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SFアートの鬼才ジョン・ハリス初の日本語版作品集『水平線の彼方』が刊行

SFアートの鬼才として世界的に知られるジョン・ハリスの初の日本語版作品集『ジョン・ハリス作品集 水平線の彼方』がグラフィック社より刊行されました。

 

アーサー・C・クラークやアイザック・アシモフなどSF小説のカバー・イラストで世界的に知られる画家ジョン・ハリス初の日本語作品集

本書では、ジョン・スコルジー、ベン・ボーヴァ、ジャック・マクデヴィット、オーソン・スコット・カードといった作家たちの著作に使用された作品、およびその下絵などを中心に、その唯一無二の世界を紹介。

 
加えて、NASAの映像アーカイブに触発されて生まれた抽象画のようなシリーズや、架空の文化を持つ都市の物語を30年以上かけて描く壮大なプロジェクトなど、見る者を別世界に誘ってやまないジョン・ハリスの魅力を余すところなく網羅した作品集です。

 

本書の目次

序 ジョン・スコルジー

はじめに

浮かぶ巨塊
塵を蹴立てて
地球への帰還
隠れる太陽たちと燃える都市
荒野と水晶の原
水平線の彼方

作家別作品/作品リスト

 

著者プロフィール

ジョン・ハリスは、1948年生まれ、イギリス・ロンドン出身。アーチスト、イラストレーター。

SF小説のカバー・イラストで知られ、その作品はアーサー・C・クラーク、アイザック・アシモフ、オースン・スコット・カード、フレデリック・ポール、ベン・ボーヴァ、ウィルバー・スミス、ジャック・ヴァンス、アン・レッキー、ジョン・スコルジーなどの著作を飾ってきた。2015年、SFアート界のアワード「チェスリー賞」の生涯芸術功労賞を受賞。

作品集に『Mass: The Art of John Harris』(2000年)、『The Art of John Harris: Beyond the Horizon』(2014年、本書英語版)、『The Art of John Harris: Into the Blue』(2022年)がある。

 

ジョン・ハリス作品集 水平線の彼方
ジョン・ハリス (著), 堀口 容子 (翻訳)

ジョン・ハリスの魅力を余すところなく伝える作品集。
SF小説のために描かれた作品だけでなく、NASAの映像アーカイヴに触発されて生まれた衛星写真のようであり抽象画のようでもある絵画シリーズや、架空の文化を持つ都市の物語を30年以上かけて描く壮大なプロジェクトなど、いくつかの傾向の作品群に接することで、その宇宙的な創造性のエッセンスをしっかり感じ取ることができる。

 


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