな才能の出現」(野村喜和夫)、
「私たちの現実の平穏のすぐ隣にある不条理のあらゆる姿が、あたかも〈眼〉を向けてくるかのようである」(和合亮一)。
淡々と綴られ照らされる、現実の深い裂け目。
鋭く日常を切りとる23の詩篇。

 
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