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生きている限り、やる気が出ない時期はある! やる気を起こすための具体的な方法を「どっち形式」で学べる『自分のやる気が上がるのは、どっち?』が刊行

脳神経内科医でメンタルクリニックを経営する、マッキンゼー初の日本人医師・田中伸明さんが、脳科学の視点とメンタルケアの実践から、ムリなく自分のやる気を上げる方法、考え方のコツを紹介する『自分のやる気が上がるのは、どっち?』がクロスメディア・パブリッシングより刊行されました。

近年、増加傾向にある「やる気が出ない」という悩みを根本から改善するために、そのメカニズムを説明します。 2つの選択肢を提示しながら、どちらのやり方がより効果的かを解説していきます。

 

ここ数年、最も多くなっているのが、「やる気が出ない」という訴え

著者の田中伸明さんの経営するクリニックでは、職場の人間関係に悩んでいる人や、仕事の成果に対するプレッシャーからストレスを抱え込んだ人など、専門医によるメンタルケアを必要とする人たちが次々と相談にやってきます。

 
ここ数年、最も多くなっているのが、「やる気が出ない」という訴えです。

・仕事に対して、やる気が起こらない
・朝から体がだるい
・会社に行くのがツラい
・休日もボーッとして、遊びに行くのも面倒くさい

 
生きている限り、誰にでもやる気が出ない時期はあるものです。
それが長く続くこともあれば、1~2週間で回復することもあります。職場の人間関係が原因であれば、人事異動によって改善されたり、プライベートのゴタゴタが収まるだけで、仕事に対する意欲が回復したりすることもあります。

 
こういうときは、あまり深刻に考えるのではなく、やる気を起こすための具体的な方法論を知ることが、改善のための一番の近道だと著者は考えています。

本書では、多くのビジネスパーソンのメンタル支援をしてきた著者が、「脳科学の視点」と「メンタルケアの実践」から、ムリなく自分のやる気を上げる方法や考え方のコツを紹介しています。

 

脳科学が解明した「やる気が出る状況」

やる気が出ない今の状況を、どうすれば「やる気が出る状況」に変えられるのでしょうか?
脳神経科学では、やる気が出る場面や環境は、次の「3つ」であることがわかっています。

 
(1) うれしい出来事が起きるかもしれないと期待しているとき

例えば……
◎あとひと押しで取引先に「イエス」と言わせることができるかもしれない
◎憧れの人とデートができるかもしれない
◎プロジェクトが無事に終わったら、長期休暇が取れるかもしれない

 
(2) 予期していなかったうれしい出来事が起きたとき

例えば……
◎会社や取引先からの特別ボーナスが提示された
◎友人たちがサプライズで誕生パーティーを開いてくれた
◎普段は厳しい上司から思いきり褒められた

 
(3) うれしい出来事が確実に起きると予想されたとき

例えば……
◎業績好調で、今期のボーナスは期待できる
◎もうすぐ妻(夫)と2人で新居に引っ越すことが決まっている
◎今のペースで勉強を続けていけば、資格合格は間違いない

 
この3つのうち1つでも当てはまると、私たちの脳内に意欲や多幸感を担う脳内ホルモンのドーパミンが分泌され、やる気が高まります。3つの状況をつくり出すような動きをすれば、やる気を上げることができるのです。

 
本書の1章以降では、この他にも、「やる気が持続しやすい状況」など、様々なケーススタディを挙げながら、やる気を上げるための工夫を詳しく解説しています。

 

「どっち形式」で学べるから、やる気がない状態でも本書が読める!?

本書では、やる気が上がる行動の選択肢を2つ提示し、脳科学の観点から「どちらが正しいか」を解説します。クイズに答えるだけで知識が身につくので、「本書を読み進めるためのやる気」がない人にも安心です。

 

本書の構成

第1章 やる気が上がる「目標の立て方」はどっち?

第2章 やる気が上がる「口ぐせ」はどっち?

第3章 やる気が上がる「仕事の習慣」はどっち?

第4章 やる気が上がる「上司」はどっち?

第5章 やる気が上がる「朝の過ごし方」はどっち?

第6章 やる気が上がる「体調管理」はどっち?

 

著者プロフィール

著者の田中伸明(たなか・のぶあき)さんは、ベスリ会総院長、日本神経学会認定医、医師会認定産業医、東洋医学会専門医。

鹿児島大学医学部卒業後、諏訪中央病院で地域医療に従事。その後、厚生労働省でマネジメントを、マッキンゼー・アンド・カンパニージャパンで経営を学ぶ。その経験を生かして会津大学理工学部、日本大学工学部、京都産業大学経営学部の教授として大学教育に従事。ビジネス領域で活動した医師免許所有者の社会的責務として、日本を支えるビジネスパーソンのメンタル障害を解決することが重要と考え、ベスリクリニックを開設。医療だけでは解決できない問題に対して独自のアプローチを開発するとともに、ビジネスを含め、広くサービスを探査、提供している。

著書に『マッキンゼー最新脳科学 究極の集中術』など。

 

自分のやる気が上がるのは、どっち?
田中伸明 (著)

むりやり上げても続かないやる気を科学的にキープする38のコツ

■気合いに頼らないやる気の上げ方とは?

生きている限り、誰にでもやる気が出ない時期はあるものです。それが長く続くこともあれば、1~2週間で回復することもあります。職場の人間関係が原因であれば、人事異動によって改善さたり、プライベートのゴタゴタが収まるだけで、仕事に対する意欲が回復することもあります。あまり深刻に考えるのではなく、やる気を起こすための具体的な方法論を知ることが、改善のための一番の近道です。

ではどうすれば、私たちはやる気を上げることができるのでしょうか?
よく、「気合いが足りないからだ」と自分を奮い立たせようとする人がいますが、気合いなんてものは長続きしません。
大切なのは、「脳を喜ばせること」です。脳が幸福感や心地よさを感じれば、やる気は自然と高まります。もし今、あなたがやる気が出ないのだとすれば、それは脳が今の環境や状況を歓迎していないということ。何がダメでどう変えれば、脳を喜ばせることができるのか。本書で詳しくお伝えします。

■やる気が上がる口ぐせ、目標設定、上司の態度……とは?

本書では脳科学的に正しいやる気の上げ方をクイズ形式で展開していきます。例えば下記の場合、やる気が上がるのはどっちでしょうか? 
・「高い目標」と「低い目標」、やる気が上がるのはどっち?
・「きっとできる!」と「ま、いいか」、やる気が上がる口ぐせはどっち?
・「明るさ」と「公平さ」、部下のやる気が上がる上司はどっち?
・「早起き」はやる気を上げる、下げる、どっち?

まずは「目次」から気になる「どっち?」を見つけて、正しいやる気の上げ方を学んでみてください。

 


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