「学校だけがすべてじゃない」という言葉で救われた人っているの? こざわたまこさん『教室のゴルディロックスゾーン』が刊行
こざわたまこさんの連作短編集『教室のゴルディロックスゾーン』が小学館より刊行されました。
自分だけの孤独を大切にしてください。
【あらすじ】
中学校のクラスに馴染めず、現実から妄想の世界に逃げがちな依子。彼女が頼れるのは 父と、幼い頃から一緒に育ってきた愛犬のトト、そしてたった一人の友人・さきだけだった。しかしクラス替えからしばらくして、さきは依子を避けるようになる。
どうして? なんで?
今までのようにさきと仲良くしたい依子だったが、新しい友達と一緒にいるさきは、話し掛けてもすぐに離れていってしまう。
いっぽう、クラスメイトの伊藤さんは、クラスでいちばん目立つグループに所属しながらも、誰にでも分け隔てなく接してくれる女の子。優等生タイプの子にも、オタクっぽい子にも、そして依子にも話し掛けてくれる。
そんな彼女を好ましく思う依子だったが、伊藤さんと同じグループのリーダー・濱中さんに苦手意識を抱いているため、自分から話し掛けることはできなかった。
その後、事態は伊藤さんのけがを契機に思わぬ展開を見せる。
★試し読み:https://shogakukan.tameshiyo.me/9784093866736
★「この本 私が書きました」教室の外のゴルディロックスゾーン:https://shosetsu-maru.com/yomimono/essay/goldilockszone
★採れたて本!(三宅香帆さん書評):https://shosetsu-maru.com/recommended/toretate/202308_1
<スピンオフ小説6編を「小説丸」で公開!>
『教室のゴルディロックスゾーン』の刊行を記念して、サイト「小説丸」にて、6編のスピンオフ小説が公開中です。
★「私の好きな音(ある日の永田美緒)」:https://shosetsu-maru.com/yomimono/read_through/kyougoru-spin-off/1
★「空を舞うフィッシュサンド(ある日の有働優)」:https://shosetsu-maru.com/yomimono/read_through/kyougoru-spin-off/2
★「メロンソーダと烏龍茶(ある日の小野舞香)」:https://shosetsu-maru.com/yomimono/read_through/kyougoru-spin-off/3
★「犬(ある日の菅谷元晴)」:https://shosetsu-maru.com/yomimono/read_through/kyougoru-spin-off/4
★「ささやかな祈り(ある日の戸塚礼子)」:https://shosetsu-maru.com/yomimono/read_through/kyougoru-spin-off/5
★「化け猫、かく語りき(ある日のキジトラ)」:https://shosetsu-maru.com/yomimono/read_through/kyougoru-spin-off/6
著者プロフール
こざわたまこさんは、1986年生まれ、福島県原町市(現・南相馬市原町区)出身。専修大学文学部卒業。2012年「僕の災い」で「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。同作を収録した連作短編集『負け逃げ』でデビュー。
著書に『仕事は2番』、『君には、言えない』(文庫化にあたり『君に言えなかったこと』から改題)がある。
教室のゴルディロックスゾーン こざわ たまこ (著) 【編集担当からのおすすめ情報】 |
【関連】
▼【試し読み】「教室のゴルディロックスゾーン」|小学館
▼【この本、私が書きました】こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』 | 小説丸
▼こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』スピンオフ小説「私の好きな音」 | 小説丸
▼こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』スピンオフ小説「空を舞うフィッシュサンド」 | 小説丸
▼こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』スピンオフ小説「メロンソーダと烏龍茶」 | 小説丸
▼こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』スピンオフ小説「犬」 | 小説丸
▼こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』スピンオフ小説「ささやかな祈り」 | 小説丸
▼こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』スピンオフ小説「化け猫、かく語りき」 | 小説丸
◆近藤史恵さん×笹原千波さん×白尾悠さん×雛倉さりえさん×乾ルカさん〈舞台〉が題材のアンソロジー『アンソロジー 舞台!』が刊行 | 本のページ
◆『ブックオフから考える』谷頭和希さん×『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』三宅香帆さんトークイベントを開催 | 本のページ
◆この胸のときめき、どんな言葉にすればいいの? 三宅香帆さん『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』が刊行 | 本のページ
◆noteが読書感想投稿コンテスト「#読書の秋2022」を開催 全国約140書店でフェアを展開&三宅香帆さん文章講座なども | 本のページ